イギリス駐在(妻)たった4年の間に、引っ越しを2回しました。
つまり、3か所に住んだことになります。
1回目は止むにやまれぬ事情があったわけではないので
どう考えても自分で自分の人生忙しくしてくタイプですよね(笑)。
忘れないうちに「イギリスで住んだおうち、まとめ」記録
そして、思いがけずこれから渡英される方などの
少しでもご参考になれば幸いです。
(しょせん、あくまで駐妻の立場でしか語れませんのでご了承を。)
↑引っ越したばかりのころの最初の家(のレセプション(リビング))
付いていた白いソファセット、たとえ、IKEAの安物家具でも、
白の自前のカバーをかけて、プロテクト。
右側マントルピース(ダンロ)下、段ボール(爆)が貼ってあります。
そこから、小鳥が侵入しそうになった・・・。と言われていたが、
実はネズミだったろー、と今は確信に近いものを持っている・・・・(爆)。
渡英までの準備期間は実は結構長く、前年のクリスマス辺りから
その翌年の3月末まで、3ケ月ありました。
その間をどう過ごすか、というのは人に寄り様々だと思いますが、
私の場合まず最初にアマゾン(日本)でロンドン全体の地図を購入して
それをリビングの壁に貼り付けるところから始めました。
(ロンドンなら簡単に手に入るUK発行のいろんな種類の地図も、
日本では選べもしなければ、"そのへん"でパッと買えるわけでもなかったのですが、
今考えると、日本で手に入るものでとりあえずは十分でした。)
で、在英歴の長い「義兄一家」の、
ロンドン南部の家にとりあえずマル、をしようとしていきなりびっくり。
「え?、お義兄さん家、ロンドンじゃないっっ?!」
「ロンドンに住んでます。」と聞けば、それは普通に
バッキンガム宮殿とか大英博物館の近くと思ってたので(大爆)。
東京と同じように、ロンドンといっても広かったらしい(笑)。
義兄は日本で言えば「丸の内」勤めなので、自宅は銀座ではなくとも、
なんだろうな、じゃ、世田谷あたりに住んでるのかな?と
勝手に思ってたのが、実は23区じゃなかったっっ、みたいな。
てか、過去一度義兄家に遊びに来て、ポチと2人、バスで1時間かけて
やっとウォータールー付近に出てきた経験を持ってたのに、
なーんも覚えてなかったってことですが・・・・。(爆)
まあ、要はそのくらい無知だったのです。
ポチの会社も「ロンドン」にはありますが、
周囲には何もない、やはり「郊外」です。
そこへど~~やって通うのか(車通勤は判っていた)、
道はどんな感じで、所用時間をどう計るのか、
キケンな地域は?、ダサい地域(笑)は?などなど、わかんないことだらけ。
とりあえず、どこに住むかは置いといて、
(会社からは薦められてた地域があったけど、無視。爆)
ロンドンの不動産情報をかたっぱしから
ネット・サーフィンし、まずは、イギリスの「家事情」は
どんなものか、を勉強していくことにしました。
提示されているバジェット(予算)と、
トレンドのバランスを感覚で掴んでおこうと思ったんです。
当時から今も(爆)見ている不動産ポータルは、コチラ
初めは、デタッチド(一戸建て)、
セミデタッチド(一戸建てを2つの住宅に分けたもの)
などの超基本的な用語も当~然、全~然わからず、四苦八苦。
その間、義兄にエクセルで質問状を送り付けたりもしてました(笑)。
(それと、家とは直接関係ないのですが、主にブックオフに通い詰め、
あるいはネットで、イギリス関係の中古本を片っ端から買い漁ってました。
凝り性なので、その数たるや、すごかったです。
それらの半分ぐらいは、結局さわりもせず、イギリスを離れるときに
捨てて(寄付して)行くハメに~~・笑)
さて、渡英。2週間はポチ会社の近くのしょーもない
ビジネスホテルに滞在していましたが、
地下鉄に乗るのにまず一人でバスに乗らなくちゃいけなくて・・、
乗ったら乗ったで地下鉄すら、最初は怖かったんですよ!!
