いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

インドのもうひとつの星、ケサール・マンゴー

このインドイギリスに住み始めて、はや(まだ)、3年目の途中。
 
超トロピカルなシンガポールに暮らしていた際に学んだ果物は、
あの機内持ち込み禁止のドリアン(果物の王様と言われている・・・・ちなみに美味しいのですよ、冗談抜きで)をはじめ、
カスタード・アップルやらランブータン、マンゴスティン(女王)などたくさんありますが、
なんといっても、名実ともにナンバーワンなのは、
オットも母も姪っ子も果物の中で一番好き、ぐらいの、人気者、マンゴーです。
(王様より上ならば、言うなれば果物の神様!!)
 
シンガポールは自国では何も収穫出来ませんが(正確には一部国産野菜等あり)
周辺地域でたくさん採れるため、流通も(品も)良く、マンゴーは格安で食べ放題でした。
 
季節になればインド産の世界一品種「アルフォンソ」!、
(私達の記憶では6月が旬、だったはずなのですが、
いろいろ検索してみると、ベストシーズンは4月から5月、とあります。)
その他もインド人街で簡単に手に入ります。
御用達だったカルフール(仏)スーパーにも短い間だけたくさん並ぶので、
販売初日にインド人との争奪戦に加わってました(
あちこちで荒らし・・・・笑)。
 
個人的に一番好きだったのは、台湾産のキング・マンゴー(香りがそれほどきつくない)、
次にアルフォンソ、そしてC/Pのバランスが良い、タイ産のマンゴーでした。
ちなみに昔インド出張でアルフォンソを食べたオットは、それがいまだに世界一の自分一。
 
さて、時は流れて気が付けばインドイギリスへ・・・・の、6年後、今年5月の終わり。
 
昨年、インドイギリスへ遊びに来たのに
「ヒースローから来る途中、通りにたくさん見かけた!! (のに食べさせてもらえなかった) 」と
恨み節を持つ母のため、淡い期待を込めてわざわざ彼女が目撃したところまで
一緒にアルフォンソを探しに行きましたが、残念ながら無く・・・・。
(ちらほら、とありましたが、アルフォンソ、と書いてあっても似ても似つかないものだったり・・・・)
 
その後なんだかんだと忙しく、あれよ、という間に7月になってしまいました。
 
真っ盛りのいちごだの、イギリス産・ブルーベリーも出て来ている今、
(要はイギリスが1年でもっとも果物が美味しい季節で、忙しい7月初旬)、
またまた淡い期待を持ちつつ、ウチから車で10分のインド人街へ再び。
 
なんと1か月の間に通りは「マンゴー通り」と化していました。
母は昨年、確かにこれを見ていたのです。
おそるべし、マンゴーのありかはマンゴー好きに聞け、です(笑)。
 
イメージ 1
(なぜか)パキスタン人の優しいおにーちゃん。季節バイト?↑
 
しかし、おおっと喜び勇んだのも束の間、肝心のアルフォンソが見当たらず。
どこへ行っても別の2種類、しかありません・・・・。
 
で、今回買った(インド人でない、なぜか)パキスタン人のおにーちゃんに念のため
「アルフォンソは?」聞くと残念そうな顔をして
「あーーー、(季節が)終わっちゃったよーー」とのこと。
 
うっ、早っっ。 1か月以内に来たってのに!!
いや、5月下旬の時点で終わっていたのか、やっぱし!
シンガポール時代の6月、はなんだったのか、今のところ調べきれていません。
 
その代わりにか、
アルフォンソと同じぐらい有名で、美味しいやつがこれだよ」と
おにーちゃんが教えてくれたのが、この、ケサール・マンゴーでした。
 
イメージ 2
↑青いけど、色は関係ないらしい・・・(このあともっと黄色く追熟はします)。
 
ちなみに、みんな親切でインドジンウソツカナイ、は、基本本当です。 でも、商売人は商売人。
仲良しのタイ&中国系シンガポーリアンの商売人夫婦から、
「イラン、パキスタン人からはモノ買うな」と教えられた私たち・・・、
(注:商売に長けた中国人すら嫌がる人々・・ということです。)
 
