ラストです、優美ロンドン・青山販売会(2018年秋)にお出しした
フィンガーフードのレシピ(その5、その6)です。
その5「柿のイートン・メス、かぼすシュガー」
優美さんの販売会の時には、いつも手抜きの一品として
生のフルーツを使ったイートン・メスをご用意します。
かぼすシュガー、ミントを分けておき、
食べる直前にまぜて頂いたので、よりシャリシャリ感が
味わっていただけたかな、と思います。
ちなみに前回はシャインマスカットと巨峰、
前々回は初夏だったので文旦で、という感じ。
旬の果物(それもそのまま食べても美味しいもの)を使うのが最大のポイント。
今回はちょうどおいしくなってきた柿でしたが、
今回はちょうどおいしくなってきた柿でしたが、
メレンゲ菓子と果物、生クリームを混ぜるだけの
イギリス人でも簡単に出来る(爆)定番デザートです。
お好みで美味しいバニラアイスを。
今回はそれに加えてかぼすで作った砂糖を追加。
無農薬や無ワックスの柑橘の皮をよく洗ってすりおろし、
グラニュー糖をまぶしてほおっておくだけです。
次の日あたりからいいにおい~~。
&柿のオレンジ色と緑がよく合うかなと(ミントも欲しい)。
最後は、
その6「ひとくちコーヒー&ウォールナット(くるみ)・ケーキ」
イギリスのどあま~い(^▽^;)定番ケーキです。
ちょっとアレンジしたのは黒糖くるみを乗せたこと。
私はこう見えて(?)甘いものはそんなに得意ではないので、
本場ではこのケーキ、一個食べられません(それほどくどい・笑)。
ベースはカトルカール(イギリス式に言えばパウンドケーキ)ですが、
くるみにも黒砂糖を使用したので、
ケーキのほうの砂糖の分量を減らしています。
砂糖には保水効果があり、あまり減らすとしっとり感が
なくなってしまうので本当はもっと減らしたいのですが、
難しいところ。
■全卵 2個
■きび糖 80g
■バター 100g
■薄力粉 100g (B.P.7gとともにふるっておく)
■コーヒークリーム (バター80g、粉糖小さじ12杯、濃いインスタントコーヒー)
■きび糖 80g
■バター 100g
■薄力粉 100g (B.P.7gとともにふるっておく)
■コーヒークリーム (バター80g、粉糖小さじ12杯、濃いインスタントコーヒー)
パウンドケーキ(英)、カトルカール(仏)、ともに、
「粉、卵、砂糖、バターが同量のケーキ」という意味ですが
(って前回も書いたな・笑) 簡単に誰でも作ることが出来るけど、
実は作り手によって全然違うものにもなります。
上手な人が作ると(←私ではありませんよ・笑)
それはそれはなんでこんなに違うのか、というほど、
美味しいものはめちゃくちゃ美味しい。
生地にいろいろとアレンジを加えることが出来る分、
マドレーヌとかフィナンシェの(出来の差の)非ではないと
個人的には思っています。
例えば生地の混ぜ方、例えばインスタントコーヒーではなく
もっと香り高いもの(トラブリ)を使うとか、
例えばきちんと型にバターを塗り粉をはたいて冷やし、
外側を香ばしくカリっとさせる・・・・等等
(その道の本を読むとコツはいろいろ書いてある。)
(その道の本を読むとコツはいろいろ書いてある。)
でもね、全部テキトーにやってもそれなりのものは出来ます。
だって、不器用なイギリスのおばちゃんが作って、
なんと売ってるものでもあるんですから(笑)
気楽に作ってみましょう~~!
横道にそれましたm(__)m、作り方。
●黒糖くるみは炒ったくるみをフライパンに溶かした黒糖の中に
入れてまぜ、クッキングペーパー等に落とし、
さらに黒糖をふりかけておきます。
●コーヒークリームはバターをホイップしてコーヒーと粉糖を混ぜるだけ!
●カトルカールふうケーキの作り方。
型はバターを塗って粉をふり、冷蔵庫で冷やす。
オーブンは180℃
①常温のたまごと糖分を湯せんにかけて泡立てる。
(かなり泡立てます。)
卵液の温度は人肌になったら湯せんから降ろさないと
スクランブルエッグになります。気をつけて。
②湯せんの鍋の中にボウルに入れた無塩バターを
入れてとかしておく。
③①の少しを溶かしバターに入れとしっかりまぜ、
①に戻してよーく混ぜる。
濃~く溶いたコーヒーを混ぜる。しっかりと茶色にする。
④そこにふるった小麦粉とBPを入れて
一定方向に100回くらいまぜる。つやが出ます。
⑤絞り袋に入れ、型に流し、180℃ 16分ほど焼く
(大きさによって焼時間が違います。)
⑥焼けたら型から出して冷ます。
⑦当日会場でコーヒークリームを絞り、黒糖くるみを乗せる。
以上、今回のフィンガーフード、6個のレシピでした!
おそまつさまでした!
おまけ。
今回の販売会の直前、私は10日ほどの長めの旅行に出ていたので、
(その記録もアップしなきゃーーーーーー( ;∀;))
試作や準備などの時間的コントロールがなかなか大変で、
構想を初めてから、いつもよりずいぶんたくさんメモを取ったり
時間がある時とは逆にかえってメニューを直前で変えたり・・・。
下はそのバタバタの図
・壁に作成するものの手順を書いて張って作る
(スパイスなど抜けがないように)
・1週間前からのスケジュールを完全エクセル化する。
時間的なスケジュールとともに、材料は買い物しなければならないものや
自宅にあるものをすべて書き出す。(心の余裕につながる)
・組み立ての順番をひとつも漏らさず書いておき、
当日見ながら組み立てる(イラストも)。
(当日焦らず済み、ハーブ飾りなどの抜けや、間違いなども無くなる。
また、盛り付けをひとさまにお願いするときも便利)
てな感じで乗り切ってました。
↑お客様が帰られてから、ようやく、ミニご苦労さん会。
ということで、ここまでお読み頂いた方、当日いらして頂いた方、
本当にどうもありがとうございました!
これからまたまた出かけます~~
(今年の11/3は土曜日なので、連休が減った気がする・・・・)