いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

ムール貝とフェンネルのシンプル仕立て

ウメ子というハンドル・ネームは、本名のもじりのもじりのもじり(笑)なのですが、
食ブログなので「日本のウメ干しが大好きだから」という、
自国の食文化への敬意も含んでいるつもりです。
(ついでに(日本に居るときは)毎夏にせっせと梅干を漬けているので、
"夏の"という苗字がついてます。)
 
でも現実には、故あって海外駐在生活が続く・・・・。
 
食はその土地」(身土不二だよ~♪)と実感しているので、
縁有って行って暮らした先の食文化には最大の敬意を表し、その土地のものを食べよう、と
まあ、そんなにごたいそうなモンでもないんだけど、常々思っています。
 
 なので、この国にいるときだけは、
イチ子"か、ルバァ子に、改名したいくらいです。
(単なる浮気モノ 笑)。
 
他にも賞賛に値する英国の食べ物は目白押し。
 
全く期待して来なかったので、驚いていると共に
今は季節の移り変わりが楽しくて仕方ないです。
(皆さあん!・・・・どこの国でもそうですが、
英国だって、すごいんですよぉ、美味しいんですよぉっっ!)
・・・・・・フランスとかイタリアと違って、声を張り上げないと・・・・・・(笑)
 
まあ、しょせん浮気モノ&ヒマな専業主婦の発言で、
「(確かに)余計なお世話です」・・・・と、毎回断って書いていますが、
「駐在員」という身分(たいてい短期滞在)でこの地の美味しいものを食べない
(日本食とかアジアものばかり食べている)のはほんっとにもったいない
(注:半永久在住者は別です)
 
これには少し同情(同感)もあっておそらく、そんなこと言ったって、
食べ方が難しい(食材の扱い、買い方、情報含めて全部)のだと思います。
異国ですから、よく解ります。
 
・・・もっとも、今一番違和感があるのは、日本から(金にモノを言わせて?)
海外のグルメと言われるもの(生ハムとか、キャビアとか
ワインとか、チーズとか・・・・・・・産地で消費されるべきもの)を
なんでもかんでも取り寄せて(奪って?)しまうこと(日本の文化・・・)なのですよね。
(でもそのおかげで潤った他国の産業があるのも事実か・・)
 
いや、これは自戒でありまして、若いころのバブリー発想の私は、おしゃれなスーパーとかで
海外取り寄せモノを買うのがカッコイくてグルメだと勘違いしていました。
(今も欧州ものを買いあさってたりするのでなんとなく口はばったいですが、
こちらは近距離・・・、ということで許してもらおっと♪・・・・・・笑)
 
実質的にも、今考えると、それらのチーズとか生ハムとかは
値段ほどは美味しくなかったと思います(キャビアは知らないけど・笑)。
どんなに気を使って輸入しても、現地には敵わない。当たり前なんだけどね。
 
日本に帰ったら帰ったで当然日本の美味しい旬のものを食べたいと思っているのですが、
例の放射能の影響で小さい子のいる実家などの話を聞くと(関東)
お米から野菜まで安全なものを必死になって探し
食べ方も毎日模索、見直し、四苦八苦しているようで本当に頭が下がります。
頭を下げながら、私自身は正直、食べ物に関しては帰国するのが怖いです。
 
自分で野菜を手作りされている(いた)方なども心配だと思うし、本当に罪は重い。
(天災じゃなくて、人災のほう)
 
おまけに日本はあんなに飽食なのに(質は別として)、食品が高い
「手間のかかった誠実な商品」は高くて当然ですが、
そういうものはむしろ安い傾向がある(安くしないと売れないからね)ので除き、
大多数を占める、その他の食品のことです。
 
消費税の5%を引いても高く、同じ価格なら英国のほうがより良いものを調達できます。
(関東で比べた場合。これは旅行等で為替を計算するのではなく、
ポンド建てで給与をもらっている主婦の生活実感です・・・・
ウエイトローズ(高いスーパー)だけで買ってちゃ、ダメよ・笑)。
 
知られている話ですが、英国はVATという、言わば消費税を、
日本とは比べ物にならない率、20%!もとられているのですが、
食品にはこれがかかっていない(子供服とかにも)のです。
(VATとは正しくは「付加価値税」)
 
今後、いつ?、消費税率がいくらに?アップされるのか知りませんが、
日本の官僚(や専門家)が「生活必需品に消費税をかけない」ことにあれこれ
理屈(私のようなマクロ経済に弱い単細胞にはじぇーんじぇん解らない理屈)を付けて
「弊害が多くて出来ない」みたいなことを言っていますが、
どう考えてもこのシンプル(単純・笑)な英国他の国で出来ることが
日本で(あの優秀な日本で)出来ないとはとうてい思えないってものです。
強者の、はたまた既得権者の、机上の論理だけはやめてください。
 
高い食品、科学調味料だらけのニセモノ食品、・・・さらに放射能汚染。
 
・・・あーあ・・・・・。
 
ま、ともかく英国に居る間は美味しくて安全で安い食品を手に入れることは容易なので、
それを当たり前のことと思わずに恩恵を享受するのみ!です。
本当に料理好き・食べ物好きにはここの食事情は
当初全く予期しなかったプレゼントのようで、ありがたや~~~
 
(もっとも、英国でも昨今のオーガニックブームなどは新しいものだし、
良くない食品だってちゃんと(?)存在します。
例えば、フリーレンジ(放し飼い)卵、と書いて有っても、実は悪質なゲージ環境で
育った鶏の卵が売られていたりする!?とか!!!
逆に日本にはここまではないかも?・・・・怖っ)
 
さて、またゴタクを並べてしまいましたが、
(こうやって私が好き勝手なことをして(言って)いられるのも、
日々、異国で働いてくれている、オットのおかげ・・・常々感謝しとります・・・。
って書くと、「何か買ったの?」って言われるんだろうなぁ・・・笑)
 
本日はムール貝
 
オットは貝星人ですが(←最近二枚貝食い過ぎ・・・・・)、
私は貝はかなり新鮮じゃないと、苦手。そもそも好んで食べません。
でも、英国のムール貝は大好き。
何度か書いてますが、活きたものを使って本当にささっと、
一番美味しいと思う調理法、です。
 
ムール貝フェンネルのシンプル仕立て
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■材料
活きたムール貝
フェンネル・・・・粗みじん切り
シャロット(or玉ねぎ)・・・粗みじん
(玉ねぎ・・・・粗みじん)
(セロリ・・・・・粗みじん)
パセリ・・・刻む
白ワイン、塩、にんにく・・・・刻む
オリーブオイル
 
■作り方
ムール貝はひとつひとつ平らなところでそおっと叩くようにして
活きているかどうかを確かめる(キュッと殻が閉じれば、活きている証拠)。
ヒゲのように出ている足糸をむしり取る。
(割れているものは捨てる。)
 
②鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ、火をつけて香りを出す。
好きな香味野菜をたっぷりとお好きな食感まで炒め、白ワインをどぼどぼと注ぐ
(あまりにお酒が多いと甘くなりすぎるので、水と調整しても)
沸騰させ、塩でかなり軽めに味をつける。
 
③貝を入れてフタをして、2・・・・3分、長くても4分、絶対5分以下で火をとめる。
かき混ぜて汁を味見、塩で最終調整、パセリをドバッと入れる。
 
④予めわざと水分を多くしといて、貝を食べ終わった後は必ずパスタ(笑)
+エキストラ・バージン・オリーブオイルで楽しんでね♪
 
イメージ 2
↑この香味野菜がとても美味しい♪
 
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