おかげさまで忙しい日々を過ごしています。
週末はとうとうイングランドを離れ、
(といっても同じ英国ですが、)ウェールズの
いやー景色とフェアと、共にスケールが大きかったのは
またまたいずれ、写真とともにご報告致します。
さて、本日はそのウェールズの伝統的なお菓子、
ウェルシュ・ケーキです。
ご想像のとおり、ウェルシュ、というのは
ウェールズの、という意味なので、
日本でいうならまさに「ザ・日本のケーキ!」か又は
「ザ・大阪のケーキ」(ってどんなん?)(笑)
みたいなうやうやしい冠がついたケーキ。
・・・楽しみにして行きました。
朝早く行った時に焼きたてを試食出来たのですが
ものすご~く美味しかったです。
ほっかほかということもあったのかもですが、
(でも冷蔵庫で冷やして食べても食感が変わってグッド!)
ショートブレッドより柔らかくて
でも、スコーンよりはビスケットな感じ
の、その食感の程よさと、ここのは激甘でもなく、
な~んともおいしいお菓子。
材料にとても良いものを使っているのが一発で判ります。
(バター、卵、砂糖、粉、終わり!みたいな。)
直径は4センチくらいで厚みが6ミリ程度
(この厚みもポイントのような気がする)、
1枚45ペンス(約65円弱)ですが、12枚で£4.5(約650円弱)
まあだいたい50円と考えると・・高めだけど、許せる価格。
その後、カーディフの街中、
セントラル・マーケットのパン屋さんで見つけたものは
Wikiにもあるように上白糖がまぶされていて
(グラニュー糖ならまだマシだが、しっとりとした白砂糖)
すこーし甘すぎ。
食感もすぐにもろもろホロホロと崩れてしまう
(強くは持てないくらい)、ので
(冷やしてもホロホロ感は同じ)
味とともに専門店に完全軍配ですが、それでもなかなかのものです。
こちらは少し大きめ(厚みはほとんど同じ)で
直径6センチ前後、レーズン一種類だけ、
1枚40ペンス、6枚で£1.5と
たくさん買うと上記のものよりはかなり安いです。
違いはもうひとつあって、
どちらも紙の袋に入れてもらったのですが、
時間が経つにつれ、市場で買ったもののほうは
油が染み出て紙の袋が破れるほど(!)になってしまいました。
これが伝統的なレシピに基づいてラードが
含まれているからかどうかは判りませんが。
専門店のほうは全くそんなことはありません。
そのウェルシュケーキのレシピが書いてある
ティータオルは迷わずゲットしましたが(笑)
それによると、伝統的なレシピではひとつまみの
ナツメグを入れるとか。確かに美味しいかも。
(クランブルの香りですね。)
鉄板など(鉄のフライパン(グリドル)=ベイクストーンの別名が)
で両面2、3分焼くだけで出来るみたいなので、オーブン菓子というより
ホットケーキみたいな素朴で簡単なお菓子なのですね。
名物にまた美味しいもの、ありました。