いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

タラのコルマ・カリー

日本ではあまりテレビを見ないのだけど、
英国の数少ない民放?CH4というのが、
料理番組をたくさん放映してくれて、それも面白いので、かなり見てます。
(というか、料理モノは殆んど見ている・笑)
 
今、なんだか知らないがこの局が「魚キャンペーン」みたいなのをやっていて、
ひところ関連番組がドドドッと放映された。
それにゴードン・ラムジー巨匠まで、要は英国の名だたる料理大家を
プレゼンターに使ってまでの、大々的なもの。
 
ヒュー師匠の受け持ちはタラ捕獲に関するEUの法律に関し、
現状と大きくずれていることを指摘し、漁師さんや英国の海の資源を救おう!、
というようなナカナカかっこいいテーマだったし、
(またCH4に騙されている、とオットが良くのたまう・笑)
 
実際、まるまると超えて美味しそうなタラ(こちらも今が旬です)が
大量に廃棄されている映像は同じ魚民族としてショッキングなものだったので
運動にサインしちゃおうっかな♪、などと
日本でもやらないことを考えたり(大笑)
ジェイミー先生の魚クッキングは単純に面白くて毎回メモメモ、だったのだけど・・・。
 
最後にゴードン巨匠が受け持った番組のテーマ、
これが「フカヒレの乱獲」について。
 
確かに絶滅の危機に瀕している種および違法の乱獲や、
生きたままヒレだけ切り取られてその場ですぐ捨てられるサメの映像等は良くない
(鯨やサメに心が在るかどうかは別として、生きとし生けるものを頂く人間として)
、と思ったけど、番組の最後にロンドン・チャイナ・タウンの経営者たちを集めて
「フカヒレをメニューから外しましょう」(!?)とまでの発展にさせるには
番組構成として説明が足らなさ過ぎるし、
そもそもちょっと違うんでないのぉ~???と思って超興ざめしてしまいました。
食文化に敬意を表した上での違法乱獲摘発や環境保護の話になってないシ!。
これぞ、まさに大英帝国(の亡霊の仕業)
ゴードン巨匠の勇気あるレポート自体は買えるけど、要はプロデュースの問題です。
(ま、とやかく言う前にそもそも
私の貧弱英語力での番組読解能力の疑問、ってのも多々ある・・・)
 
以前ソウルの肉市場で皮をはがれた「犬」を珍しくてただ見ていたら、
売り手のおばちゃんがササッと隠したので、少し悲しくなってしまったことがあります。
彼らもソウルオリンピックの前にだいぶ叩かれたのです。
世界中のマグロを捕ってしまうほど欲をかくのは良くないけど、
他国の食文化にモノ申すつもりは全くなかったのに。
こっちにきてもハダカのウサちゃんを見て、驚くこと自体は
文化の違いでどうしようもないことだけど、別になんとも思ってないし・・・・。
 
このサメ問題は少し前、日本のフカヒレの一大産地、気仙沼も槍玉に
あがったことがあるらしいのですが、その際も英国タブロイド紙のみが騒いでいたとか。
うーん、ほんとなんかにおう感じ・・・・
 
ちなみに今回の番組では中国、日本の話は全く出されておらず、台湾取材のみ。
タラの話は英国人が自国の海や食を守る話なので、全く別物。
 
何より、我々が良く知る、気仙沼の辺りの方々の気質、
そして番組内でやっていた「年老いた母の誕生日だから、
奮発してフカヒレパーティーをしたんだよぉー!」という、
「善良な」中国市民がとがめられちゃいけない。
(この番組ではそうは言ってなかったけど)
 
これ、鯨やマグロも関わる手に負えない話にも発展しかねないので
これ以上は公にはやめときます(笑)。
 
ということで、このへんにしておいて、今日はそのジェイミー先生のレシピで、
英国が(も)誇る美味しいお魚、タラのコルマ・カリーです。
 
イメージ 1
 
・・・実はジェイミー先生はコルマでやってたのに
いいかげんな私はまたまた何ソースだったかよく覚えておらず、
間違ってマサラを買ってきてしまったので、映像はマサラです(笑)。
 
結果ちょっとすっぱかったものの美味しかったので、何のカレーでも大丈夫そう。
でもたぶん、コルマが美味しいと思います(笑)。
ちなみに、ここで使っているPATAKブランドのカリーペースト
ジェイミー先生もよく使う(本当にしょっ中使う)、英国では実にポピュラーなもの。
どこでも買えます。
ちょっと調べてみたら日本でも手に入れられるようですね。
(約3倍するようですが、買えない価格ではない感じ。英国内が安すぎる。)
 
以下、先生のレシピ。
ジェイミーの口癖、 「デエーッド・スィンポーッ!」(死ぬほど簡単)。
 
■タラのコルマカリー
 
・PATAK KORMA PASTE (コルマ・ペースト)
・タラ
・スプリングオニオン、又はあさつき
・フレッシュ・チリ(ペースト自体少々辛いのでお好みで)
・レモン(マサラの場合は不要だった・笑)
・オリーブオイル、塩、胡椒
 
①タラのフィレを適当な大きさに切り、身のほうに
カリーペーストを塗る。塩をする。
(日本の切り身の場合は片面に塗る。)
②フライパンにオリーブオイルをひき、中火で身のほう
(ペーストのついた方)からこんがりと焼く(7~8割がた、約10分)、
③ひっくり返して少し火を弱め、
スプリングオニオンの小口切りをちらし、コルマペーストと
ココナツミルクを足してフライパンの中でうまく混ぜる。
④刻みコリアンダーどっさり、お好みでチリみじん切りを入れる。
⑤味をみて塩やレモンで好みに加減する。
 
③~⑤まではすばやく。
 
⑥ごはん(出来ればサラサラの長粒(タイ)米)にタラを乗せ、
ソースをかける。
混ぜ混ぜして召し上がれ!
 
イメージ 2
 
日本が誇る、冬のぷりぷりタラで、
機会有ったらお試しくださいませ。
 
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