いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

リバーコテージ・カンティーン(プリマス支店)!

渡英が決まったとき、食べることにしか興味のない私がまず思ったのは、当然、
 
「あーあー、フィッシュ&チップスとローストビーフしかない国かあ・・・・」
 
に、近い感覚。しかし、何度かの英国旅行で果物が美味しいことは知っていたし
アフタヌーンティーのスコン類などには少し期待していたので、
 
「しゃーない。フランス料理とティー文化を学んで来よう!!」 (なぜにフレンチ? 笑)
 
とすぐに超前向き思考に切り替え(←これ、私の長所です・爆・笑)、成田を発ちました。
 
ところが1ヵ月も経たないうちにその私の感覚を180℃変えてしまったテレビ番組があります。
それが、今も英国の心の師と(勝手に)仰ぐ、Hugh Fearnley-Whittingstall
ヒュー・ファーンリー・ウィッティングストール氏のシリーズです。
(当初は英国英語がぜんぜん解らず、画像から雰囲気を掴んだだけだったけど・笑)
 
この人のやっていることを簡単に言うと、地産地消身土不二
今までいろいろな人や経験から教えられ、日本でもどこでも、
私が食の( or 生きることの)真実と思っていることそのものです。
要はスロー・ライフということですね。(私は出来ていないけど)
 
「え!?? 
英国人でも食事のことを真剣に考えるの??
その土地でとれる旬のものを必要なだけ摂り、
地域と自然とともに生きていく、なんて、そんな理想郷が解るのっっ???」
 
日本(人)より遥かに自然を愛し、お国を愛し(出てっちゃう人も多いけど・爆)
そこらじゅうにひつじさんや豚さんや鶏さんが遊び、海に囲まれ、
ロンドンから、マンチェスターから、バーミンガムから、
少~し離れただけで全部が美しい田舎の、
そんな国の文化を全く知らず、失礼なことに本気でそう思っていたのです。
 
なんてあほな私。
戦後の日本こそ、スローライフとは無縁じゃないの。
 
ちなみに誤解のないように・・
英国でも「レンジでチン文化」や「食料自給率の低さ」や「輸入ものに翻弄」
という食文化は(現在でも)あります。
オーガニックだとか、グルメだとか、何よりマス・コミであるテレビシリーズで
スローライフが見直されて人気を得るのも、ここ何年かのこと、日本と大差ありません。
 
ともかく、ヒュー氏のテレビにすっかり騙され感化され、
(今ではわがオットも"ヒューさん、ヒューさん"とお友達状態・笑)
ここから英国の食材と料理と地域の文化に真剣に目を向けることになり
以後、ハマりまくっているわけです。
(フレンチの勉強なぞ、やってるヒマはござんせん・笑)
 
ここ英国でも、食と言えばミシュラン、セレブリティ・シェフもあまた、
(ヒューさんのようなコンセプトのシェフもたくさん!)
&ヒューさん自身は総合プロデューサーであり、
ミシュランの腕は持っていない」!?(笑)ことはいろいろ見て知っていますし、
何より、テレビスターですから、ミーハー以外の何者でもないのですが、
彼の思想は私にとってはここ英国での食を考える際に本当に指針となっています。
(スターという意味では"ベッカム"の比ではない、by 世の中で私だけ)(爆)
 
そもそも彼のテリトリーはイングランド南西部でロンドンからちょっと遠く、
なかなかお店(RIVER COTTAGE CANTEEN(リバーコテージの食堂))には
行けてなかったのですが、バースにも支店があると言うので
が、残念ながらそこは今はたたんでしまったようです(小さかったので物足りなくなったか?)。
 
さて、今回は南南西西さいはてのコーンウォールまで行くというので
そこはしっかりと行程を組みましたよ、ここぞとばかりに。
 
まずはイングランド南部、プリマスの港に新しく出来た支店、
(って、やっぱはしゃいでる?笑)
 
