いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

英国で買う梅干(化学調味料のない生活!)

在英日本人向けの新聞、ジャーニーさんはなんのかんの言って(言ってないけど・笑)
やっぱり有り難く、ハコビヤのオットが持って帰ってきてくれるのを毎週愉しみにしています♪
 
「黒田犬彦」さんの「英国随想録」と言うエッセイはその中のひとつですが、
先週の御題「現地生産」では、文章の魅力というよりも
内要の一部に衝撃を受けてしまった・・・
 
円高に際して大企業が(海外消費地に)現地生産をする」というもので、
これ自体は「いまさら?」という感が否めないこともないのだけど、
驚きは当然それでは無く、
 
「日本の食品大手企業、T水産とN食品(この二社独占)が、
アメリカでインスタント・ラーメンを大量生産し、
現地の刑務所で大量消費されている」
 
というくだり(!)(ほんとだとしたらネ)。
 
刑務所の食事は少ないらしいので
受刑者がそれだけでは足りずに、ほぼ毎日(←ここですよ・・・)、
インスタントラーメンを追加で食べている・・・・・・。
選択肢のない受刑者のこの行動自体は仕方がないと思うけど。
 
問題はインスタント・ラーメンのほう。
 
私は根がヘナチョコで意思も弱く、マクロビ教信者でもなければ、
ヴィーガンでもない(なれない)、何事もバランスが大事と言い訳?している身なので、
科学調味料を人類の敵と言うつもりはもうとうないです。ときどき食べるし。
当時はMSG食品を発明した日本人も栄養が足りない時代に
人々の幸せを願って作った・・・・・はず?(今は知りません・笑)。
 
とある料理研究家の方(ベトナム料理の先生)は大変研究熱心で
お得意の食文化に留まらず、こういう化学調味料のこともきちんと把握されているのですが
(ベトナムの魚醤ヌックマムにMSGが含まれていることも当然知っている)
なんでも「程度問題よね」と話したことが有ります。ベトナム料理は大好き。

刑務所の話に戻って、「罪を憎んで人を憎まず!」と、一生懸命思ってみても
一度はそういう心理状態(脳の状態)になった人々が
毎日毎日一日も休まず(?)、常習性の高い化学調味料たっぷりの
ラーメンを食べるしかないのか・・・・と思ったら、正直、そら恐ろしくなりました。
しかもアメリカで・・・・。ほんと、びつくり
 
同じように体の小さな子供にコンスタントに取り続けさせることにも抵抗があるのだけど、
今の日本ではたとえ子供用のお菓子でも、
アミノ酸」という隠れ蓑表示がない商品を探すほうが難しいですよね・・・。
(実は同じ会社が作っていても、赤ちゃん用のは入ってないのがちゃんと有るので確信犯としか思えない。)
子育て中の妹もいつも苦労しています。
(もっとも今、日本は生産者も消費者も放射能汚染と戦っていて頭が下がりますが。)
 
だいたいこの、アミノ酸等って表示、恐ろしい・・・。
、の部分に何が含まれているかわかんない上、
アミノ酸、と一言でなんか体に良さそうに言っているけど、この定義自体あやふや。
自然のもの、科学的なもの、良いもの、とんでもないもの、全部同じ名前ざんすよね?
・・・。
 
そして、その殆んどが大手の商品
このまえ一時帰国で私もスーパーに行き、ため息が出ました。
そういうわけで、私は日本の大手食品メーカーをまあったく信用してません~♪

でも中小で頑張っておられる良心的な食品メーカーもたくさんあるので
そういうところには是非、これからも頑張って頂きたいです。
(良い製品はそれなりの価格がして当然、経費節減して、買いますっっ)
 
実は大企業(?)に15年勤めていましたが(まだまだヒヨッコで終わっちゃったけど)、
エラそうに書けば、「大」企業って社会的責任もあるよね・・
結局我々消費者がそうさせているのかもと思いつつ、
でも、ただ儲けてだけいりゃいいってもんじゃないよね。
個人にはとうてい出来ないことも可能なんだから、
もっと地元や国を大事にしていろんなイミで貢献もして頂きたいモンです。
・・・・と、松下幸之助さんもおっしゃっていたではないですか(笑)
 