旅行とは気分がだいぶ違いました・・・。
(&近くにハロッズがない~、リバチーがない~、と泣いてもいた・笑)
ポチの会社もかつては大きかったため、昔はロンドンに精通した
人事担当者(要は生活の立ち上げの面倒見てくれる人)がいたのですが、
時代の流れでそんなケアは期待できない状態。
とりあえず、会社に紹介された中国人K氏の個人不動産屋、
ロンドンの大手日系不動産T社、J社に依頼して家探しを開始。
一週間で15軒ほど見せてもらいました。
しかし、結果、気に入ったところは、皆無。
はっきりいって右も左もわからない状態で、何を見ても
「♥♥きゃ~イギリスチックぅ~♥♥」
に見える?時期な筈なのに、
それでも、「ううう~」と言葉が出ない状態・・・。
日系の不動産屋さんは日本人向けの同じ物件を取り合って多く扱っているので、
どうしても絶対数が少ないし、少しアウトデート(旧い感じ)なのは否めず
・・・ということで、
ホテルのWiFiで物件閲覧を続けていましたが、
「ここいいっ、絶対ここっっ♥」と思っても、上記の三社で
取り扱ってくれるわけではないし、かといって、はっきりいって
いきなり紹介もないローカル不動産屋に行って、
英語で交渉するなんて神業は、絶対、無理っっ。
(注:日系の不動産屋さんは考えようによってはやっぱりおススメです。
おいおい書いて行きます。)
結局人に提示された中から、泣く泣く選んだのが、
地下鉄ノーザン・ライン、ベルサイズパーク駅から徒歩4分ほどの
結果として場所的には申し分のない物件(集合住宅)でした。
↑築80年の「パーパスビルド・フラット」(集合住宅)
イギリスでは新しいほうです。古い大きなお屋敷に見えるけど、最初から間取られたマンション。
うちは夫婦2人なので、2ベッドルーム、バスルーム1個、レセプション、小さなキッチン、
ダイニングルーム、といった間取りで、60m2ぐらいかな(イメージ)。
日本の2LDKマンションと同じような広さです。
管理人さんも常駐しており(日勤)、周囲も非常にきれいに保たれていました。
初めて住む場所としては、この美しい「周囲・雰囲気」は良かった。しかも・・・。
ロンドン屈指の高級住宅街、ハムステッドに近かったので(単なる偶然っす)、
人には
「ハムステッドってとこの近くに住んでるのぉ~」
ってことに(大爆)。
これも、引越してほどなく①銀行で住所を言った時、
②リバティのカード申し込むのに「NW3」(郵便番号)と書き始めた時、
いずれも「いいトコに住んでんですね~」と言われるまで(実話だよ~)、
まったく知らなかったことです。
(イギリス、今までほとんど興味なかったしね~・爆)
ロンドンにはいくつか、日本人の憧れる地域があります。
そんなことも知っておくといいかも知れません。
(あとはおサイフとの相談です。
身の程知らずにも私はもっと中心部の家を見せてもらい
一言"せまっ"とつぶやいたら怒られました。爆)
ちなみに、義兄にも私、海外二回目ということでえらそうに
「せっかく行くんだから、
日本人があんまいないとこがいいんですけど・・」
などとノタマイましたら、
「ロンドンで日本人が住んでないとこなんてないよ」と言われ。
はい、そうでした・・・。
居住区ならば特に犬も歩けばすぐ、お逢いします。
あ、とある地区に住めば、ほていさんもご近所さんかも(爆)。
当初は半年でお役御免(帰国)かも、と言われていた中で、
人に提示された家、に、不満はあるものの、
家はあきらめざるを得ない、と思った私。
ところがこれがしばらくイギリス残留、という光(笑)が差してきたと同時に、
ふつふつと・・・・
イギリスにはもっと面白い家がある。引越す金などないが、
荷物も少ないし(駐在員は基本家具付きの部屋を借りるので家具がない。)
自分たちでやれば、いいんじゃないの????
出たっ(笑)
などとポチにとっては「???」(寝耳に水・バシャッ!笑)の話を
突然し始めたのは、年が明けたころでした・・・・。
そうして第一回目の引越しをすることになります。
なお、この時は日系ではなく、中国人のKさんにお世話になりました。
私は仕事をしていた時に香港に、そしてシンガポールにも友人がいるので、
中国人のある種義理堅い部分には親しみを感じるところがあります。
(駐在は絶対ヤダけどね・爆)
この社長、ずけずけモノを言うけれど、誠実なところもあって、
「自分の目で(物件の)オーナーを見て、不安があるときは
絶対に案内しない、何かあった時に助けられないから」と良く言ってました。
そう、イギリス、特にロンドンで家を借りる時、
悪いオーナーにひっかかる可能性は日本より
はるかに高いのは事実だと思います。
↑ダイニングルームの窓。
イギリスの旧い間取りでは、部屋の目的が決まっているところも多いです。
キッチンの片隅に朝食を食べるコーナーがあるけど、ディナーはここで、とか。
客はレセプションで、とか。日本人的には当初戸惑うけれど、
慣れるとなかなか暮らしやすいかも・・・。
この窓から見える、コミュ―ナル・ガーデン(共用庭)は、
春夏秋冬とてもキレイで、ぽーっと眺めることも多かったです。
↑ちょっと狭かった、最初のキッチン。
当時いろいろうっかり買ったもの並べてますね~~
ちなみに、洗濯機もキッチンにあります(イギリスではポピュラー)。
水回りがまとめられているのは、効率がよい気がします。
シンクの前は、窓。
この家のこのシンクの配置で、家を決めるに譲れない条件がひとつ決まりました。
「シンクの前は、絶対に、窓!」
昔、メイドさんたちのために、気遣われた(景色が見えるように)
という歴史もあるらしいですよ!
(メイドみたいに年中キッチンにいるしね・笑)
↑こっそり投稿。
見よ、この「ポチ・コレ」我が世の春! (笑)
でも、これでも結局、四年間でイギリス中のエールを飲み尽くす、は
やり切れなかったんですよ!!(それほど多かった)。
↑5月ごろ。これからイギリスは1年中で一番いい季節を迎えます。
ということで、次回は自力引っ越し&ORZな体験談を。
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こんなとこまでおつきあい下さり、ありがとうございました~!!
(いつも読んで下さっている方!
この場を借りて、本当にありがとうございます・涙)
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