イメージ 1
↑なので、他人の注文した出来上がりの品をコッソリチェック(←得意技)出来るのが嬉しい(笑)
いかにも食堂風、にしてある、今風で海辺的な店内。
 
イメージ 2
↑まあ、ここはシーフードで固めるでしょ、ということで私の前菜
ドーセット産のカニ、トースト乗せ、卵マヨ添え。たっぷり。
 
イメージ 4
↑このカニ味噌(ブラウン・ミート)臭さがオットには受けていましたので、これは好みでしょう。
新鮮は新鮮。
 
イメージ 5
↑いつでもどこでもムール貝の、オット前菜(笑)。
コーンウォールムール貝、白ワイン、美味しいベーコンコマ、生クリーム、です。
フツウに美味しい。少し貝はこぶり。 値段はちょっと高いかな。
 
イメージ 6
コーンウォールのシーフードの象徴、サバの(一応)炭火焼。
ちょっとカワイイ身長と体重(笑)
(私ならもちっとうまく焼くがな・・・)
てな、まさに社員食堂的料理(まあ、オーブントレイで焼いちゃうので・・・)。
サルサ・ヴェルデは美味しい。
鮮度は申し分ありません(それだけでも感涙?笑)。
 
イメージ 7
↑オットのメイン、ポーラックのソテー
白マメ(Haricot)とケール(青菜)のクリーム煮添え
 
ポーラック、こぶりのタラみたいな魚ですが、この地方では昔から
食べられてはいたけどややもすると軽視されていたらしい。
 
ヒューさんは、フィッシュ・ファイトと称して、1年くらい前から、近年の欧州のタラやハドックの
「乱獲&生態系の無視」に対して、反旗を翻すキャンペーンもしているので、転じて
痩せたサバも含め、こういうお魚たちがメインに入ってくるわけです。
(メニューは全て日替わりです。)
 
味は完全にタラ。ぷりぷりで美味しいお魚です。
 
イメージ 8
↑最近はこういうのを見ても、散財度が減ってきました(笑)。
(今までの散財で学んだので・爆)
でも、ロンドンから遠い地域のものを扱っているため、見る価値有り、です。
 
さて、オナカがいっぱいで、またしてもデザートまでたどりつけてないのですが、
全体の感想としては、やっぱり(さまざま文句つけたい・笑)食堂料理。
でも、いいんです。食堂だもん(笑)。
でも、美味しくない、×、なわけではありません。
雰囲気と魚の鮮度とおトイレのかわいさ(笑)で、行ってソンはないと思う(近ければ・・・)。
ただ、同じサバ料理ひとつだけとると、バース店で食べたもののほうがレベルは上でした。
 
   (↑まるで横浜のみなとみらいのコンパクト版のような・・・・・地元なのでなつかしく、視野狭くてすいません・笑) には、
他にもたくさんおしゃれ風なお店がありましたが、やっぱりここが一番混んでいて、
イースターとはいえ、ひっきりなしにお客さんがやってきます。
人のことは全然言えないけど、英国人も(人は誰も)ミーハーなのね。
 
実はこのリバ・コ・カンティーンの隣には、食オタク的に大変気になるベーカリーがありました。
私の動物的なカンが「こっちだ」と言っていた(笑)のだけど、予約しちゃってたし、
してなくても、リバーコテージには調査に行かねばならんし・・・・(迷迷迷)(笑)
 
帰宅後、ネットでいろいろとたどってみると、ここ↓、やはりタダモノではない雰囲気が・・・・・。
(きっと隣より美味しい・・・・←カン・笑)
 
いかん、またふつふつと調査・研究の虫がわいて来た・・・・・
結果は後日を待て!!(誰も待ってない?・笑)
 
イメージ 9
↑机にどーんと置かれた、「付け放題の」バターとジャム、お、おいしそう~
 
イメージ 3
↑この陶器はコーンウォールのあちこちで見ました。
(モノからするとどうも高くて買えず・・・)
 
さておき、あくまでリバーコテージです。
当然ですが、本店も調査してありますので、後日ご紹介申し上げます(笑)。
 
にほんブログ村 旅行ブログ イギリス旅行カテゴリーに参加しています。
↓良かったら文字列をポチッっとして下さいね♪
https://travel.blogmura.com/uktravel/