いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

ロンドンのベトナム街(キングスランド・ロード)

週明けです。
 
ロンドンは今日、一日中霧のような雨のようなウエットな感じで
らしいと言えばらしいけど、お天気良くないです。
やることいっぱい有るのに、沈むわぁ・・・。
 
さて、「英国・美味しいもの!」書庫に分類するには
われながら、うーーーむ、チョット・・・と思いつつ・・・・。
 
・・・東南アジアに3年暮らしていたモンとして、
・・・ホーチミンハノイで世にも美味しいベトナム料理を食べたモンとして、
・・・何を隠そう、短い間だけどベトナム料理教室に通っていた(!)モンとして、
一度は調査に行かねばならない(?笑)、
ロンドンのベトナム人街、レストランが立ち並ぶキングスランドロードに行って参りました。
ってか、オットが「久々にフォーが喰いたい」とうるさかったので(笑)
 
ところで、
香港とシンガポールのみ、本土や台湾はチョコットだけ、ですが、
とにかく現地のハイ・クオリティな中華を散々食べてきた我々は
                 (↑£高い\って意味じゃなくてね)
ロンドンでは、絶対にチャイナ・タウンには行きません。
(日本でも中華街には行かないけど・笑)
 
かといって、インド人と同じくこれだけ中国人がいるこの国で、
どこがいい、ってところもない(まだ探せてない)んですが、
かろうじて北にある、一大中国スーパーマーケットに隣接されている
中華の軽食屋さん(隣の高級屋さんじゃなくて)にはたまに行きます(とだけ言っておこう)。
お金が余ったら(←有り得ないが・笑)
今度お星様付きのH中華レストランに行ってみるね(笑)
 
そもそも、食は現地に敵わず、なので、仕方ないのですが、
とびきりウマイものは、 やっぱり「ナントカ街」にはないのですね(笑)。
(一回こっきり、2店舗食べ歩いただけなので偏見です・笑)
きっと私が知らないだけで
どこかに個人でやっているお店で「ここは!」というところが
きっとあるんだと思いますが・・・・(誰か教えて・笑)
 
今回、よく日本のガイドブックにも乗っているミエン・タイさんと、
それと双璧?の、お昼でも12.5%のサービス料をとる
コンテンポラリーなV店と昼・夜に二ヵ所行ってみました。
 
結果はミエン・タイさんに軍配かな。
お店の雰囲気もよりベトナムっぽいし、店員も感じがいい。
一応、夜でも最初からはサービス料が入ってはいないし。
(かといってサービスは悪くなく、普通に、それなりに良いです。)
 
今回、V店(お昼)で食べたモノ
■現代ハノイ風・フォー(訳)
a modern version of Pho with flash fried tenderloin beef
& roasted whole garlic
(ロースト・ガーリックとさっと炒めた牛肉の現代ハノイ風・フォー)
この説明文からしハノイで食べた「牛肉炒めのせ麺」(←拙文)だと思い込み
(今でも思っているのだけど)頼んだ私が悪かった・・・・。
スープからは五香粉のキツイ香りと焦げた牛肉の味しかしない。
ガーリックは焦がしてあるけど、火は通っておらず、ほとんど生で
その味が効いていない。深みもありません。
これを作った人は、現地人であっても、
現地のこの"現代風ハノイ・フォー"(行列が出来ている)を
食べたことがない(知らない)のではないか、と思ってしまった・・・・。
ま、違う食べ物なのかも知れないけど(笑)。
 
普通のフォーを食べてあげないといけなかったかも・・・・・。
 
■ミエン・サオ・トム・クァ
キャッサバ・バミセリの海老・蟹炒め
私の大好きなmiến xào cua(蟹春雨炒め)の海老・蟹版がぁ・・・・・・
やはりきついMSG(科学調味料)の味しかしない・・
(本場でも使うけど、蟹の味も生きている)
 
■チャー・ヨ(ゾ)ー
揚げ春巻き(キノコと豚) これはまあまあだった。
 
以上、まずい、というわけではないのですが。
お店の雰囲気も高級?にしようとしているけど、しきれていなくて・・・(笑)
 
で、12.5%???(←これが一番不満・笑)
 
