いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

海老ちり

ロンドンのシェパーズ・ブッシュという西の地域に
ウエスト・フィールズという大変大きなショッピング・センターがあります。
ロンドン以外、アメリカやオーストラリアにもあり、
英国内では最近、東のオリンピック会場のほうにも出来たらしいですが。
 
その中のイタリアン・コーヒー店「illy Espressamente」での出来事。
 
いつも通りラテの小さいのと、4つで£1.85のイタリアン・ビスケット(4種で選べる)を
ケーキよりは許されるか・・・?、と頼んだ私に、
イタリアン・シャツとイタリアン・デニムの超かっこいいイタリア人のバリスタ
お兄ちゃん(ただのマネージャーかもだけど・笑)がウインク付きで
ビスケットを1個オマケしてくれたのだ。
 
さすが「老若(男)女、女とみたら口説かなきゃ失礼」なお国柄、
いずれにしても(笑)「得したわ~♪」といい気分で休息をしていたら、
隣の席にとある家族がやってきました。
(パパ・ママ、小学校高学年くらいの娘2人、おばあちゃんの組み合わせ)
 
そこで私は、
「コーヒーを持ってきてもらっても一切、
一言も"Thank You"と言わないイギリス人」というのを
英国に来て初めて見ました。
 
欧米人、いや、日本人以外が使う"Thank you"には
さまざまな意味がありますね。
 
かならずしも「本~当にありがとうっっ」という意味だけではなく、
・・・・というか、どっちかというと感謝の意というよりも、
もっと軽い、「どーも」から、もっともっと自然に気軽に出る言葉で、
レストラン等でモノを運んでもらったりしたら当然
(↑サービス料を取られてもですよ)、
モノを買った「客側」ですら「取引成立」の意味で店員に言ったりもする、
ごくごく普通の、そして当たり前の言葉・・・・・
(なので日本では使いにくいんだけどね・・)
 
だと思っていたら、その家族の仕切り屋のママ(40前後か?)は、
店員の顔すら見ず(かっこいいのに・笑)、一切、笑いもせず。
そして、カプチーノをひとくち飲んで、かっこいい店員を呼びつけ、
(高級レストランじゃないからいいけど、呼びつけるのも失礼)
 
「なんなのこれっ、ぬるくて飲めないわっっ!」
 
かっこいい(しつこい・笑)マネージャー曰く、
 
「オーケー、でも実はイタリアのコーヒーは、少しぬるめなんです・・・・が・・・・」
 
女:「無言」
 
「オーケー、すぐに取り替えます。」
 
かくして、マネージャー、中にいたバリスタ君に、
「エキストラ・ホットで作り直して・・・」と指示。
 
あのさっっ。
 
私だって実は知らなかったんだけど(笑)、
別にかっこいい店員さんのほうを信じたわけではないけど(笑)、
同僚に指示した時の「エキストラ」という言葉にピンとくるものがあって調べたら
 
いいコーヒー豆って低温で抽出するんだってよっ!
玉露とおんなじねっ。
それに、ラテだって、ぬるめが味が解るって書いてあったよっ。
 
だいたい、ここはアメリカのチェーン店でも、
イギリシィコテコテのカフェのまっずいコーヒー屋でもないんだよ。
illyさんの一応、フラッグ店なんだよ。BARなんだよ。
健常かつ今ヒマな貴女は、基本、セルフ・サービスでコーヒーを
席まで持っていかなきゃならんのだよ、そもそも
 
確かにここは英国。
英国人のお好みに合わせないのはいけないのかも知れないけど(?)、
貴女が知らないこと自体も罪ではないと思うけど、
 
この人、そのあと、パニーニのチーズが溶けていないから、
これもアツアツではない、と突っ返し、同じ英国人の夫は夫で
何も言わず(言えないのではなく、見てない興味ない、といった感じ)、
「なんでこの店はこう何もかも完璧じゃないのかしらっっ(怒)」とつぶやく始末。
・・・ラテン系の人たちに完璧とか、そんなこと言ったって・・・(笑)
 
やや東のイタリアという国では、かようにコーヒーというものを入れるものか・・・・」
などという、他国の事情や文化を考えたりは出来ないのだろう・・・・・・・・・・・
・・・・かぁ?
私(日本人)から見れば英国だって相当いいかげん。
 
この店のラテは確かにすぐ飲みほせるほどのぬるめ。
で、この手のことが多いなら、日本なら「ぬるめです」と
注意書きをするだろうと思うのだが、やっぱりこの人が一人おかしいだけで
多くの英国人はこんなことは言わないのだと解釈するほうが正しい気がする。
 
   どっちかというと、他国の文化云々の前に、
   ぬるいと思っても何も言わず、じっと我慢する感じが
   英国人に抱いているイメージです。
   (特に男性とか年配の方←若い女性除くって意味・笑)
 
まあ、このおばさん(年下だけど、多分・笑)のおかけで
イタリアン・コーヒーの温度のことを調べられたので、良かったけど。
 
てなわけで、全然関係ない、今日は海老ちり!
英国人は海老とかホタテをよく食べます。
 
■海老ちり
 
イメージ 1
 
材料:
海老(生の場合、いろいろ処理してね♪)
(英国ではそのまま食べられる海老を用意。便利)
レタス お好きなだけ
卵 好きな個数
コリアンダー(お好み)
 
◎チリソースの材料
にんにく 好きなだけみじん切り
しょうが 好きなだけみじん切り
青ネギ(スプリングオニオン)好きなだけ薄い小口
・豆板醤 大匙1
・トマトケチャップ 大匙3
・砂糖 大匙1
・酒(紹興酒おすすめ) 大匙1
ゴマ油 小さじ1
・酢 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1/2
・塩、少し
↑以上まぜておく
チキンストック(キューブでもなんでも)適当量

失敗なし!簡単な作り方
①チキンストック以外のソースの材料を混ぜて
スプーンでストックとソースを取り、味見をする。
ここで海老についている味とストックの塩辛さとで出来上がりの味を決める。
(さらに火を入れたネギ・にんにく・しょうがを足すとこんな感じかな?と想像して)
(以下いきなり③④⑤からでも良い)
 
②海老は下ごしらえをする
(片栗粉(+卵白)と塩・水でガーッと洗ってすすぎ、
紹興酒と少量の塩をしたりする。それぞれ)
生海老の場合は七割がた火を通しておく
英国の場合はReady to eatの海老をパックから
取り出して、紹興酒・少量のゴマ油をかけて混ぜておく

③半生状態のスクランブルエッグ
(味はつけなくてもどっちでも可)を作っておく
 
④フライパンに油、ネギ・にんにく・しょうがのみじん切りを炒め、
香りが出たらストックと混ぜたソースを入れる、ぐつぐつと火を通す。
味見をする。
海老・スクランブルエッグを同時に入れ
短時間で仕上げる、最後少量のゴマ油と少量の酢をたらす。
この時点で水溶き片栗粉でまとめても良い
(入れる場合は片栗粉にちゃんと火を通す)
ネギをちらして、レタスの上などに盛り、コリアンダーをちらす。
 
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