いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

(ガストロ・パブ)Junction Tavern

週明けのロンドンです。
 
日本は酷暑と聞いていますが、ロンドンはもう
夏は終わったの・・・・?という朝夕の肌寒さ。
まだ夜9時くらいまでは平気で明るいですが、日も確実に
短くなってきています。何より、庭(と言っても共同の)に
黄色い落ち葉が溜まり始め、秋かよ~?、という感じ(笑)
 
さて、日本酒狂、それも原酒とか、無ろ過とか、
そういう過剰に?醸した系のものが好きなオットはこっちにきて
エール(言ってみりゃ地ビールですな。)にハマっています。
 
スーパーの瓶ビールは全て制覇すべく
足繁く違うものを買いあさり、飲み、データを入力し、ラベルを貼り
(でも元来がそういうことが得意じゃないので、
気がつくと私が整理している・・・・怒)
 
そもそも地ビールですから、その数、数え切れず、
まだまだ英国はおろか、
イングランドに留まっている始末で
これではドイツだのベルギーだのの瓶ビール(あくまで瓶なのに!)まで
たどり着けるのはいつになるやら・・・・
その後は昔ハマっていたスコッチ・ウイスキーに行くのだそうで。
人のアンティーク・ハント云々の前に、
オットこそ何年居る気やら(笑)
 
さて、そんな私達の外食と言えば、完全にパブのみ
なんちゃらラムジーとか、名だたるレストランには行けてないのよ・・・。
(フランスだったら、貯金削ってでもいくけどね・笑)
 
ただ、オットは最悪エールさえ美味しければいいけど、
飲めない私は食事が美味しくないとイヤなので
ガストロ・パブ、という
一応は料理にもこだわってますよー」
というところを探します。
 
ちなみに、一般的なパブにはハンバーガーとフィッシュ&チップスと
ソーセージ&マッシュ(ひどい所は全部チンです・笑)しかないのよ。
(本当だってばっっっ!笑)
 
ただし、パブの名誉のために言うと(笑)
そういうメニューでもちゃんと手作りでオイシイところもあるし、
何より、私達は何人をも拒まないようなパブのあの雰囲気が
大好きなのです。
(歴史的には上流サロンと労働者階級コーナーに分かれてましたが。)。
 
まあ、基本的にはパブ料理の域を出ないかもねぇ・・・と
思ったりしますが、(パブだから域を出なくていいのか・笑)
それでも結構美味しかったところを
ご紹介して行けたらなぁ、と思います。
 
さて、土曜日の夜、中心部から少し北にある、
 「Junction Tavern」に行ってみました。
パブの名前は、ジャンクションロード(近く)にあるから。
イギリスのパブは、通り名がそのまま店名になっているものも多いです。
 
食事もまあまあ、エールは結構こだわりがあるようで
実際美味しかったし、何より、コンサバトリー(温室)がとても
雰囲気がよいのです(人気なので要予約)。
夏はもちろん、ガーデンでもディナーがとれます。
 
イメージ 1
 
オットの頼んだ前菜のダック・ハムとメロンです。
ちなみに日本では珍しいかも知れませんが、ダックに限らず、
更にジビエ系の加工品も、こっちではスーパーで簡単に買えますので、
これも見た時は、ちょっと高いなぁ(£6~7)というイメージ。
ただ、味は決まっていました。
 
イメージ 2
 
軽いスモークのトラウトは大変オイシイです。
ただ、これもそこかしこで買えるのよね・・もっと塩辛いけど。
野菜の鮮度ははっきり言ってよくありませんが、
ピンク・グレープフルーツのつぶつぶが入ったヴィネグレットも秀逸で、
これもピタっと味が決まっている。
イギリスのパブで塩が要らないなんて・・・・・・!!
これも£6~7程度。
 
イメージ 3
 
ミディアム・レアでお願いした、リブアイステーキはかなりオイシイ。
さすが、肉の国。
そして、イモの国(笑)
オットはどこでもビールにポテトですが、私は日本ではフライドポテトは食べません。
でも、この国のは抜群に美味しい(ので、奪う・笑)。
イモは本当に、ただのパブで食べても、どこでも、本当に美味しいと思います。
 
無論、これを頼んだのはオットですよ!(笑)
でも、この日も一番出ていたメニューはこれだったようです。
老いも若きも、男女問わず、周りは肉だらけ(笑)
これならガストロ・パブに来ずとも、
お得意のバーベキューでもやってりゃいいのに・・・・。
いや、確かにこの国ではこれを頼むのが正解かも知れません・・・。
16ポンド。
 
イメージ 4
 
そんな中、ひとり野菜料理を頼む私(笑)
おこがましくもラタトィユなら、自分で作ったほうが美味しい(と思う)んだけど、
大丈夫かいなぁ・・・・
と思っていたら、! おいしかったです。
何より、味が決まってました。濃くも薄くもなくて。
ポレンタもカリカリ(中ふわっ)としてラタトイユとよくあいます。
(イタリア人的には「カポナータ」と書いて欲しかったよな~、なんて思いながら・・。)
けど、よーく考えたら、このポレンタ・・揚げてあるよね・・・、
ってことはトウモロコシコロッケだよね・・・と思い、半分残しました(笑)。
11ポンド。
 
仕上げの(?)デザート、
トリークル(糖蜜)・タルト、クロテッドクリーム添え、が品切れで、
大変ご機嫌ナナメ(笑)の私でした。
 
料理はとびきり美味しかったわけではないけれど、
雰囲気もいいし、エールも美味しいし、
もう一回(デザートを攻略に・笑)行ってもいいかな、と思っています。