13年間、ブログには政治的なことは極力書かないようにしてきているのですが、昨今のひどい状況と官僚の答弁にはほとほと呆れてしまいます。
さて、ふるさと納税。発足当初の「自分の故郷を支援する」という目的から少々ズレたり、あるいは「返礼品合戦」に警鐘が鳴らされたり、もしかしたら見解の相違で賛否両論あるのかも知れませんが、せめて末端庶民の権利を行使し、ささやかな楽しみを謳歌することにしています(ただの旅好きともいいます、ハイ)。あ、ちなみに被災地への寄付も必ずします。その意味では悪くない制度だと思っているのですが。
何度か書いてますが、我が家はふるさと納税の返礼品に「宿泊券」を探し、それを必ず使うハメに自らを追い込んで旅行を無理くり計画します。日本の、まだ行ったことのない地域にお邪魔してその地の文化を知る・・・のは、オマケ部分。その土地の美味しいものを食べて、温泉に入りたい〜!ただその一心で突き動かされているだけですけどね。
実はウチもこれから検索するところ(いつもギリ!でもまだ間に合う!)。今まで北九州、四国、瀬戸内、北海道、山形、と周ってきましたがまだまだ日本には魅力的なところがイッパイ!計画している時はわくわくします。まずは検索してみてください!
ランチはやっぱり山形牛でしょ? 精肉店で「てぶらBBQ」が出来る!
山形駅にほど近いところに、「ショッピングセンター吉田」という地元精肉店がやっているスーパーがあります。なんとお店の一角にBBQコーナーが設けてあり、買ったお肉やシーフードまでをその場で焼いて食べることが出来るんです!大人1人350円ぽっちで焼き網からトングやらカトラリー、紙エプロン、肉切りハサミ、おしぼり、紙皿、調味料などなど、必要なものは全て貸してくれます(使用時間はとりあえず1時間、延長は出来るようですが、追加料金はとられるのと、基本的には長居せず多くの方に楽しんでもらう趣旨じゃないかと)。
正直、朝食バイキングでまだそこまでお腹も空いてなかったんですが、これは見逃せない!よね??
左上の対面販売コーナーは、BBQコーナーの反対側で同じくスーパーの一角にあるのですが、ここで高級なお肉を取り扱っているようです。なんだかオリジナル・グッズまで販売されていて、BBQコーナーとともになかなかおしゃれです。(高級肉以外の牛肉と他のお肉(鶏や豚や)はスーパー内にもありました。)山形牛肉サンドなんて、つい買っちゃいそうです、我慢したけど(笑)。
自分で実物を選べて、その場で自分で焼けるなんて最高です(調味料もタレもスーパー内で調達して持ち込んでいます)。正直、お味はお値段なり(に美味しかった)でしたが(もっと高いお肉があったけど、買えなかったから・・笑)、それでも満足感は非常に高かったです。東京では、というより他ではできない体験。この日は平日のお昼前ということもありすぐ使わせていただく事が出来ましたが(てか客はウチらだけ)、土日はきっと混むのでしょうね。ちなみに個人的には山形牛が好きです。ポテンシャルを感じました。
名物 冷たい肉そばも食べに行く!
タンパク質を摂ったので、次は炭水化物(笑)。山形について調べ始めてから食べてみたかった、ご当地B級グルメ、です。河北町の谷地というところで発祥したと言われる「冷たい肉そば」、このお店は当地でも有名だそうです。一寸亭
冷たく食すので脂の処理はしてあり、出汁も効いているしまあまあオツなんですが、いかんせん、甘い・・。一度食べてみる価値はあるかと思うけど、もう一杯とはなりませんでした。てか、もう少し甘みを抑えて、蕎麦の味と香りが有れば、とても美味しくなると思うのですが・・・(B級グルメに文句言うなって?)。正直、山形は蕎麦が美味しいのではないかと相当期待してきたのですが、ポチ、私ともに他のお店でもちょっと好みではなかったかも・・知らないだけかも知れませんが・・。
蔵王温泉のふもとの入り口にある大きな物産館。名物がたくさんでとても楽しかったです。9月は果物もまた美味しい時期で、旅行の最後に買い込もうとめぼしをつけまくってました。シャインマスカット、産地最北端という桃(まさに旬)、出始めの洋梨、、、。
蔵王の「おおみや旅館」は温泉がスゴかった!
