いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

ジャージー・ロイヤル・ポテト

先週のロンドンはまるで3月に逆戻りしたかのような寒さ。
真昼間にダウンジャケットてましたよ
今週はまずまず、暖かくなりそうです。
 
さて、週末は近くで開かれたドールハウスフェスティバル」に行ってきた。
忘れていたけど(笑)、ドールハウスオタク」 だった過去がある。
オタク的にこの言い方はハバカラレルが、言ってしまえば「ミニチュア好き」です。
久々にレベルの高いプロの作品の数々を見て感動。
はるかはるか昔、右も左もわからないのに(しかも母親連れで)
ロンドンまでこれを目的に旅行した前科もある私としては、
ひょひょいとこういうショーに行けること自体、信じられないほど有りがたいことです。
あのときのMLのメンバーの皆さんはお元気かしら・・・。
 
さて、今日は、イモです。
うわさでは聞いていたが、イギリスでイモ(料理含む)を見ない日はありません。
てか、唯一の完全自給品だとか(?)。
日本と同じように春になると、新ジャガ。
イースターのお祭りのごちそう、同じく旬のやわらかい子羊のローストなどに
合わせる(と決まっている)らしく、パブのメニューなんかにも
ニューポテト、ニューポテトとあちこちで見かけました。
 
そして、米にコシヒカリだのアキタコマチだのあるように、
何百種類?とあるイモの中で「ジャージー・ロイヤル・ポテト」という品種が
特別だそうなので、探してみました。
あの、ジャージー牛乳で有名なジャージー島で採れるそうです。
最初はオーガニックのお店で泥付きのものを買いましたが、スーパーでもこの時期出ています。
他のイモと比べるとかなり値段が高く、特別扱いです。
(でも所詮はイモなので私にも買える。)
 
オーガニック店ではポテト袋からかなり小ぶりの
まるでウサギの○○○みたいなものをオットが選んでいたので、
「もー少しタベデがありそうなヤツがいいんじゃない~?」、と、
私がよくある日本の新じゃがくらいのサイズを選び直してしまったのですが、
あとから、より小さいほうが貴重だったみたい・・・・・(オット、ゴメン、無知でした)、
ということになりました。
 
おまけにヘタな知識がジャマをして、
 
オニオンチャツネと無塩バター、塩でロースト 
にする、
などという手入れをして出したら、
 
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「ただの塩茹でのほうがいい」
 
と言われてしまった。いや、これはこれで美味しいんですよ。
 
さて、買ってきたらすぐにささっと洗ってビタクラフト(無水鍋)でただ蒸す
そして塩と好みで無塩バターを落として食べる。
これが一番のようです。
もちろん、ロースト、茹で、なんでもいいです。
確かにしっとりとしてやわらかくて、おいしいかも・・・・・。
 
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ただ、泥付きのものを食べた時に私は少々アクを感じました。
ぜんぜん感じない人(オット)にはそんなことより
ビールが進んでしょうがないようでしたが・・・・。
古今東西、新じゃがには殆んどアクがないのでは、と思いますが
そこは春野菜、これ特有のアクを好む人もいるらしいから、なんともわかりません。
 
しかし、冷静に考えてみると、日本でも北海道をはじめとする産地の
新じゃがもかなり美味しいと思うので、そんなに大騒ぎする話か?って気も・・・・・。
きっと「ふきのとう」のように「春」を思わせる季節物なのね。
 
しかし、ロンドン(イギリス)中のどこでどんな料理を食べても
今のところ、イモだけは例外なく美味しいですけどね(笑)。
 
おまけ、
英国王室御用達のチーズ屋さん、
パクストン&ウィットフィールド の「オニオン・チャツネ」
(スーパーで売ってますが、お店と、そのエコ・バックがかわいいので
わざわざそこへ行く。ピカデリー駅の近くです。)
 
日本でも時々「玉ねぎのコンフィ」とか「玉ねぎのジャム」とかを
見かけるようになりましたが手に入らない時は、新じゃがに
ブラウンシュガーと炒め玉ねぎ、オリーブオイルと美味しい塩を
かけてローストしてみてください。最後にバターをぽとり、はお好みで。
 
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