いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

ウワサ通りの美味しさ、久々ヒットの横浜随一のイタリアン(SALONE 2007)

忙しい日々を送っていたら、ある日義母と実母の両方から、
「ポチちゃん、誕生日だわね、おめでとう。
出資するから、何か買ってあげて!」との連絡が。

そ、そうだった、ポチの誕生日だ(爆)。

毎年ポチ誕には、予算大幅オーバーさせ(笑)
作りたいものを作るのが習わしですが、
今年はちょっと時間がナイ・・・・

というわけで、ちょっと前、行ってきました。
住まう横浜では評判髙し!の再構築系イタリアン


しかも、前日予約(笑)。

昨今の東京とか良く知らないですが、我が横浜では
久々のヒットにほくほくしちゃいました。
お酒はめっちゃ高かったけどね~(~~;)。

ということで、お義母さん、キティちゃん、
あとでちゃんと請求しますんで(爆)。

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横浜の中ではかなりモダンでオサレ系です。
ってこの皿、持ってんじゃん(~~;)
レースは良くわかんないが・・・

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上は定番のA5サーロイン、トリュフ風味のポテトクリーム巻き。
テーマは「序章」で、かならずコースに含まれる最初の一口だそう。
脂の乗ったサーロインにトリュフ香、良く合います。
肉、美味しい♪

下は青トマトのガスパチョ、シナモン・コリアンダー・クミン・
フェンネルのパウダーがまぶされた炙りカツオ、
ミントと白ぶどう(トンプソン種)。スープの下には
薄切りのガーリック・トースト。クルトン代わりが◎
想像を超える味ではないけど、美味しかったです。
この時季、シシリーで食べられる郷土料理の再構築系。
(テーマシチリアの香り」)

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北欧チック!(笑)
次の前菜テーマは「融合」
マスタードで焼いた豚フィレ肉
ボッタルガ・ディ・トンノ(まぐろのからすみ)+豚のブロードのソースで。
白いのはピスタチオのとろけるパウダーと砕いたピスタチオ、
アスパラ。アクセントはブラックペッパー。
正直、少し豚が匂ったけど(最初、カシラ部位かと思った。ポチには平気)、
これもトータル美味しい。

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鮮魚、テーマは「哲学」
ひらめのヴァポーレ、明石タコ、ハマグリ、リーク(ポワロ)、イタリアンパセリ
この「鮮魚のヴァポーレ、海の幸出汁仕立て」もスペシャリテ
毎回魚の種類を変えて出されるそう。
ハマグリの出汁、そして生のオレンジと一緒にコールドプレスされた
とてもさわやかで美味しいです!

ただ、残念、サーブされた時、魚が一瞬、魚として匂ってしまった。
もちろん鮮度に問題はなくオレンジオイルで食べると臭みも感じないのですが、
敏感な欧米人だったら、一瞬フィッシー(魚臭い)と気づく人もいるかも。

私も相当ニオイに敏感な性質なので、多分特殊だと付け加えた上で
最後にシェフとお話し。
(このお店、実はダブルシェフなのですが、最後に一番美味しかったもの、
その理由、そして気が付いた点を言って欲しい、とのことでした。)

ハマグリ、めっちゃ美味しかった。

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第一のパスタ、テーマは「郷愁」
アニョロットーネ(詰め物パスタ)、
中身はアンガス牛の煮込みとステーキ(二種をひとつの中に)、
ヘーゼルナッツのソース、ビエトラ(スイスチャード)、ダークチェリー。

ビエトラ、「フランス語でスイスチャードと言います」は間違いです。
英語です。優しく直してあげました。

きました、ピエモンテ
(ダブルシェフのうちのおひとりはピエモンテで修業されたそうです。)
ナッツやチェリーで甘めのコクのあるソースを組み合わせるのは
まさにこの土地の味(郷愁)。

ピエモンテでかつてとんでもなく美味しいところに行ってしまったので
その感覚がジャマをするも、とても美味しかったです。
肉汁がじゅわっなのが◎。

ところで、ウメももがせっせせっせと「メモ」取っていたのに、、、
食事の最後に↓↓こんな手描きのプレゼントが。

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は、早く言ってくれ・・・・(笑)

それによると、アニョロッティ↑のソースは、
「140℃のホットエアーで90分焼いた仔牛コミガラと牛げんこつから
出汁をとった牛のジュ」・・・・。

スタッフが毎日一生懸命書いて客に手渡すらしいのですが、
(画としてもかわいいよね)
すごいサービスだけど、とってもウレシイ人と
どーでもいい そうでない人に別れるかも(爆)。
もちろん、私は前者です(笑)。

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第二パスタ。テーマは「海」
イカワタソースをまとったパッケリ(超デカマカロニ)
ソテー白イカ、レーズン、松の実、65℃で30分火入れしたゲソ、
白いソースは「牛乳とアンチョビーとにんにく」のみのソース(バーニャカウダ)

