いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

ネイルスワースの美味しいシーフード屋さん!(スパイダー・クラブ)

コッツウォルズ南西部の小さな村、ネイルスワース(Nailsworth)には、
有名なパン屋さんHobbs House Bakery(&カフェ)があり、
本の雑誌フィガロでも紹介されていましたが、ここのパン自体は近郊のマーケットや、
Chipping Sodbury,テトベリーなどの店頭、オンラインでも購入することが出来ます。
(五代、そして六代に続かんとする老舗で、要はいまやパン屋というより企業、ってことね。
でも良質なパンは大きくなってもおいしいです。)
(ちなみに、本当の英国老舗大企業パンのHOVISと名前が似てますが?、
もちろん別物です・ねんのため。笑)
 
今回はそこのカフェ目当てではなく、同じく(小さな)街の真ん中にある、これまた老舗の
名フィッシュ・マンガ(魚屋さん)へ。
その中にある「ウィリアムズ・オイスター・バー」(といっても気軽に入れる、
ビストロ風のカジュアルなシーフード食堂)をご紹介します。
 
まずは、メイン業のお魚屋さんのほうから。
(フードホール、といっても、かなりこじんまりですが・・・)
 
いままでもイギリスにはたくさんの優秀な魚屋さんがあるとご紹介してきていますが、
ここもそう。
日本人ならその質の良さをすぐに理解できると思います!
 
ほんの少し高級感(=高めのデリ感)漂う店内に、新鮮な旬の魚介類がところ狭しと並んでいます。
この日は早朝はマーケットで買い出しだったので、ランチ目当てにお昼ごろ訪問しました。
本来魚屋さんに出かける時間帯としては遅めですが、奥に冷蔵庫があり、
また、レストランでもあるので、狭い店頭から想像するよりは実は(生の)在庫は多め。
(だってこの蟹↓、売れたらすぐまた出てきてたし・・・笑)
イメージ 1
 
今回は母を出汁にしてのために、今まで見たことない大きさの旬の
コーニッシュ(コーンウォール産)・ロブスターと、
渡英後まだ食べたことのなかったスパイダー・クラブと大いに迷い、
大盤振る舞いでロブスターを購入(後日お披露目します・笑)。
(・・と、えらそうに書いているが、、実はいい歳こいて母におごってもらった・・・)
 
両方とも、旬です。
 
ここへ来る前のマーケットでも同じスパイダー・クラブを見つけていたのですが、
購入を躊躇している間に、あっという間に無くなって、後悔していたところだったのが、
こちらでより大きいものを発見してさすがの品ぞろえに感激。
 
そのスパイダークラブのほうは、ここで喰っ食べちゃえ~、ということになりました。
                 ↓母                                  ↓わたし(両者ダウンジャケット・寒い・笑)
イメージ 2
↑なんか、襲われそうですが・・・!(笑)
 
店頭で売られている価格とほぼ同じ(店頭は量り売りで、こちらは固定価格・意味不明・笑)
ちなみに先の画像にあるように、イギリスで通常、蟹、といったら、左のブラウン・クラブを指し、
ほぼ、これしかいない、というものですが(でもそれがたくさん生息している)、
このスパイダー・クラブは出回る量の少ない、
ひそかに「オイラも英国の蟹なの、実は・・・」と言う、おいしい貴重品なのです。
 
見た目は伊豆の「タカアシカニ」にそっくり。
ちなみに、これを英語で↑「Japanese Spidar Crab」と言うらしいので同じ仲間かと思いますが、
イギリスのは、これでも少し小さく、なんとなくタラバにも似ています。
 
    (しかし、足の数はちゃんと蟹ちゃんチームと同じ、10本(爪入れて)。
    なのでタラバちゃん(宿借りちゃんチーム)とは違います。
    (でも、退化した脚を入れると、みんな10脚目といって同じ仲間なんだって!!)
    以上、by動物チーム/ポチのオット)   ん?!
 