さてさて2日目の宿、蔵王温泉「おおみや旅館」に到着〜。山形市内から意外と近いので驚きました。しかしこの日は残念ながら大雨(雨女です・・)、霧雨の中、山道をホテルに行くだけで精一杯、外の観光(大露天風呂とか)はまたいつかね・・といった感じ(涙)。
当初蔵王温泉には2泊するつもりで、宿泊券で泊まれる「おおみや旅館」と双璧を成す?「深山荘 高見屋」も予約していたのですが、調べていくウチにもっと泊まりたい旅館が別のところに出てきてしまい(汗)、結局1泊となりました。泊まってないですが、調べたところ深山高見屋さんも良い旅館のようです。いずれにせよ温泉が最高。(最後に予約リンクを貼っています↓)
蔵王温泉のうわさは知っていましたが、宿の近くで硫黄が真っ白に固まった川や、実際に旅館のお湯に浸かってみてそのスゴさにビックリ。温泉の酸度を表すpH(ペーハー値)1.9は日本でも指折りの強酸泉。(ちなみに日本一と名高い秋田県の玉川温泉(Ph1.3)は、そのお湯に包丁を浸けると一晩で溶ける!などと言われているそうですよ。)ちなみに酸ヶ湯や草津も有名な強酸泉です。
良く知られたことかと思いますが、俗にお肌に優しいと言われるのは弱酸性。つまり、使い方(入り方)を間違えると酸性のお湯もアルカリ性のお湯もそれが強ければ強いほど思ってもみない効果(逆効果)をもたらします。日本は温泉国なのに、温泉のことをちゃんと知っている人は少ないですよね。てか教えてもらってないですよね。
まあ、雨後の筍のように日本中に温泉があっても、そんなホンモノは数%ともいうから杞憂なのかも知れません。でもここではアクセサリー類は外します。そもそも短時間しか入れないので指輪などそれほどには影響ないですが、念のため。
ウエルカムフルーツがお部屋の冷蔵庫に入っていました(美味しい◎)。建物は新しくはないですがきれいに清掃されていて畳敷きでもあるし、快適です。今回部屋の画像を撮り忘れてしまいました。ごめんなさい・・><。2人ですごすには十二分の二間続き、トイレ、広い洗面付きのお部屋でした(掃除は行き届いているけど古め)。「ふるさと納税」券でも、差別感?はないです(笑)。ただ、建て増しを繰り返して迷路のようになっている館内の1番端っこで、玄関、およびお風呂が遠かった・・・。しかし、昭和時代には宴会場だったのでしょうか、中二階にある大広間がラウンジ化され、マッサージチェアや飲み物や本などが有り、お風呂上がりに部屋へ戻る途中でくつろげるようになっていました。
ところで夕食までの間は歩いて5分のところにある、「山形 酒のミュージアム」へ。(大雨だったけど。)
夕食です。8割の方々と同じ献立でした(だって全員の食事内容が丸見えだもんね・・)。ふるさと納税の宿泊券ではグレードは基本オーソドックスコースかと思います(1番下のコースとも言う? 汗)。一昨年マッカリーナ に宿泊した際は事前に料理のアップグレードをお願いしたので、宿によってはそういうことが出来ると思います(ここでは聞いていませんが)。給仕して下さった方々は皆さんかなりご年配で(しかも男性が多く・めずらしい)とてもフレンドリーにお世話してくださいました。申し訳なくなってしまう・・・。
料理はけしてまずくありませんが、正直、うーん、とうなってしまうラインナップ・・・。郷土料理は良いと思うし、山形牛も美味しかったのではありましたが・・。
でも!温泉です!温泉!宿の収容人数からすると、とても小さい設備で湯船も小さいですが、それはホンモノの証。とも言えます。入れ替わり立ち替わり大人数で入っても、消毒作用が強いから大丈夫(爆)。冬季は露天が閉鎖されてしまうとのことでますます小さくなってしまいますが、この温泉で雪見風呂も最高かも知れません!
温泉街には外湯もありますのでそちらで楽しんでも良いですね。
お米が美味しい(つや姫!)、お豆腐も都会で食べるより美味しい、牛乳も美味しい・・・夜だって山形牛がある・・・そもそも食材がそのままで素晴らしいので味は良いのです。惜しい!あー、コンサルしたい!(爆)今日もご年配の旅館の方はお元気で大変良くしていただきました。人という財産とこの温泉が有れば、ぜんぜんイケる・・・あとは食にもう少しだけ工夫を・・・。(大爆)
ちなみに、えらそうなことを書いている私ですが、この日、なんとふるさと納税で頂いた「宿泊券」自体をなんと忘れたんです(東京の自宅に・・)。で、おそるおそるそのことを告げたのですが、まったく嫌な顔ひとつされませんでした。確かに実務的にはあまり問題にならないのかも知れませんが、普通、一言来るか、一瞬たじろがれてもおかしくないところ・・・。後日謝罪の一筆とともにお送りしました(m(__)m)。
今日12月1週目現在、「ふるさと納税」まだ間に合います(各自治体との書類のやりとりがあるので12月2週めぐらいまでかな・・・駆け込みσ^_^;)。下のリンクから是非探してみて下さい。
2019年12月現在、「おおみや」旅館は返礼品では探せないようです。予約の際はこちらからどうぞ。
本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました!