いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

サンセバ、かならず行きたいバル♪

多忙な日々が続いていますが、とりあえず、
いまさら年末のサンセバ・バルめぐりの続き。
 
三日で三回通った(!)バルの記録。
もう一回だけ、サンセバ、お付き合い下さいませ。
 
サンセバスチャンのバルめぐりでは、ややもすると似たり寄ったりの
ピンチョやタパに当たる確率が高く、
それはそれで郷土料理を敬愛するバスクそのものなのですが、
はっきり言って、そればっかりだと、ちょっと
目新しいものが欲しくなってくるのも事実。
 
「またバゲットに生ハムかぁ~~」とうんざり?する前に
是非是非、マスト・ゴー。
 
そのバルは旧市街にある生鮮市場
(Mercado de la Brexta
Alameda de Boulevard 3,20003 San Sebastian )
の一角(ほんと隅っこ)にあります。
 
一見、小さいカウンターのみの、ロンドンでもあるような
街角のカフェ的たたずまいなのですが、
そこに並ぶタパ&ピンチョを見た途端、
絶対に美味しい、と、胃袋が(笑)。
 
イメージ 1
 
カウンターに並ぶ、見るもの全部美味しそうで、
結局、何種類食べたかな~~、
12戦(種類)11勝、てな具合!
うなるほど、というわけではないけど、
良く見るバゲット・ピンチョはほとんど無く、目にも斬新なタパ揃い。
 
イメージ 2
↑ね、手が込んでいて味も見た目も完成度、高~~~!!
レストランみたいです。
しかも、とってもリーズナブルなんですよ!!
こういう、美しいタパ系のお店は他にもたくさん有るけれど、
みんな押し並べて高いのが常。
 
イメージ 3
 
注文を受けて作るスタイルではなく、
もう出来上がっているものをカウンターにいるオーナーが、
温めなおして、そのメニュー専用のソースを数種類(!)かけ
プレート・アップしてサーブしてくれる形ではありますが、
それでも(←レンジでチン!でも)、なんだ~?、ここ、
タダものじゃないぞ、ちゃんとしたレストランに多分、
まったくヒケとらないぞ~と。
若干油分と塩分が多いけど、
お供のバゲットと一緒に食べれば
気になりませんでした。
 
イメージ 4
↑定番の「スパニッシュ・オムレツ(トルティージャ)」(画像左下)
にしても、具のおイモの柔らかさとか、味付けとか、完璧。
全然違うものに感じられた、といった具合。
トルティージャはあんまり好きじゃないからふつうなら頼まないけど、
ここのならきっと!と思い、やっぱし、
期待は裏切られませんでした♥
 
朝食用に朝から並んでいると思われる、キノコのオムレツ(左上)には、
チーズのテュイル(薄いパリパリ)や
美味しいハムがトッピングされるなどのひとひねりが付き、
これもいくらでも食べられる~(笑)。
 
イメージ 5
 
 
ちなみに三日通ってバラエティ(メニュー)に関しては
だいぶダブってもいましたが、美味しかったので、問題ナシ。
季節によって多少変わったりするのであれば、
料理を盗みに習いに通っちゃう!(笑)
 
イメージ 6
 
もくもくと仕事をこなす背の低いオーナー?は、
バスクそのものの気骨?にあふれた感じの人なのですが、
(一見、怖い・笑)
ちゃんと我々を覚えていてくれて、
ブコツなりに(笑)ものすごく良くしてくれました。
右下のプチ・クロワッサンは三回目に、
「喰え」と目だけで言って(笑)我々にくれたもの。
 
旅行中のビタミン不足を補うために、滞在中は
いつもスペインの美味しいオレンジしぼりたてジュースを。
 
英語でのコミュニケーションに限りがあり、
詳しいことは解らないのですが、
稼業なのか、オーナーの奥さんか妹さんなのか、シェフは若い女性です。
なお、市場とともに営業している感じで、
早朝からやってるのかも知れませんが、
この逸品が揃いだすのは、やはりランチ・タイム前。
(朝食時はバゲットサンドやトルティージャがメイン。)
 
なんでここ、☆が付かないんだろう~~(笑)。
いや、☆なんか関係ないや~(爆)て感じの立派なバルでした!
 
料理のヒントをたくさんもらって、
我が「レシピ落書き帳」が真っ黒に(笑)。
ロンドンに帰ってから再現もしちゃいました。
 
イメージ 7
 
 
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余談。
海の街サン・セバスチャンには、こんな名物もありました。
珍味、タラやメルルーサの(下)アゴ肉(!)で、
ココッチャといいます。
捨てられそうな部位に見えて、実はとっても高い!!
 
イメージ 8
 
 
まわりのちゅるちゅる部分を(ゼラチン質)好んで食べているのだと思いますが、
魚の目玉の裏をちゅるると吸うポチと違い、
バターとにんにくでごまかしていても、私にはやっぱし、ちょ~っと臭い。
しかし、
それを丁寧に外すと、筋肉質の美味しいお肉が出てきます。
 
解剖してみました↓(笑)。
 
イメージ 9
 
 
筋肉質っぽい身の、下あご両側(ほほ肉と同じ食感)、と
まるでリー・ド・ボー(仔牛の胸腺)のようなぽにょりとした部分。
ぷにゅりを剥ぐと、うん、美味しい(←多分、邪道・笑)。
 
しかしこれは確かに珍味だわ、ということで、
なんのかんのいいながら、2人で完食してるし(笑)。
 
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なお、この市場の中にフレンチのパン屋さんがありますが、
ここのパンもお菓子も美味しかった!
(シュークリーム、超好み!)
 
「市場にウマいものあり」はサンセバですら。
万国共通なんですね!
 
そんなこんなで総合すれば、やっぱり美味しいサンセバでした。
 
結論、もしまたここへ行く機会あったら、
旧市街の市場近くのキッチン付きアパートホテルに泊まり、
このバルとパン屋と市場に通う、というのが
ウメもも的(個人的)正解のようでございます(笑)。
 
***
 
ここまでおつきあい下さり、ありがとうございました~!!

(いつも読んで下さっている方!
この場を借りて、本当にありがとうございます・涙)

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