「海」は海でも勇気あるひと皿。
ワタはきらいじゃないけど(ポチは大好き)、調理法によってはたくさんは
食べられないのですが、これは美味しかった!
アルデンテのパスタもイカの食感に近づけたかったとのことです。
イカの姿に見立てているわけね。

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お口直し的、一口スプーンもの。
テーマは「味覚の濃縮」
左はポチので、青りんごグラニテの生ハム巻き、
低温でさっと火入れされた岩牡蠣、ディル、ヨーグルト
エシャロットソットアチェ―ト(酢漬け)、
順番も大事だそうなので、これをタテにお口に運びます。

私は牡蠣の部分をホタテに変えて頂きました。
美味しかったです。
これも、毎回少しずつ変えた形で出されるそう。

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メインのお肉様は仔牛ちゃん。
テーマは「再構築」

茶色いのがマルサラ酒とポルチーニのソースに、
白いのが、フォワグラスフォルマート(フォワグラを一度フランにして
裏ごししたソース)、煮詰めバルサミコ酢
ちりめんキャベツのストッファート(ブレゼ)

これも原型はピエモンテ
「フィナンツィエーラ」、かなりポピュラーな郷土料理です。
本来は鶏や牛などの内臓系とキノコの煮込み料理ですが、
ぜんぜん違っちゃってます。でも、食べるとたしかにそんなふう(高級内臓×高級キノコ)(笑)。

ポルチーニフォワグラがケンカするかと思ったけど、
「濃い×濃い」の主張が返って仔牛のさっぱり味に合ってました♪
大満足の一品。

赤いイタリアンタイルで供されました。

デザートの前にチーズを聞かれますが、オナカ一杯に付き、パス。
(てか、日本なので、パス・・・・)

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デザート、テーマは「発想と創造」

「リクリツィア」(リコリス)のアイスクリーム(美味!)
ウイスキーが染み込んだ、ババの再構築。
カカオニブ

リコリスって、よくよく欧州のデザートで使われていますが、(てか、これのグミが大好きな人達がいます。)
日本ではビタミンドリンクの味というか、ちょっと漢方系で、
たいてい好き嫌いが別れるものですが、ここのは万人が
食べられるんじゃないかな~、美味しかったです。

ウイスキーが染み込み過ぎのケーキは私には無理なんで、ポチ行き。
(飲めない人には他のデザートを用意してくれます。)

そしてカフェ(ドッピオとカプチーノ)
ピッコラ・パスティッチェリア(プチ・フール)

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全て手作りの一口デザートはどれも秀逸。
グレープフルーツのコンフィ(仏語)、青りんごのギモーヴ(仏語でスイマセン・笑)、
パッションフルーツのチョコ(最高!) リゾネロ(ナッツとシナモンの黒米)
クッキーはイタリア語で「ヌーボラ」(雲)と言ってたな。

以上、大変美味しかったんですよね。

夜は1コースのみ、おひとり様12,960円。
内容的にはリーズナブルだと思います。
(今回スポンサー付いてるしね・爆)

(((ただ、お酒はちょっと高い。これでバランスをとっているか・・・
↑ワインの原価を調べると比較できます・・・)))

このレストラン、横浜随一なんですが、
どうもこのあたりは調査員が来ないらしく?
お星さまはついてない!(笑)

給仕の皆さんはまだ若く
(ウチのテーブルを担当してくれた子の一人、
とってもいい子だったけど、23歳!、
にしては知識があったけど、食べ歩きおばちゃん大人とは
まだまだ深い会話は出来ないレベル・・・)

そういった意味では洗練とか、スマートとかってとこには
まだまだこれからが楽しみ、的なところは若干ありますが、
(かといってサービスが劣るわけではない)
日本の(東京の)ちょっとコワい硬すぎるレストランよりは
ずーーーーーっと好きです。

フレンドリーで腰が低いシェフお2人とずいぶんお話
してしまいました(そんなたいそうな客じゃないのにね。)。
お2人とそしてスタッフとで毎回メニュー変更の時は
「チーム SALONE2007」
として全員で力を合わせるのだとおっしゃってました。
この辺が若さでもあり、好感度でもあり。
そして、メニュー変更すると、スペシャリテ以外は
二度と同じものは作らないそうです。

ロンドンにあったら間違いなく、ホシ二つは付くけどね(爆)。

今後とも横浜にSALONE2007有り!、頑張って下さい。
(ちなみに、都内にも姉妹店アリ。)

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さてさて、

ポチは今年、今月、人生の新たなスタートを切ることにしました。

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お誕生日おめでとう~、
ウメももは国内外問わず、何をも問わず、
ただひたすらついて行くよ~~これからも稼いでね~~

(良妻~~~)

誰?、恐妻がただ面白がってるだけじゃん!!っつってんのは!?

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