いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

ガラクタアンティーク探しその①

ロンドン在住たったの
(ええーっ・10年も住んでいるようなえらそうなこと書いてるけど・・・・笑)
 
しかし、この3ヶ月は大変充実していた・・・。
 
日本では「もう若くないし・・・(?)、元気なんかないワよ・・・」
・・・などとつぶやいていたが、来て見ると人が変わりました(笑)
 
毎日休みゼロでヘロヘロになるまで、家事(少々手抜きか?!)、
アンティーク探し、イギリス文化の勉強、イギリス料理研究、と
我ながら大変なバイタリティーである。若いじゃない、私(笑)
(これも期間限定のアセリか・笑)
 
さて、そのうちの、オットがラクとのたまう
     (いや、ま、確かにそうなんだけどさ・・)、
我がアンティーク(ヴィンテージ含む)探し。
 
確かに、というか無論というか、アポを取って見せてもらう、
メイフェアにあるようなホンモノの高級アンティークではなく、
生活に使える、それも主婦が好むようなキッチン雑貨や
大好きなお皿類、古い布、ようは安くても
とびきりかわいいイギリス(&フランス)雑貨です。
 
ロンドンのマーケットは一巡し、曜日ごとに何度も通い、
行けるフェア(無料の)には行きつくした。
好きなもの限定だが、一度見たものは忘れない特技を持っているので、
同じところに何度も通ううちに、
ロンドンだけならだいたいの雰囲気(価格・傾向)はつかめたかも・・。
 
もっとも、BBCのバーゲン・ハントなどを見ていてもラクタと言えど、
奥が深く、少々通った程度で知ったかぶりをするのは
おろかってモンでしょう。
 
イギリス人が全くうらやましいのは、
国民全体でモノを大事にし、使いまわす文化が浸透していること。
誰かにまた使ってもらう、極端な話、自分が死んでもモノはまた
再び、誰かに生かされる。
一生かけて、というほどではなくとも、
ゆっくりずーっと探し続ける、なんて、
たかだか駐在でほんの少し滞在した外国人なんかには
出来ないことが可能なのです。
 
 余談だが、これは、私のかつての趣味(・・・今もだが)、
 ドールズハウスの蒐集にも言える。
  20年前の私なら泣いて喜んだロンドン(ドールズハウスの本場)だが、
 そこまで手が回っていません~(TT)
 
さて、このような文化は日本の使い捨てのソレとは正反対の、
これはイギリスの良いところだと思います。
 
なのでいずれは捨てられてしまう運命にある日本に持ち帰っていいものかどうか、
特に価値あるアンティークをもし買うとすれば考えてしまうところです。
(でもかつて、大英帝国もいろんなところからお宝、失敬してたよね・笑)
 
さて、長くなりましたが、マーケットや常設のアンティーク店を
一巡した今は、カーブート(フリマ)に夢中です。
 
なぜならフリマと言っても全くあなどるなかれ。
素人の収集家が破格で投げ出すものや、業者同士で流れたもの、
目をこらして探すと、スピタルフィールズやジュビリーなんかで
売っているのと同じようなものがその価格の1/10程度で
見つかったりします。すこーし、知識は要るけどね。
(陶磁器などはキズモノも多く出ているので良く見てから買って。
キズモノは知っていて買うならいいんです。)
 
今日は水曜日のウインブルドン・カーブート。
(この時期、テニスに無関心でフリマに行く、変人・・・・)
土曜日と比べると規模はかなり小さいですが、それでもすごい人。
なんで水曜日にこんなに人が集まれるのか
という疑問はナゾのままですが(おまえもだ)、
(たぶん、商売をしている人でしょうか?)
ガラゴロ(トローリー)を持ってえっちらおっちら行ってきました。
 
結果はまあまあ。使用金額はグッドで、
£1の入場料含めてたったの6ポンド
これなら毎日通っても許されるでしょう、(ね、お義母タマ・笑)
 
(ちなみに水曜日は10時からで遅い開始です。
ただし、10時~10時半までは入場料£5、以降は£1。
考え方ですが、私は£1になってから入ります。
11時半を過ぎると人もまばら、12時を過ぎると片付けてしまう出展者も。)
 
フリマも日曜午後のバターシー、日曜日のチェルトナム(コッツウォルズ西)
(遠いが在英者にお薦め。午前・午後と別のをハシゴできる)
その他ロンドン郊外、ウインブルドンも水・土、といろいろ行っていますが、
お薦めはウインブルドンの土曜日。
出展者が素人から業者まで幅広く、品物も様々、会場も広いので
旅行者でも予定を組む価値があると思います。
 
イメージ 1
 
↑ここに写っているものは全てカーブーツとアンティーク・マーケットで購入。
(お箸と水切りラックとその下のリネン以外ね)
 
今日の戦利品は青白の手前の小さいプレートから5枚、
下のソーサーがないカップと小皿を含めて、全部で1.5ポンド(約200円強)。
画像内の白い矢印の四角い小皿は、ミッドウインター社製陶磁器です。
コンランさんで知られるデザインとは違いヴィクトリアンな模様で、
出来も多少悪いものの、無傷です。
(ほこりまみれなので、3回くらい洗うのよ
      ・・・それが大~変なのよ~♪♪~←嬉しそう・笑)
 
私は特定の作家や会社のものを集めてはいませんが、
ミントン、ウエッジウッド、スポード、スージー・クーパー、プール、
ロイヤル・ウースター、番外でヴィロール、ヴィンテージのカゴや
ブレッド缶などのキッチン雑貨その他、いずれも今のものではなく、
ヴィンテージからもっと古いものまで
カーブートで実際にたくさん見ています。
(しかし、求めているものがいつでも見つかるということはありません、念のため。)
それから、古着やデッドストック服を探すのもカーブート。
50p(\70円くらい・・・)の新品のリネンシャツなどを見つけてしまうと、
(今、真っ最中ですが)オックスフォードストリートのバーゲンには
行く気がしません。てか、行けません。(笑)
 
イメージ 2
 
↑ハラが減っては戦は出来ぬ。
ウインブルドン・スタジアムにあるカフェで。美味しかったけど、しかし、多すぎ。
 
イメージ 3
 
さあて、あとはケンプトン
(ロンドン人には有名な巨大アンティークマーケット)デヴュー
オークションに参加するのみ(笑)。
ケンプトンは(私には)車がなく、朝とっても早いので行けてません。(TT)
ただいま、ロンドン郊外在住の義姉や
アンティーク屋の仲良くなったおばさん(プロ)に
便乗させてもらおうと着々と画策中。
家具などを買うには男手がいるので、
平日だけどいずれオットも巻き込むわ(笑)。
 
ロンドンのアンティーク・マーケットについては、
いずれレポします。
つい最近まであったアンティーク・モールなど
ぞくぞく無くなっているようなので、最新情報を知りたい方は
お気軽にご質問下さい。結構、知ってるよ(笑)