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食オタク主婦ブログ

ロンドン・ドールズハウス・フェスティバル

先週は雪やかなりの寒さで
これからの本格的な冬、どうなるんかいな・・・・
と思っていたのですが、
寒波の影響だったらしく、今週は穏やかな予報が
出ているロンドンです。
 
雪はふらず、曇りと少しの太陽、
最高気温が2℃、最低がマイナス2℃、といったところで、
これが本来の姿かな?と期待と共に思っています。
 
さて、先週末は
ドールズハウス(日本ではドールハウス)のフェアに行ってきました。
(何度も書いているが、かなりのフリークです・・・どっちかっていうと「でした」だけど。)
ミニチュアの家に人形や家具、食べ物などを置いて
楽しむホビーですね。
 
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↑10:30開場、10:20でこの行列!
 
これ、正式名称を
業界?では大御所の
キャロライン・ハミルトン女史が1985年に始めた有名なフェアです。
 
この方は来日もされており、
1998年(!もう12年も前だっっ!笑)
大阪の梅田で大きな展示会を開いています。
その時ちょうどドールハウスのMLなどにも参加していた私は
勤め先で とある試験が控えていたにも関わらず、
関東からのこのこ出かけてこの展示会を見、
いろいろな方々ともお逢いし、
その日ホテルで徹夜で論文を書いていたのを
昨日のことのように思い出します(爆)。
あー、あの頃は本当にパワフルだった・・・・。
 
さておき、
ロンドンというと、そのころ別のショーに
わざわざ日本から出かけたこともあるのですが、
(真冬の1月だったと思う・・・大変大きなものだった・・・)
私が知る限り、今はこのフェスティバルが一番大きく、
毎年5月の3日間(メイン)とこの12月のクリスマス版1日しかないようです。
 
ロンドンに昔あった常設のお店なども次々無くなっており、
渡英してすぐ5月に行った時も今回も、
来場者がかなりのご高齢者ばかりだったのがちょっと気になる・・・・
 
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10年以上このホビーから離れていた私が
いろんなことから今、率直に推察するに、
市場が小さくなっているのでは・・・と感じるこのごろです。
現状を知っているわけではありませんが、
今はアメリカのほうが大きいのかも?
 
それでも、歴史の長い英国の現場は見る価値があります。
また、英国の生活を半年かじった身で見るとなおさら
得られるものがあります。
 
このドールズ・ハウス、なかなかあなどれないもので、
日本ではどうしても子供っぽく、あるいは、女性の手芸の一環と
見られがちな位置づけのところもありますが、
欧米では男性を含む大人の、それも高い教養や知識を必要とする
(時代考証から家具の素材や作り方やら・・・)ホビーとして定着しています。
 
今回子供の姿もちらほら見ましたが、
私が昔行ったショーでは14歳以下は大人同伴のみでしか入れず、
購入することは出来なかったほどです。
(今回は違いました。小学生の姿をちらほら見かけたし、
親からいろいろなアドバイスを受けながら、
小さな「マイ・ファースト・ドールズハウス」を作る予定のようでした。
この方が自然だと思いますが。
主催者側も、もう客を選り好んでなぞいられないって感じもあるのかも・苦笑)
 
さて、現在その商品(作品)群はというと、玉石混交ではあります。
これで売るわけ??ってな疑問がつくものも・・・笑。
 
でも中にはホンモノより高い精巧な家具やカーペットなどもあり、
全体的なレベルはやっぱり高いです。
市場が小さくなりつつある中で、全英で見ると
こんなにまだプロが頑張っていたんだ・・・と感激することもしばしば。
 
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実は日本にもこのレベルの素晴らしい作家さんは大勢いらして
中には日本よりはるかに市場の大きい英国・米国と比べても
ピカイチだろう、という腕の持ち主の方をたくさん存じていますが、
(本気で作ったら、精巧さに関して日本人の右に出る民族はいない気がする・・・
ちょっとヒイキ目か?・笑)
*ちなみに、精巧であることが至上ではないです・・・そこが奥深い。
 
いかんせん、まずバックボーンとして文化の違いが有り、
大人のホビーとしての位置づけがなかなか難しい(お金もかかるし)ので、
作家さんの底辺も広がらないし、
蒐集家からすると選択肢もないし・・・・・で、
結局、にわとり卵の悪循環で一瞬のブームは来るものの
定着しないところがいつも歯がゆく思っている点なのでした・・・。
(かくいう私こそ、アンティークに浮気してるので言えない・・・・)
 
さてさてつまらないうんちくで長くなってしまいましたが、
私といえば、明らかに渡英前とは
集めるものや作りたいものが変わっており
今はロンドンでの実体験(生活)を再現したような
ダイニング・ルームを英国の材料で作る、というのが目下の夢です。
まあ、そんなこんなでアンティークだの食材だのファッションだの、
あちこち目移りして、お気楽でカネがかかる女だこと(笑)
 
でも、好きなものはあまり変わらないタチなようなので、
蓄積したガラクタだとか、知識だとかを駆使して
何をやっても少しは割安に出来るんでは・・・・
などと勝手に自己弁護しとるのでした・・・(爆)。
 
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