いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

豚肉のノルマンディー煮込み

 
わっかーいころ、独身時代からアナタに憧れて苦節20年
仕送りを貯めて、バイトして買おう・・・・無理だ(笑)、に始まり、
今度のボーナスで買おう、白を買おう、
錆びはきても(笑)フランス直輸入のにしよう、
・・・・ま、いいや、今度もう少し安くなったら手に入れよう・・・・
 
などと思ってる間に、

おしゃれ感とはほど遠いけど、同じかそれ以上の機能を持ち、
しかも大変軽いアメリカ人の「ビタ・クラフト9層構造」様
出逢ってしまってからは、しばらくアナタのことを忘れていました。
(てか、だんだん年をとったら重い鋳物は持てないし、日本では必要なかった。)
 
が、先日は驚きました。
 
ここロンドンでも、はるか遠いシンガポールでも、
そしてその中のどの店でも、セール期が来ても
一様に同じく20%オフにしかならなかった独禁法違反??のアナタが、
          (長年見てきてるんだから、知ってるワよ・笑)
英国婦人の大好きなジョン・ルイス・デパートでなんと
叩き売りに出されているではありませんかっっ。

しかも、え、ココットロンド20で£45? 6千円???
それはないだろう、という価格で。
 
しかも、私がおフランス自体にちゃらっと遊びに行っている間に、
ロンドンでは、一番欲しかった白が一番安くなっていて、
とっくに他の方のところへ嫁いでしまわれた模様。

がっくし。ほんとがっくし。(笑)

・・・・・。

でも、待てよ、他の色でも、ココットロンドの20センチ、
63ポンド-日本円にして約8000円強-は、まだ安いぞ・・・?。
 
カチャカチャカチャ・・・(キーボードをたたく音)
 
・・・やっぱし、日本で買うよりだいぶ安い・・・・。
でも、うーん、オレンジと紫とターコイズ、群青系の濃い青、
グレー、赤、くりぃむ・・・・・かぁ・・・・。
やっぱし、白がいいなぁ・・・。
他の店なら白があるけど、値引きはされてない・・・。
 
それに最近は同じフランス人の「ストウヴ」様のほうが
料理人の間でも評判かつ、なんとなくよりおしゃれだし、
そもそも、鋳物をオーブンに放り込むなら
おフランスものを買う前に、英国人としては(←誰がだよ?笑)
まず、AGAの鍋じゃないの?
 
どおしよぉぉぉーどおしよぉぉぉー?
ねえ、どおしよぉぉぉぉぉっー。?
 
と、本当に優柔不断に毎日ぐぢぐぢ言ってたら、
「20年間待ったんだから、とりあえずどれでもいいから買えば?」
(=そう言ってる間にまた歳取るよ?)
と冷たくオットに言われてしまいました。
 
そうなのだ・・・・・その①、
→確かに、8000円を(今までの)20年ローンで割ると
・・・・とても安い(笑)。
いや、ル・クルーゼ・ジャポンの正規品を正規値段で
買っても安い(大笑)。
もっともこれから20年使えば、成り立つ話だけど・・・・。更に(笑)
 
そうなのだ・・・・・その②、
→英国にきてから毎日、オーブンを使わない日はナイのだが、
(英国人はプロ・アマ問わず、オーブンがないと生きていけません)
さすがの米国人エリート「ビタ・クラフト」9層様も
オーブンにそれごとは入れられないのです。
 
そのため、スロークックなる、
鋳物をオーブンに放り込んで低温で長時間ほっとく、という
かくも正しく、思い切り手抜きの素晴らしい調理法
・・・を、マネることが出来なかったんです。
これが出来る!
(もっとも、オーブン使わずともビタ・クラフトや真空調理器で同じことがやれるんだけど・・・笑)
 
ともかく、それなら、性能は何色でも一緒だがな・・・(笑)
・・・・ということで、
ブルー&ホワイト皿に夢中な私としては、
群青かトルコ・ブルーかとまたさんざん迷った挙句に、
とうとう(やっと)トルコ・ブルー(ターコイズ)色のを購入させて頂きました。
 
かくして初恋(笑)は実り、遅まきながら、はじめまして↓(笑)。
 
イメージ 1
 
それで、早速、
りんごと豚のスロークックをしてみた、というわけです。
適当にあるものでやってみたら、
結果としてノルマンディー風煮込みになっていた(笑)。
 
イメージ 2
 
①豚はショルダーでもロースでもその他部位のカタマリでもなんでも。
カタマリのまま、塩・胡椒して表面フライパンで表面焦げ目。
 
②玉ねぎとにんじんを適当な大きさに切り、ルクルーゼでバター炒め、
そこに豚肉を乗せて、白ワイン(orサイダー(シードル))、塩、胡椒、
ジュニパー・ベリー(ネズの実、なくてもいい)、ベイリーフ
その上からりんご、オーガニックのもの皮ごと6~8等分、
③沸騰したらオーブン160℃に放り込んで2~3時間。
水分にもよりますが、好みの柔らかさになったら出来上がり。
 
④最後にシングル・クリームをお好みで足して。
(りんごと生クリームでノルマンディーですので。)
 
イメージ 3
↑ほろっほろで美味しい、と好評でした♪
 
さて、大きいオーブンがあったらやっぱり、鋳物って便利だわ、確かに。
(でもルクルーゼである必要はない・笑)。

気が付いたのだが、長時間煮込むと水分はそれなりに(かなり)減るのですね。
ビタ・クラフトや真空調理器は殆んど蒸発しないので、
これが料理に違いを産むようです。
(良し悪しと言うより、違う料理になる)
 
心配していた重さに関しては20cmの場合それほどでもなかったけど、
日本へ帰ったら鍋ごと入れられる大きなオーブンは望めそうもないし、
またビタ・クラフト&真空調理器派の元サヤ(?笑)に戻るかも。
 
でも、やっぱり白いストウヴかルクルーゼ、欲しいなぁ・・・・。
ついでにAGAも・・・・   ・・・だから置くとこ(も原資も)ナイって(笑)。
 
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