いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

クレーム・フレシェとスモーク魚

この週末はイギリス、また3連休です。
 
この時期、4月、5月、6月(今年は女王即位60周年!)、8月、とこういう連休があるのは
我々日本人駐在員(家族)にとっても嬉しいことなのですが、
ローカルな方々(イギリス人)はこの機会をとらまえ、、やれ子供のハーフターム(中休み)だ、
夏休みだ、なんだかんだ、と、付けられる限りの理由を大人たちが付け
都度一週間、二週間と有給休暇をとるのも普通らしい。(よく知らんが・笑)
しかも普段から9時-5時就労スタイル。(シティ(金融)の方々は知りませんが・笑)
 
せっかくのそんな国の良いところも見習わず、日本人駐在員は普段から働きすぎに加え、
連休に一日でも休みを足すなんてGOTO村八分的なことは恐ろしくて出来ません(笑)。
みなさん(?)相変わらず、日本にいるのとお~んなじ生活をされています。
(てか、そもそも年間の公休日は少ないのに!!泣)
 
(((うわさによるとヘタに休みなんて続くと何していいかわからないおぢさまたちも多いとか・・・・。)))
 
そんなこんなの(村八分雰囲気の)中、鬼妻はオットに一日(だけ)休め!の指令を下し、
明日からようやく4連休にして前々から行きたかった、
イギリスの「Self-Catering」(要は貸し別荘)にこもってくることにしました♪
 
(当初は、イギリス国内なぞには目もくれず、パリとかパリとかパリとか(笑)、ボルドーとか、
フランスとか(全部やん・笑)ばっかりに行くことをもくろんでいた連休ですが、最近、
すっかりドメスティック、しかもどっぷり、田舎&アウトドア志向・・・・。)
 
そういう貸し別荘だって、イギリスは週単位で借りるのが基本(シーズン中は特に)なのです。
うちなんてようやく3泊、ですが(最近2泊も可、なんてとこも出てきたようですが)、
選択肢が大幅に減ります。しかも当然ですが、短ければ短いほど割高だし。
(ヘタすると1泊、ホテルの2食付きより高い計算に・・・・・・・)
 
まあ、お遊び王国にはほんと、何もかも敵いません(笑)。
しかし、レジャーに対する考え方ひとつとっても、ここまでもか、というほど文化の違いを感じます。
そのくせ、先のスモーク用品に限らず、BBQ(とかキャンプ)用品もすべて
米国のWeberとかコールマン、と、
相変わらず自分達では何の努力もしない人々(商売ベタ・笑)。
 
昨日書いた放浪も、そういうわけで、前々から興味の有ったロンドン北東のほうの
お魚屋さんに、US(カナダ?)製の「スモーク・フレーバー・チップ」が置いてある、との
情報をサイトで発見したので、てけてけ行ってきた、というわけだったのです。
 
えっっ、セルフ・ケータリングだけじゃなくて、BBQもやるのっっ??
しかも、もしかして、燻製なんてしようとしてんの???
と言う「めんどくさーーーーーっっっっ」的な反応があちこちにちらちら見えます・・・(爆)。
 
母なんか「そんな休暇の日まで料理をするなんてぜっんぜん信じられない」と、
ためいきまじり言い放ちますが、私だって、
誰かが美味しいものを上げ膳据え膳してくれるなら動きたくありませんよ、基本。
 
だけど、海の近くで、美味しい肉や野菜が買えるファーム・ショップも見つけてて・・・
となると、なぜか体の中からもう1人の私が出てきて、
「やるっっ!」となってしまうのです(ああ、一生、食い意地の張った苦労性・・・・・・)。
 
昨今の震災の影響も有り、もともと自然好きなオットもサバイバルの練習には乗り気。
ゼロ、と1、は全然違うよ(ヘタでもやるとやらないとでは大違い)、と後押ししてくれるため、
明日から苦労してきますね(って、休めるのか?、我々。笑)
 
さて、その魚屋に戻りますが、結論、スモーク・フレーバーは正規代理店?にも関わらず、
「メールとかで予め連絡してくれれば用意するよ♪」・・・・などとあっさり明るく言われ、
結局手に入らず。
 
まあそんなこったろう、と想像もしていたため、くじけることもなく、
自家製だと言う、スモークド・サーモンとスモークド・コショウさばを買ってきました。
いずれもそのまま食べることが出来ますが、オーブンで少し温めます。
 
目当てのものは手に入れられなかったけれど、これが、かなりおいしかったので
(特にサーモンのスモーク・フレーバーはスーパーのそれの比ではない!)、ご紹介。
ちなみに、魚屋さんのレベルも高いです。
(いいなぁ、界隈にお住まいの方・・・・。)
 
イメージ 1
↑写真撮る前にネズミがかじってしまい、、、(笑)
 
これを、クレマ・フレイシュと刻みチャイブ、刻みディル、刻みスプリング・オニオン、
刻みケイパー・レモン汁、塩・こしょう・でうすーく味を付けたタレ?↓で食べます♪
(スモーク魚が塩辛いといけないので、塩は各自で最後に足すといいかも。)
 
イメージ 3
ほんと、画像が汚い・・・
 
クレマ・フレイシュ(と私には聞こえるんだが、日本語ではクレーム・フレシェらしい=crème fraîche)は、
渡英当初からのフアン。
ホイップされた生クリームとサワークリームの中間のようなもので、
ストロガノフに使うにしてもデザートにしても何にしても、少しの酸味と濃い濃度を持つ、
これが一番美味しい、というフランス生まれの優れもの。
でも、現在ではイギリスのどこのスーパーでも簡単に、しかも安く手に入ります。
(乳製品は全て美味しくて安い)
ちょっとクロテッド・クリーム(の濃度)にも似ていますね。
でも、ダブルクリーム(脂肪分45-48%)よりもカロリーも少ない(18-36%)です。
 
イメージ 2
↑フタの開け方に雑な性格が・・・・(笑)
 
これ、生クリームに乳酸菌を加えたもので、製造工程では火も若干入ってるため、
生クリームに比べると日持ちもし、何より分離や凝固などしにくいため、
お料理に上手に役立ってくれるのです。
バターミルクを加えれば自家製も簡単に出来ちゃうのですよ!
 
(以上はなんでも手作りしてしまう、Percy's Country Hotel の女性シェフ、
Tinaさんの著書で勉強しました。)
 
イメージ 4
↑ロンドン中心部・北東の名フィッシュ・マンガ!?(魚屋さん)
 
ほいでは皆様、良い週末を(まだか・・・)お過ごしくださいませ♪
でもおもいっきり天気悪そうなのよね(爆)
 
ではまた来週火曜日に。再見~!
 
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 
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