もっともMSGだけが売りの会社の場合、確かにツライとこだわね。
 
大企業と一流企業って意味が違うとつくづく思うわ(ヒヨッコの寝言ですが)。
 
さて、話変わってここ、イギリスですが、渡英して一年半、
もともと使わない化学調味料でしたが、おかげさまで皆無に近い生活が出来ています。
 
そもそも売ってないです。
 
イギリス的食事をしたら、味的にも、調理的にも入れようがないっ
てのもありますが、まあ、それだけじゃない。
そもそも味を科学的なものでどうにかしよう、という発想がありません。
(ベーコンに化学調味料が入っていたら、フツウにベーコンじゃない、と感じると思う。
ちなみに愛用しているイギリスの大手メーカーのベーコンには
亜硝酸ナトリウムは入っています
。)
 
それと、そんな器用で面倒くさいことがそもそも出来ない・・・・
・・・ってのもちょびっとある(笑)
(だから商売では熱心で働き者のアジア人たちに負けちゃうんだけどね・笑)
 
ともかくありがたい。
一応商品のIngredients(材料表示)は確かめて、判らなければ調べてきたけれど、
結論、ほとんど心配要らないです。(当然日系スーパーじゃないですよ)
 
誤解のないように書くと、イギリスの大手メーカーの作るいわゆる食パン、も
とても褒められたものではなく、得たいの知れないものが一杯入っていて
これぞイギリス郷愁の味、という人もいるかも知れませんが、
私はあのミョーなニオイと味、今はまずくて全く食べられません。
(ってこの前テレビでミッシェル・ルー・ジュニア(ロンドンフレンチ界の巨匠)も言ってたよっ・笑)
これも昔の栄養のとりにくい時代に主食であるパンを工夫した、という歴史的な
背景もあるので、まあ、仕方ないのですが(この国、変わらない国ですから・笑)
 
でも、イギリスのスーパーには何しろパイからローストから、インスタント食品が無数にあり、
イギリス人の「レンジでチンばっかり」
あるいは「1時間オーブンにほおり込むだけ」(←私も得意・笑)
((ベイクドビーンズの)缶を開けるだけってのもある・笑)、
・・・という生活の批判をするわけですが、
中華除いて化学調味料に関しては殆んど入っていません
(ただし脂は大量に入っている・笑)。
 
ぜえぜえ(息切れ・笑)、

つい白熱して長かったけど、そろそろオチです(笑)。
 
一年半前、自作の無添加梅干を大事に抱えて渡英してきた私、
とある日にロンドンの自然食材店で「無添加梅干(丸ごと)」と「梅干ピューレ」を見つけました・・・
イメージ 1
 
イメージ 2
材料、日本産梅、塩、紫蘇 That's it!(日本のスーパーの梅干商品ではナカナカ探せません・笑)
 
なんと日本のスーパーでもなかなかお目にかかれない
日本産梅&無添加ものです。
しかも、日本からの輸入食品が3倍に跳ね上がるこの遠い国で
日本で買うのとさして変わらない値段・・・。
 
これはえらいっっ。
 
(確か日系のスーパーでも見かけましたが、
ロンドンでは割とすぐ探せるオーガニック屋さんに殆んどおろされてます。)
今度帰国の際にこれを日本の家族へのお土産にしようか、などと大笑い。
これから渡英される、梅干星人の方(=ウメ子の語源ですが)、
心配されずとも大丈夫ですよぉっっ
 
これはクリアスプリングという英国の会社(!)の商品ですが、
志の高い会社で(ちょっとマクロビ寄り?)、
味噌やしょうゆやらその他の日本食品もあるし、
日本語もありますのでご興味ある方はサイトをのぞかれてはいかがでしょうか!
日本の代理店さんも探しているってよ!(梅干やら味噌やらの逆輸入に・・・・・)!
 
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