いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

GG(雅園)でお出ししたチーズ・ボード♪

オタク記事っす(笑)。
 
今回のグレース・ガーデン(雅園・通称GG)のクリスマス・パーティーでお出しした
チーズボードは、ウチの近くのよく行くチーズ・専門店で
「日本人女性のワインの会」のような説明をしてプロのオーナーに選んでもらったものです。
 
イメージ 1
↑ウメ子的には、シュガーマイス(砂糖ねずみ)に気づいて頂ければ、本望(笑)
 
ただひとつ、ヴァシュラン(画像左下)だけは私のこだわりで、土日限定販売だったため、
先に購入して、頑張って保存しておいたもの。
そのイメージがオーガナイザー優美の目には、「駆けずり回って入手」に見えてくれた(笑)のでしょう。
 
この冬季限定のヴァシュラン(というチーズ)、
(フランスでは正しくはヴァシュラン・デュ・オー=ドゥー(Vacherin du Haut-Doubs)、
または、モン・ドール(Mont d'Or)(=AOC)、)は、
コンテ地方で作られる一見、カマンベールかブリーですが、
熟すとトロットロになる「ほとんどバター!?」みたいなチーズです。
おそらく、チーズに慣れていない日本人でも誰でも抵抗なく食べられる、
万人に好かれるクセのないチーズ(しかし熟成→過熟するとイロイロと変わります・笑)。
もうずいぶん昔、若かりしころにパリの市場で買って食べて大感激したもの。
 
バブル期に日本でも大枚はたいて ほんの時々(笑)食べていましたが、渡英後にバラ・マーケット
安く食べられることを発見した時は感涙にむせんだものです(ハイ、オタクですね~~爆)。
(ちなみにウメ子はワイン、呑ま(め)ないんですけど・笑)
 
ややっこしいのですが、このチーズ、山を挟んだスイスでも同じものが昔から作られています。
今はそれぞれの国でAOC制度が出来ましたが、モンドールと言うのは、
フランス(側)の山の名なので、フランスでは単にモンドール(この名でAOC登録)と言いますが、
実はスイスでこそ、ヴァシュラン・モンドール(同じくこの名でAOC登録)、というのです。
でも、パリで私が見たものは単に「ヴァシュラン」・・・。
この辺はもう入り乱れているようです。
想像するに、日本人より適当、というか気にしないで豪快なんでは、と思ったり。
(てか、イギリス人の場合、チーズ屋さんでもよく解ってない・さらにオウヨウなので。笑)
(・・・さらに解説→イギリスの場合、餅を餅屋に聞いても判らないことが多々あります・爆)
 
この辺、オタク・ウメ子が以前、まとめてますので(笑)、ご興味あればこちらを。
(ああ、こーゆーのはどうしてすぐ覚えられるんだろか・・・・・・・・他のことでもこの能力があれば、
今頃弁護士にでもなってたのに・・・・・・・爆)
でもこのAOC制度が出来たせいで、実は昔からフランス(とスイス)でおーーんなじものを
作っていたチーズ農家が指定地域から外れただけで「モンドール」と言う名を
使えなくなった、という、そんなぁぁぁぁぁああ、な、お話もあるようです。
こういう話は実はたくさんあって、ちょっとフェーズ違いますが、
同じくフランスのあのゲランドの塩が、その土地の方々が昔から使っていた塩の名前を
一時使えなくなったりする事件もありました。
 
確かに石を排して玉を守る、というコントロールは必要かもですが、
それであってはならないひずみが出るのは本末転倒だし、
実際、AOCでなくても美味しいものはたくさんあります。
 
今回のもAOCではありませんが(なので実はモンドールと名乗れない)、
でも、おかげさまで一番の人気
すこーし熟成度合が足りなかったので、ウメ子が勝手にはちみつと黒コショウを
かけてしまいましたが、好評頂いたことはとってもウレシかったです。
 
イメージ 2
↑お気づきの方、ご存じの方もいらっしゃるかもですが、ヴァシュランと同じ材料が、
夏には保存のきくハードチーズ、フランスが誇る、コンテになるんです(てか、コンテなんです)。
イタリアのパルミジャーノ・レッジャーノと並んで、最高に美味しいハードチーズですよね♪
(これが今回一番書きたいことだったりして・・・笑)
 
そして今回の人気のもう一つは、同じく画像下の右にある、
ドイツのブルーチーズ、Montagnolo Affine.
ドイツぅ~~?と一瞬思ったんですが、なんと、こんな賞をとったものだそう。
(ま、いろいろなアワードがあるけどね・笑)
店主、今回オランダのヤギ・チーズと一緒にしつこいおすすめ(笑)。
 
どっちも大変美味しかったのですが、実はウメ子、
このクリスマス休暇に南ドイツ食い倒れ?(ポチ呑み倒れ?)に
出かけようともくろんでいるため、個人的興味からドイツのものを選択(笑)。
ドイツかぁぁぁぁぁ、やっぱし、欧州チーズは奥がふかーーーーーい(笑)。
ちなみにドイツでは大変ポピュラーなものだそうですよ♪
 
・・・・・今回のチーズボード、
ウメ子は基本的に
「イギリスには美味しいものがたくさんあるからみんなで食べよーよー」
・・・・という考え方なのですが(ブログの主旨も)、、
うかうかしてると(?)、やっぱしフランスチーズばかりが並んでしまう(笑)
なので、あえてその他の二つにイギリスチーズを選んでもらいました。
内、ひとつはゴート(ヤギ)。
これはお好きな人のために、または食べたことないけど、経験してみたい、
と思われる方もいらっしゃるかも知れない、と考えての選択です。
 
しかし、並べた相手(ヴァシュランとドイツのチャンピオン・チーズ)が悪かったのか
イギリスのものは売れゆき微妙・・・・・・(笑)
 
頑張れ!!イギリス!!
フランスに追いつけ追い越せ!200年ぐらい遅れてるけど、
土地はたくさんある、卵も牛も羊もゲーム(ジビエ)も揃うじゃん!!
トマトもトリュフもとれないけど・・・(笑)
これからだよっっっ、すべて(爆)。
 
・・・・というのが本日のイギリス在住者的オチですが、
えらそうに書いているワイン下戸のウメ子も、別にチーズに詳しいわけではありません。
(二回めの方はともかくとして、三回以上お逢いした方、
「ウメ子さん、呑めたよね~、ぐびぐび・・・・」みたいなイメージ、いいかげん消して下さい。
(*注:100回会ってるウチの義兄(ロンドン在住・秘)のことです・爆))
 
それでも、個人的興味から、これからもどんどん試して
皆さんと一緒に美味しいもの食べられたら、こんなに幸せなことはありません~
 
イメージ 3
↑こんなん戸棚に居たら、ドン引きするよね。
お砂糖です、お砂糖(笑)。
 
お読みいただき、ありがとうございました~(ホントに・笑)!
 
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