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食オタク主婦ブログ

薪ストーブ導入しました!!

師走ですねー。
またまたご無沙汰しております~。
 
鬼(ポチ)がしばらく出張だったのをいいことに洗濯しておりました~
どっちが鬼だよ、という声があちこちから聞こえてきそうですが(笑)。
松本、実家、妹宅、と、あちこち放浪しておりましたが、
放浪できるところがあること自体が幸せですよね~。
 
で、松本の家には、念願だった薪ストーブを入れることが出来ました。

父がまだ元気なうちに父の実家の薪ストーブ化を実現し、
今年の年末には孫も含めて火を囲む(!)というのが、
目下の私の悲願でございます。
(夏の別荘目的で建てられ、冬寒すぎる田舎の家で、年末年始を
過ごすことは今まで出来ませんでした。)
 
それを着々と進行中。
ということで、薪ストーブ導入時の記録。
 
まず、どこにどう置くかという最初の相談を
夏にストーブ屋さんとしていました。
(その前に数社さんから見積もりを取ります)
家の形態によってどのサイズにするか、
そもそも置けるのか(置くことに意味があるのか)等を
検討する必要もあります。
 
幸いうちの場合は2階(3階)の押し入れをぶち抜けば
煙突をまっすぐ出すことがそう難しくなく出来ること、
施工日数が実は3日~4日でできることが判明し、
これなら連休にくれば可能だということで父も母もそろって
導入を見守ってくれることになりました。
 
施工会社のKさんとは当初より防護壁を何にするか等、
やりとりをさせて頂き、私がサンプルを取り寄せたりして、
壁面をレンガ、下(床)をタイルにすると決めたのが施工の3日前(~~;)。
まったくなんでもバタバタです。
 
うちは表側から見ると2階なのですが、斜面に建っており
実は裏から見ると3階建て(1階は車庫兼倉庫なので温める必要はない)。
居間が1階ではなく、裏からみた2階にあります。
つまり下にも空洞がある、ということで重いストーブコーナーを
作ることが出来るかどうかは当初微妙でした。
 
イメージ 1
↑石油ストーブの上のやかんが泣ける(笑)
 
レンガって、1個2キロ以上あるんです。
1個持つのも「重っっ」て感じ。
Kさんの当初の計算では、これが200個必要、ということで
(しかも、床はタイルなので、壁面だけで。)
レンガだけで400kg、そして、ストーブが単体で200kg、
タイルなどを入れるとなんだかんだで700kgとかになると。
私のカン的にちょっと・・・ヤバくね??。
慌てて建築に詳しい父に相談し、
たまたまこの下に大引き(横材)の頑丈なのが入っていたことと
そもそも1m2あたりの建築基準法の耐荷重を考えると(ポチ調べ)
計算上は大丈夫だということ、
これをレンガふうのブリックタイルにすれば軽くできるのですが、
何より私が本物のレンガに拘ったので、
レンガをタテに使うことにし、単純に重さを半分(200k)に
減らすことが出来ました。
 
イメージ 2
やってみるとデザイン的にも悪くなく、
てかこのワイドなレンガの感じがむしろ気に入ってます。
 
 
イメージ 3
もともとここには大きな食器棚があり、父の母(私の祖母)が
集めた食器などがこんなに↑・・・
(血だ。笑 てか、在庫はこの3倍あります・~~;)
石川県が近いこともあり、九谷焼きが好きだったようです。
もっともこの時代、九谷の商人さんたちは全国区だったみたいですが。
 
イメージ 4
 
ああ、押し入れが半分に切られた~~、の図↑
でも、煙突が通りました~~。

工事はさすがプロ、早い早い、
今回うちは畳を半分切り取っての工事だったのですが、
東京では店舗で(ハヤリの)エイジング加工なども行っていたという
オサレ感覚のあるKさんが父の木材を使用して(つまり材料費要らずで)
素敵な色の床を作ってくれたりしました。
 
床面はイタリー製の一枚一枚違う柄が入ったアイスグレーのタイルと
柄ナシで同じ色のタイルをランダムに私が並べたのですが、
ハプニングがあってよりによって柄の入ったところが割れてしまったので、
柄ナシタイル部分がちょっと増えてしまいました。
まあ、結局ストーブの下に持ってきて事なきを得ましたが。
 
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↑2階の空けた穴から一階を除くKさん。
 
身長190はあるかという煙突工事にはうってつけ(爆)のKさんと、
今回お手伝いしてくださったSさんは
会社の雰囲気が良いのか、信州人らしいというのか、
お二方ともとても人柄が優しく、明るい方々だったので、
工事中、4日間ぐらい毎日ご一緒していても楽しかったです。
今後もこの会社の方とは長いおつきあいが出来そうです。
(薪の調達やアクセサリーや使い方、
まだまだわからないこともたくさんあるし)
そういう観点からストーブ屋さんを選ぶのも大切なことですね。

