いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

鮨徹さん・・・・回顧録

一体いつの話?、というぐらい前(6月の頭)のですが、
鮨徹さんは記録しておきたいので。
 
食通のロビンさんとサンクちゃんからお誘いを受けて
同じく食べることが大好きなソルトちゃんとほいほい便乗して行ってきました。
彼女達が別に常連だからって、人気ブロガーだからって(←これは関係ないか・笑)
大人気の鮨徹さんをひいき予約することは出来ません。
陰ながらの大変な努力のたまものなので、とても感謝しています。
ほんとうにありがとうね!
 
イギリスで、ロンドンで、すし??
個人的には欧州で日本食のレストランにはほとんど興味がないのですが、
職人ワザを見る・食べるのはどこにいたってどのジャンルだって大好きなのだ
(タダのノンポリ・笑)。
 
すし、鮨、寿司、ナレずしや上方すし、江戸前すしの話をしだすと
収拾がつかなくなるので割愛いたしますが(←はい、いつも割愛して下さい~・笑)、
誤解を恐れず書けば、現代は日本ですら鮮度のみ売りにした刺身を
乗せただけのスシが氾濫してる中(←それらが美味しくないわけではないけど・・。)
それとは別物の、いわゆる現代の正当職人江戸前鮨。
タネ(ネタ)には食べ頃、食べ方ってもんがあるんです。
新鮮なのばかりがいいわけじゃない。

本当のプロの作るものはなんでもそうですが、
見えないところの「仕事」にお金を払うものだと思ってます。
(大昔はその"見えないワザ価格"も安く、庶民の食べ物でしたけど~~)
 
ということで、だいぶ前の画像をよいしょっと編集して・・・。
 
イメージ 1
↑左上はボラの刺身。
当初ボラと聞いてすぐピンと来なかったのだけど、徹さんが隣のイギリス人客に
「Grey Mulletです。」というのを聞いて目が覚め(笑)。
そうそうこの魚、イギリスでは大変ポピュラーなんです。
プロが調理しても(←過去記事に飛びます)、
日本と同じくやっぱり泥臭い(のに、良く食べる)。
これは食べなきゃ、と、思わず少し切ってもらいました。
普通に美味しい上品な白身になってます、さすが~。
 
イメージ 2
↑ロンドンで食べているとは思えない美味がぞくぞく続きます。
(てか、モノによってはマジ、銀座より安くて美味しいぞ!)
がっついて(笑)撮り忘れたものもあるので、
この1.5倍は喰ってる食べてると思って下さい(笑)
はい、今日のお仲間、全員食べることが大好きですから(笑)
 
京都のカウンター割烹もそうですが、美味しいものを食べながら
一流の職人さんのお話を伺うのは本当に楽しい。
鮨のみならずそれも天職と思われるお話上手な大将。
同郷の奥田シェフの話(+下らないウメもも過去記事はこちら)なんかも出たりして・・。
「素材が良く、最適な扱いが出来れば美味しいものは出来る。」
鮨職人とはスタンスこそ違えど、
これぞまさに奥田シェフも言われていることでした、確か。
 
その素材調達の点では、日本の鮨屋とは比べものにならない多大なご苦労をされている筈。
しかも、コンスタントに、毎日。しかも非常にリーズナブルに。
(一部の銀座の鮨屋に見習えと言いたい!)
あ、ここ、↑二重線消しでお願いします。(爆爆)。
奥様との二人三脚+日本人の本当の職人魂を感じます。
だから人気が絶えないのだと思う。
 
ご自分で工夫・研究の末ブレンドされるお米しかり
(イギリスで日本のコメのみ使ったら商売ベースではとんでもない価格になります~)、
プロの裏方さんの層がない、あくまでロンドンで調達するタネの中で
常に一定の品質を保つのも至難の業。
今日はこれがちょっと・・・というものがないとは限らないかも知れないけれど・・・。
その実、日本人のお客さまにはあえて最初からサーモンは握らないようにされているとか。
(本当は職人の薦めるもの以外食べてはいけないんだよね~。
そこが商売と職人魂の両立の難しいところ。)
イメージ 3
 
この手巻きトロタクの美味しかったこと~!
目の前で魚の脂と身を叩いて下さっている時に、多めの脂のブレンド比を見て
「こんなの、とてもじゃないけど、
見た目食べる気しないわよね~え!」
といきなり隣で大吟醸片手に暴言我がロビりん(大爆)。
 
ほどなくそれが徹さんの腕を信頼して(知っていて)の発言だと解るのでした。
いやスゴイ、全然脂っこくなくて、、、海苔もうまくて、、、、もう一本!(笑)
 
大将はまた「自分の実力はアベレージ」ともご謙遜ですが、
どこかに大変な自負もお見受け致しております。
いよっっ、ホンモノのオタク職人だよねっっ!
(↑お年下なので、上から目線で失礼致しま~す・大爆)
 
独自ルートによる大将郷里の山形の日本酒もあります。
これを読んでいる宅のポチ(日本酒狂の鮨好き)が
さっきからよだれをたらしてアブナイ犬になっていると思うので(爆)、
機会あれば(←これが大変そう・・・)また、ぜひ。
 
日本からの旅行者の方にあえておすすめする話ではないかもだけど、
鮨を食べに帰る在英の方には飛行機代をこっちに・・・・・とおススメします(笑)。
イギリスは実は他の欧州と比べてミシュラン店も安いのだけど、
そのレベルでそれよりもさらにリーズナブルです!

 
ここまでお読みいただき、ありがとうございました~!
 
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*1:ちなみにポチの実家付近の海の人達も冬には刺身にするんです。