いっぽう、☆ミエン・タイで食べたモノ
 
■クア・ロット Cua Lot
ミエン・タイ・クア・ロット、と、お店の名前が冠についているので、スペシャリテ
ソフトシェルクラブのから揚げ
いろいろな揚げ方があるのかもしれないけど、
ここのは薄い「フライ」になっていて、なんか蟹味のアジフライ(笑)
みたいだった。まずくはないが個人的にはから揚げか、フリッター系が好き。
イメージ 1
 
■うなぎのから揚げ、ガーリックとチリ風味
これもお店の名前がアタマに付いていた。
こちらはから揚げのウナギをガーリックとチリと塩、玉ねぎなどで
炒めからめたもの。まあまあでした。
ちなみに英国ではウナギそのものはポピュラーです(ただし、田ウナギではない)。
 
イメージ 2
 
■カイン・チュア・カー
有名な南の料理、雷魚のすっぱ甘スープ。
ちょっと甘すぎだったけど、
スパイス・ハーブともに効いていてけっこう美味しかった!
冷凍空輸っぽい、ちいさいカーロック(雷魚)は臭みがあったので
食べなかったけど(淡水モノだが現地のものは大きく、臭みもない)。
 
イメージ 3
 
■ブン・チャー・ヨ(ゾ)ー・ティット・ヌン
冷たいライス・バミセリ(細米麺)に揚げ春巻きと
豚の焼き肉、野菜・ピーナツなどが乗り、甘辛酸のソースで絡めて食べる麺
実は私が頼んだのは、ブン・チャー・ヨー・ネム・ヌン(揚げ春巻き+肉だんご+麺)、
だったのですが・・・・(笑)
指摘したら、「同じフレーバーだから許して」って、そんな・・・(笑)
みんないい人だったのでそのまま頂きました(笑)が、
そこんとこ、ロンドン仕様で間違わないでくれ(笑)
味は・・・・ロンドン中心部とかのわけわからないオリエンタル・レストランのそれよりは
ぜんぜんいいが、うーん・・・。(念のため一応、美味しく食べること自体は出来ます・・・)
 
イメージ 4
 ↑上品過ぎでないかい?、この野菜とピーナッツ(と肉・笑)
 
実は界隈、もともとそんなに環境(治安等)が良いところでもないのですが、
近年、このショーディッチ地区は再開発とともにおしゃれな
ブティックやホテル、カフェなどが軒を連ねるようになったそうで、
そこかしこで西や南のほうにはない先進性を感じます。
個人的にはコテコテブリティッシュの、はたまた
フレンチ系の「かわいい世界」も好きですが、
はっきしいって「わー、おっしゃれー」あるいは「個性的」と感じるカフェなどは
東(イズリントンやショーディッチ)のほうに多い。
 
とは言ってもやっぱりイースト・エンド。
まだまだ落書きの高架下に生活品を主体としてカーブート(フリマ)的な
ストリート・マーケットが週末にはたくさん開かれ、若者でもごった返す、といった
独特の雰囲気も健在し、旅行中一度は訪れたいところ(スリに気をつけて)。
スピタル・フィールズ、ブリックレーン、レッドチャーチ、
コロンビア、キングスランド、と多少なりとも健脚で有れば大丈夫!
日曜日は話題のカフェと、パワーあふれるクラフトやヴィンテージの世界を垣間見、
多国籍ストールを見、日本食含むエスニックフーズ(屋台)も眺め試しつつ、
てな感じでこの辺をそぞろ歩くと、大英博物館やバッキンガムに加えて
なお楽しい、そして本当のロンドンを垣間見れる旅行になります、きっと!
 
さて、ベトナム料理ですが、
同じアウェイ(本国でないこと)なのに、
私が習っていたフード・ライターでもあるS先生(←年下だけど)の作る、
家庭料理は絶品!でした。
キングスランドロードの比ではないわ(ヨイショではないわよ、笑)。
 って、ロンドンのベトナム料理と比べられてもねえ・・・(笑)
 
まあ、いろいろ勝手なこと書いてるけど、ベトナム街も、
そして中華も韓国料理もタイも・・・・多々、我々在英日本人にとって基本的に
ありがたいところだということだけは確かです・・・・・。
あしからず。
 
にほんブログ村 旅行ブログ イギリス旅行へ
(↑URLをクリックしてね♪)