初めてペルシャじゅうたんを買ったときも、詳しい彼らに付いてきてもらったぐらいですが、
"定価&ある意味安定した社会にしか慣れていない日本人"が
海外(アジア)でモノを買うときは、赤子の手はひねられる、ぐらいに思ったほうが無難です。
 
日本人がシンガポール等でじゅうたんを買う場合、コットンやポリをシルクだなどと、
騙されることはあまりありませんが(マフラーぐらいだと騙されますました)、
まず間違いなくボラれます
でも偽りの商品は良くないが、値段が人によって違う、というのは、正当な商売。
 
余談続きで、当時ウメ子の値切りペルシャ人もまっつぁお(中国人は相手じゃない)、
ということになっていましたが、とんでもない・・・私なんてまだまだひよっこ・・・
はっきしいって、順番的には

ヒョウ柄着た大阪のオバちゃん(世界最強)>ユダヤ系>ペルシァ系>インド系>中国系>
・・・・だと思います。(冗談だよ~~・笑)
 
話はマンゴーに戻って(ついついいつも反れちゃう、すいません・笑)
インド系のスーパーの価格では£3.99(\520.-/6個)のところ、この季節露店は
£5、
モノが良かったのでこちらを値切って£4.5で購入してきたのですが、

はて?マンゴー名人(誰がよ?笑)、包丁を入れた途端、香りと感覚、経験で判りました、、、
インド人のみならず、パキスタン人も嘘つかない!ってことが!!
勝手に一緒くたにするとドンパチになりますが、この人たち、根はやっぱり、いい人たちなのです(基本性善説の私・笑)。
 
まじうまい、これっ。
今、よみがえる常夏の国の記憶(舌は覚えている・笑)!
 
ああ、けなげにインド産のものを売るパキスタン人を信じてもっと買ってくるべきだった!
(ちなみに試食はさせてくれません、させてくれてたら、カネにイトメはつけねーよ!だったのに・・・・ってイヤらしい?笑)
 
しかもウチら、
「ねぇ、本当にこれ、美味しいの? (天下の)アルフォンソと双璧みたいに言えんのぉ??
まずかったらお金返してよ??」
と、
終始疑いのまなこで善良な?出稼ぎのお兄ちゃんをイジメ・・・・・・性格悪かった・・てか、
すっかりロンドンのヒョウ柄着た関東のおばちゃん!?(笑)
 
だいたい、アルフォンソ、アルフォンソ、と(えらそうに)騒いでいたけど、
マンゴー名人なんて言ってるけど、このケサール、私まったく存在を知らなかったのです。
 
食に関する知識、必要にして十分、とはさすがにまだまだ思ってないけど、
本当にまだまだだった・・・(爆)
 
てか、食は現地、とか常々言いながら、インドイギリスでインドのマンゴー買うか??
この木を持つ南インドの農場付近の子供たちは、"世にも美味しいこの地の恵み"を
口にすることは出来るのでしょうか・・・・・・・。
 
するとオット、
「ウメが食べても食べなくても(まずしい)彼らは食べられないかもしれないし、
食べてあげれば、生活が少しでも豊かになるかもしれないよ。」
 
とな。
 
・・・・・・・ふくざつ・・・・しかし、うまい(ああ、美味しいものにはかなわない・・・)
 
さて、さっそく切ったものを器に盛り、ブログ用の写真をとろうとテーブルの上に置いておいたら、
次の瞬間、なんとこんなこと↓↓にっっっ。
 
イメージ 3
↑あっという間に、タネと、遠慮?の一部を残すのみ・・・・・
 
ヨチヨチ、よっぽど美味しかったんでしょうが(笑)、
・・・・・・その後のポチ(オット)の運命はご想像におまかせします(笑)。
バシッ、バシバシバシッッっっ
きゃいいい~んっ(笑)
 
