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食オタク主婦ブログ

The Felin Fach Griffinのランチ その②

レストランのランチのご紹介です。
 
■前菜① 塩漬けの鯖、りんごとセロリアック(根セロリ)のサラダ
チャイブ(細い香りネギ)のドレッシング
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・・・と聞くと、「しょっぱそう~?」という感じですが、・・・全然。
絶品です。確かに日本の旬の太った鯖と比べると
見た目・味ともに追いつかないのですが、
久々に美味しいシメサバをなんと遠い英国で食べることができました(TT)。
(塩漬け、というよりマリネ鯖です。)
 
身も細く色もイマイチですが、脂は適度にのっており、
(ノルウェー鯖と似ている)大変美味しかったです。
ドレッシングもサラダもちょうどいい味で大満足!
 
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■前菜② 豚足のテリーヌ、洋ナシ漬け、トーストしたソーダブレッドと
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これも美味しかったです。
豚足の臭みも全くなくて、ハムのアスピック寄せの
「ハムの食感のいい部分しかない版」、のような感じです。
 
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(これ↑は全員に出てくる+チーズ・シュー(Choquettes)も)
 
ソーダブレッドはアイリッシュ・ブレッドに代表されますが、
ケルト文化でよく食する、
酵母ではなく重曹で膨らませるパン」のことで、
ケーキとパンの間のような食感です。
ロンドンでもアイリッシュ・ブレッドはよく買い、
トーストするとさらに美味しいですが、お腹にはたまります。

■メイン① 子牛のレバーのソテー(ミディアム・レア)、ジャガイモのピューレ、
グリーンピー、パンチェッタとタイムのジュ
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仏語が適度に混ざってますが(笑)
これもなかなかのお味でした。
ただ、カーフリバーはそもそもが小さいためかすこーし筋っぽく固め。
食べるのに多少苦労します。
でも臭みはありません(レバー味はしっかりします。)
私には量が多すぎ。イモは言わずもがな、絶品。
 
■メイン② バターナッツ スカッシュ(かぼちゃ)とジロール茸のリゾット
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Vialone Nano とは、ヨーロッパ唯一のI.G.P.(地域保護表示)の
お米のことでヴェローナ地方とマントヴァ地方境界の地域でのみ
作られているのだとか。(知らなんだ・・・・)、
 
バターナッツスカッシュとは、こちらでポピュラーな
かぼちゃの一種のことで、日本の在来種かぼちゃと同じく
水分の多いものです。(だから東洋種でしょう、きっと)
これとジロール茸、クリーム、パルミジャーノのリゾット。
すこーしクドめですが、これもおいしかったです。
 
■デザート① スパイスで煮込んだプラムのクランブル、
マスカルポーネのアイスクリーム添え
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↑これも特筆モノ!
スパイスでコンポートされた旬まっさかりのプラムと
ほとんどショートブレッドのように焼かれた固めの、
でも抜群に美味しいクランブル、
それにベリーのソースとマスカルポーネのアイスクリーム。
考えただけで美味しそうだけど、ホントに美味しかった(笑)
しかも頑張れば自分でも再現できそうです。イタダキッ!って感じ。
 
プラムの酸味が強めと言えば強めなので、
もう少しマスカルポーネが欲しかったけどね
(お腹はいっぱいだけど・笑)
 
■デザート② ネメシス、ダークチョコレートケーキ、バニラアイスクリーム
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Nemesis を辞書で引くと、、、復習の神。
なにやら恐ろしや・・・・
 
転じて「抗えない」みたいな意味も持つこの言葉、
「マッド・チョコケーキ」 、や、
デス・バイ・チョコレート」(チョコで死す)
のように、要するに
チョコマニアしか食べられないとんでもないチョコレートケーキ」(笑)
に、たびたび使われる単語のようです。
 
かくして、チョコ好きのオットが挑戦、半分でリタイア・・・・
でもそれは甘いからではなく、
単にお腹がいっぱいだったからってだけのようで、
お茶のお供だったら食べられたとかのたまってましたが・・・・(笑)
超濃厚です。

でも、チョコレートは良いものが使われています。
ちなみに、これ、メニューでは「マンゴーアイス添え」だったんですよね。
勝手にバニラに代わってました
(笑)。
当初、バニラで良かったかも、と思ったが、
ここまで濃厚だと、やっぱりデフォルトのマンゴーの方が
お口直し(?笑)になったような気が・・・・・・
まあ、どっちでもいいですが(笑)。
 
ここはワインリストも豊富なようなので
そういうのがお好きな方もブレコンの景色とともに
是非一度行かれることをお薦めします。
 
私は鯖が美味しかったことに気を良くしたので、
もう少し海の近く(コーンウォール)の2号店にも
行ってみたいと思っています!
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ブレコンから少し北に上がったA470沿いにあります。
この道を南下していくと、素晴らしい景色が・・・・・・。
 
ということで、またまた明日に続く(笑)