フランス・ボルドー中心街に有る、
その日市場から仕入れた素材を使う、
お魚料理のレストラン(お肉料理もほんの少し有ったけど、申し訳程度)です。
もともとオットともどもシーフード・フレンチが大好き。
当初は旬の牡蠣好きのオットのために、
ボルドーから近い、アルカッションという大産地に行く予定でしたが、
それだけのために行く効率の悪さを考えて(たまにそういうのやるけど・・笑)
やめた経緯が有り、牡蠣が美味しく食べられそうなところを探していたのです。
(結論、この時期はどこへ行っても食べられたけど・・・・。)
まるで中世時代に迷い込んだかのような路地にある、
一見、カフェのような構えのそのお店は、
キッチンもオープンになっていて古い食堂のような感じです。
黒板の豊富な魚メニューを見たとき、これは行けそうだ、と思いました。
さて、それを隅々まで読み、
(仏語です、辞書ひきひき＆英語通訳付き付きです・笑)、
さんざん考えた割には、前菜はそれぞれ大好物の、オットが牡蠣、
私がスープ・ド・ポワソン(魚のスープ)でした。
なんてことない選択、辞書、要らないし(笑)
↑近場、アルカッションのものを２種類、
ブルターニュからのものを１種、４個ずつで１ダース！
(ホントに好きなのね・・・・・笑)
ちなみに、とても美味しかったらしい。
オットは真牡蠣派。
ブロンなどに代表されるヒラ牡蠣は「牡蠣臭さが足りない」んだそうだ(笑)
真牡蠣は別名、ジャパニーズ・オイスター、日本に帰れば？って感じ(笑)
↑フレンチではお馴染みの、スープ・ド・ポワソン
正しい食し方はアイヨリ＋赤唐辛子(小ハコの赤いの、美味)をクルトンに乗せ、
更にこのチーズ(グリュイエール)を乗せてスープに浮かべるんですが、
いずれにしても足りないし(笑)
このスープ・ド・ポワソンはどこで飲んでも、なんというか、
少し骨骨(ホネホネ)味(.どんなん？笑)というか・・・。
小魚っぽいというか・・・。
出汁が聞いていて美味しいのですが、すこーし、許せる程度に魚臭い。
でも、飲まずにはいられない・・・(道中、何度頼んだことか・笑)。
メインは、ルージェ
日本(主に関西)でも良く食べる、ひめじ、という赤い小さめのお魚です。
ロンドンでもこれは高いお魚(red mullets)。
同じ名前でも、ボラ科のgrey mullet とは味も値段も違います。
ハーブ・塩と共にオリーブオイルで焼いただけですが(笑)、
１人分の２尾をシェアーするといったら付け合せもちゃんと分けて持ってきてくれました。
同じ料金で倍付けてくれるところがとても良心的。
はたして、すこーしお腹の処理がザツで(笑)、
英国と同じくエラも絶対取ってない、けど、のわりには、上品でとても美味。
鮮度・焼き方、魚民族にして、申し分なし(笑)。
付け合せのクミン・にんじんが私にはヒット。
デザートは別腹の私のみ注文。
だけど、あまりの美味しさにチョコ星人のオットととりっこ(笑)
スプーンも、頼んでなくても自動でふたつ、はフツウなのか？
しかし、フランスの「美味しいデザート」の美味しさはハンパじゃない(笑)。
↑ポワール・ショコラ・クランブル(洋ナシとチョコのクランブル・・・)
言うことなし！あつあつ、絶品！
旅行中、たまにお店のお皿に一目ぼれしてしまって、
譲ってもらうことがあります。
もちろん、空気を読む？など、お店の雰囲気にも寄りますが、
日本では絶対出来ないであろうことも海外では可能なことが多い。
ここはリモージュに近く、お魚マークと店名の入ったブルー＆ホワイト(赤も有った)で
オリジナルを作っているようです。裏にスタンプがありました。
でも、私の欲しかった(ゲットした)レクタングル(長方形)のものは
微妙に質感が違っていたので、多分リモージュ外の焼き・・・と思いつつも、
それを頼んで譲って(買わせて)頂きました。
旅行者のワガママと言ってしまえばそれまでですが、
オーナーさんには快く譲っていただきました。
もとより、記念も兼ねるわけだから、美味しかったところにしか頼まないしね・・・・。
さて、我々が行った７時すぎころはまだまだガラガラだったのですが、
ほどなく店内は超満席。
魚の種類もとても多く、とても盛況で
地元のまさにオアシスのような良いお店だと思いました。
お値段もビストロ価格。おすすめです。
スタッフも全員◎(英語は出来る人が限られるが、一生懸命応対してくれる)
↓
↑みなさん、いい人たちばかりです。
フランス人って親切なのね・・・・・・(笑)