これが2000円強でレストラン内で食べられるのですから
リーズナブル、といえるでしょう。(たぶんロンドンなら確実に倍します。)
ちなみに器用な日本人三人で格闘しても、時間かかって仕方なかっけど(笑)
 
このお店、お魚屋さんということで、メニューになくても、店頭のお魚を調理もしてもらえるようです。
(といっても、それはブリティッシュウエイ、またはかろうじてビストロ系なので、
期待はできないが、貝類をガーリック(とバター)でさっと焼くくらいのことはできるだろうし、
周りの人々が食べていたほかの料理も全部なかなか美味しそうだったことだけは
名誉のために書いておきます(笑)。)
 
この蟹と、オットは絶対にはずさないいつもの牡蠣↓おいしかったそうです)、
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↑イギリス中、牡蠣の産地は多々有れど、スコットランド産(がどうもおいしいらしい)
 
まあ、よくも飽きもせず毎回毎回・・・と思いますが(笑)。
ちなみに、イギリスでは"R"の付く月以外でも、ちゃんと安全に生牡蠣が食べられます。
 
母はアヒルのコンフィ・サラダ(ドレッシングにオレンジとはちみつが使われていてなかなか)
私は定番のフィッシュ・スープの小盛り(美味)。
 
歳はいってても女二人なのでデザートも強気でゴー(笑)
 
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↑w/ラズベリーのクーリ
 
レモンメレンゲ・ルーラード(ロールケーキのこと)は自家製のレモンカード+クリームと
ふわっふわのメレンゲでロールケーキにしたもので大変秀逸。
イギリスの古典?ケーキ、レモン・メレンゲ・パイより断然おいしいです。
 
イメージ 5
↑あのね、実はメニューには「ルバーブ」とあったのよ・・・・・・(爆)

「ブルーベリー」に化けて出てきたイートン・メス。
しかし、イギリスではこんなこっちゃあ、もう何~も驚かず、別に指摘もしません。
(悪気ないし、指摘しても、"ごめんね~"で終わっちゃうので)(笑)
きらいなものなら突っ返すけど・・・・。
 
イートン・メスは、メス、の名のとおり、
「ぐっちゃぐちゃに混ぜる」が信条なのですが(詳しくはコチラ)(過去記事)、
なんだか気取って?出てきました。本来は生クリームとフルーツ+焼きメレンゲ、ですが、
ブルーベリーのフール(果物+生クリーム)とクロテッド・クリームを混ぜる、というもの。
ダブルのダブル・クリーム(脂肪分の高いクリーム×2)になっちゃいます(笑)。
両方とも腕を感じさせる、おいしいものだったけど、
ひとつ£5を超えていて、値段的には料理のほうがリーズナブルだと感じました。
 
私たちは昼12時ころから並ばず入れましたが、土曜日の13時も過ぎるとお客さんは
列を作って待っていました(そんな中、気を遣うまともな日本人の私たちなら、
のんびり蟹の足なんぞほじくってるのも多少申し訳なく感じますが、
イギリス人はその限りではありませんので(しかも、ほじほじも不器用ですので)、あしからず・笑)。
 
予約はとらないそうなので、日本からの旅行などの場合は
早く行かれたほうがよいかもしれません。
 
イメージ 7
コッツウォルズのご多聞にもれず、ネイルスワースもかわいい小さな村です。
 
余談ですが、この時期だけ(大変短い期間)のフランスからの楽しみ、
アスペルジュ・ソバージュ」(野生のアスパラ)も置いてあったのです(過去記事はコチラ)。
(魚とともに少し野菜も売っていますが、特に英国産にこだわっているわけではないところが
個人的にはいまいち、と思いつつ、この発見はウレシイ・笑)。
 
イメージ 6
↑しかし、破格の£4.5(≒580円)、貴重なものとはいえ・・・高いっ・・・・
でも、見つけたら絶対にゲットです!
 
これは目の前で一束買われてしまい、最後の一束でした。
魚だけに無我夢中だった私をさしおき?(笑)、オットがゲットしてくれました。
(ポチ、よくやったっっ!!今日はご褒美、倍(エール2本)よっ。笑)
 
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 
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