ちなみに総代理店の「長野総商」さん(軽井沢)のKさんも
まだ購入すると決めていないときにうかがったにも関わらず
とても親切にして頂きました。
アウトドア好き仲間、みたいなのがあるように、
薪ストーブを愛する方々もなんとなく皆さん素敵な方が多いような気がします。
 
余談ですが、私はうかがったことはないですが、
欧州アンティークなどを使い
お料理も凝っている白馬(今は木崎湖へ移転)の
有名オサレペンションのオーナーご夫妻の現在の薪ストーブも
このKさんたちが工事されたということです。
ご夫妻は欧州アンティークレンガを日本に持ち帰り、
数が足りないので半分にカットしてみずから組まれた、とか。
 
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これが煙突です。二重になっていて(しかもかなりピタっと
正確に繋げられ、止め付けられるという、純日本製!)
煙道火災のような怖いことが起きてもまず大丈夫だそうです。
 
 
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イメージ 8
か、貫通したど~~~~~~!
 
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外から見た図、上に煙突が出てます~~
雪の中(爆)での煙突設置、Kさんご苦労様でした!
感動(笑)。
 
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お二人で200kのストーブをやっと運び込んだの図。
仕事とはいえ、プロとはいえ、頭が下がります。
父がちょろちょろして手伝いたがって、すみません(笑)m(__)m
 
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じゃじゃーーーーーーーん! 完成したよ、の図。
(もう一回燃やしちゃってますが。)
 
KさんもSさんもストーバー(造語・爆)だけあって、
実はアウトドア料理は一通りご存知なようです(失礼しました
当初なめてて、どうでもいいような市販のおやつお出ししてました・爆)。
私の自慢の鍋、「STAUB」の白の特大ラウンド・ココットを見て、
「日本では見たことがない」、とおっしゃったのを聞いて初めて
「あれ? 知ってるぞ、この人、、、」と思った次第。
Sさんに至っては「薪ストーブでしかもルクを中に入れてパンを焼く先生」
でもあるそうだ(重ね重ね失礼致しました・笑)。
 
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ということで急に(笑)、自作のパンペルデュ、キャラメルバナナ
ラム酒風味、ハーゲンダッツのキャラメルアイス添え(笑)
・・おほめ頂いときましたm(__)m。
いずれ気づいたら彼らのお店で講師やってたりして(爆)。

イメージ 13
この家においていたイギリスで買ってきたガラクタが、
実はフランス製のストーブ用トリベット(鍋敷き)だったことが
判明して早速のせ↑(←ホクホク・爆)。このトリベット
図らずも、いくつもゲットしてきてました(笑)。
 
さて、この家の主、父による、初点火!
パチパチパチ~~~
↓↓↓
 
 
イメージ 14

このストーブはアメリカ製ですが(なので北欧モダンではなく、
質実剛健な感じもありますが)、いわゆる鋳物だけのものとは違い、
天然石を使っていて蓄熱性が高いそうです(一度温まってしまえばね。)
(ハースストーン社のキャッスルトン)
 
石の周りを鋳物だけで覆ったタイプのものもありましたが、
私はその上にエナメル加工を施した部分の光沢と重厚さが
気に入って、ついついバージョンアップ・・・。
だって、ストウブ(これもエナメル)の鍋乗せるんだもん・・・・(笑)。
ちなみにエナメル部分黒く見えますが、ブラウンなのです。
家の柱等が民芸調の黒に近い濃いブラウンなのでそれに合うように。
 
私の場合は料理もしたいので、煙突を後ろから出し
(本当はまっすぐ上から出したほうがより良いのですが、)
トップの真ん中の丸い部分では「スキレット目玉焼き」
も出来るような温度になる、クックトップにしています。
その周りの石の部分では「コトコトスープ」
byストウブ(しつこい・笑)が出来ます。
 
もちろん、熾火状態ではストーブの庫内でピザやローストやら
パンやら、ダッチオーブン料理やら、やりたい放題?です(笑)。
 
さて、この工事の後はすぐ帰らなければならなかったため、
二回ほど「試し炊き」(低温(150℃)で慣らし運転を初回に行う)
をしたのみで、ストーブの真骨頂である300℃、などという体験は
実はまだしていないのです。

それでも部屋の中はほんわかと暖かくなるのが解りました。
火はやっぱりいいですねー。
うーん本ちゃんが楽しみだ~。
 
以上、薪ストーブ導入物語でした!
そういうわけで晴れてポチウメも、
ストーバーとしてデビュー致しましたが、
もっともっと勉強しなきゃーーーー。

どなたかストーブ王国の方にはノウハウを教えて頂きたいです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました!