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食オタク主婦ブログ

いしる使い「かぼすペペロンチーノ」

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今日はお弁当は都合でお休み。

代わりに
(ってご紹介するほどのことでもないけど、)
簡単でオツな味のパスタを作ったので、
アップします。

野菜の「かぼすペペロンチーノ」です。
今回はミニちんげん菜・サラダ用春菊・しめじ
で作っていますが、材料はなんでも。

①ぺペロンチーノの作り方と一緒ですが、
冷たいフライパンに薄切りのにんにくと
鷹のツメを入れ火にかけ、オリーブオイルでじっくりと炒めます。
ここに、パンチェッタを使い、
コクを出すと若者向け。厚切りベーコン
(を細かく切ったもの)でも可。

(パスタは時間に合わせて茹で始める。
パスタを早目に上げ、
乳化させたソースをよく吸わせる、
これがプロのコツですが
家庭で作る時は、アルデンテにこだわるよりも
パスタに味をつけるくらい塩を多めに入れ、
時間通りまで茹でたほうがそのあと簡単で
美味しく出来る気がします。。)

②にんにくの香りがオイルに移ったら
(油をナメる・ヤケドしないように!)、
青菜以外の材料(きのことか)をいれ更に炒め、
(ここでお好みで日本酒を)、
塩・コショウ・醤油・隠し味に
ほんのちょっとのいしる(*下記参)、で味をつける。

③パスタが茹で上がる1分前に食べやすい大きさに
切った青梗菜をパスタ鍋で一緒に茹でる。

④パスタソース側のフライパンに茹で上がった
パスタ、青梗菜、茹で汁を入れ、フライパンの中の油と
じっくりなじませ、味見して整え、火をとめ、
最後に切った春菊(生)を余熱で混ぜる。

⑤食べる時にかぼすをしぼる。
(ウチでは大分で買ってきたかぼすジュースを回しかけます。)

と、だいたいこんな感じです。
味付けからも判るように、
これはポン酢で食べる鍋に入れたら美味しいであろう材料、
であれば、なんでも合うんです(蟹とか。ウチはナシだけど・笑)。

*いしるですが、

ご存知の方も多いと思いますが、タイのナンプラー
ベトナムニョクマム(ヌックマムとも)、秋田のしょっつると同じ
魚類を原料とする醤油(魚醤)のことで、能登の名品です。
東南アジアの他地方や、四国などにもあります。
しょっつるは(もともとは)ハタハタが原料ですが、
他の魚醤は殆どイワシや小魚が原料です。
ちなみに能登には「いしる」とともに「いしり」というのも
あって混同されがちですが、こちらはイカが原料のもの、
イワシとはまた別の独特の旨みがあります。
こっちのほうが有名かも。

この呼び方についても、イカ原料のものが
「いしる」又は「いしり」で
イワシなどその他魚が原料のものは「よしり」だとも。
呼び方の統一についてはなにやら難しそうですが、
イカ魚醤とサカナ魚醤については明確に分けられているようです。

と、ここまでは知っていたのですが、
この前、とあるデパートの催しで、
能登の老舗のお醤油やさんから聞いた話によると、
能登半島日本海側(輪島とか)では
イワシを原料とした「いしる」が主に作られ、
富山湾側では烏賊が原料の「いしり」が作られていたのだそうで、
何度も金沢に(九谷焼きを買いに・笑)行ってるのに
知りませんでした。
ああ、そっかそっか、能登の超有名な料理旅館(民宿?)の
「さんなみ」さんは、That's why,「いしり」(烏賊)なのね~。
とひとり「マニアック悦」にイっていたのでした。

まあ、かなり細かい話で、結局、家庭のパスタに使うのは
ナンプラーでもなんでもいいのですが、
味の発想が「日本の鍋」なので、日本の魚醤が特に合います
ナンプラーとライムやレモンじゃ、
ちょっと違うんだよね、って感じ(笑)

魚醤はちょっと臭いように感じる向きもおありかもですが、
新鮮なものはなめてもいやな感じが全くないです。

長くてすみませんm(_ _)m
パスタの話を書き始めると更に長くなるので、やめときます・・・・。

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