気を取り直してもう1個(1枚)↓↓
 
イメージ 4
↑でもむりやり見てください、この色(アルフォンソと同じ、濃いオレンジor赤)

つや、トロり感、におい・・・・をお伝えできないのが、残念・無念っ
アルフォンソ・ポチの感想としては、
「うーん、かなりいいセン行ってるよね~(≒インドで食べたアルフォンソのが上)」だって。
(ならあっと言う間に喰うな・笑)
 
ケサールはアルフォンソと比べると少~しおおぶりで味も確かに若干うすめですが、
(いや、それでも日本で買えるマンゴーの、間違いなく2倍濃厚・・・)
返って香りがきつくなく、私的にはかなーり、好み。
美味しいもの以外食べない(メロンパンの上だけとか・爆)超ワガママな私が、
オットに無言の後片付け依頼をせずして、一気にたいらげることが出来ます。
(ええっ?、ご主人はいつも、メロンパンの下だけの、あの味の無くなった、白いちょっとパサついてるパンのとこを・・・・???・・・・
・・・ご想像におまかせします・・・笑)

↓調べてみました(笑)

インドにも、たくさんマンゴーがありますが、代表的なのは、次の5つだとか。
北圏
CHAUSA(チャウシァ)(今回有ったもう一種)
DASHERI(ダシェーリ)
LRNGRA(ラングラ)
南圏
ALPHONSO(アルフォンソ)
KESAR(ケサール)
   ↑このふたつとも小ぶりでコロン、とした"しずく型"な感じです。
     (ペリカン・マンゴーともアップル・マンゴーとも形がまったく違う)
 
南国のこの二つが、双璧。
つまり、やっぱり南国に行けばいくほど、の果物なのですね。
 
いや、この美味しさは本当に特筆もの。
イギリスのスーパーでは年中、メキシコあたりのアップル・マンゴーが売られていて
料理やデザートにもいまや頻繁に登場する、フツーの果物ですが、
このアップル・マンゴーは私からマンゴー種と認められていません(失礼)(爆)。
安くても絶対買わないし、今後も一口も食べません(爆爆)。
・・・・村街起こしはいいことだし、8,000円も10,000円(!)もすれば、美味しいかもしれませんが・・・・
 
ということで、忙しくてもまたすぐに買いに行く予定、今買わねば、旬を逃すと
露店は跡形もなく消え、来年までもう絶対に買えなくなってしまうのです。
 
これ、もうちょっと早くアップしたいと思いつつ、ウインブルドン観戦などで忙しくて遅れてしまいました。
なので目指すは来年の4月下旬~です。
まずはアルフォンソから、お近くのインド人街(あちこちにある・笑)でぜひお探し下さい。
時期と買うところを選ばないと、私のように失敗しちゃいますが・・・・・
信頼できるインド人に聞いて!
(その辺にいるでしょ、いくらでも!・笑)

でもアルフォンソは私自身今のところ本物を目撃できずに(イギリスでは)
終わっているので、どこで買えるのか、そもそも入っているのか、は、判りません。
(インド人がこれだけ居てアルフォンソがないとはとうてい思えませんが。)

ホント、人の流れも流通も日本の比ではないため、
現地価格とは言わないが、かな~り安く入手できます。
(ここでは一個100円以下だが、(輸入が許されているケサールは)日本では10倍することも・・・)
ということで、マンゴーはインドイギリスで買う、は許してもらおうっと。
(値切っておいてナンですが、大元では、できればフェア・トレードでね・・・・・・・)
 
ところで本日、 インドイギリス
                   ↑これ、しつこかったよね~?!(大笑)
 
 
 
こんな長文ゴタク、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
 
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