前回の続きです。
お馬さんの次に食べてきたものの記録。
まずは時季的に欠かせない!
10割お蕎麦がとっても美味しい、きさくさん。
前々からとっても気になっていた、食堂? 蕎麦屋? 飲み屋さん?
門構え的にはそんな感じなんですが、
実はびっくり、職人蕎麦が食べられる貴重なお店でした!
長野県はワインで有名な塩尻市の近くに「東筑摩郡山形村」
というところがあって、そこには知る人ぞ知る(よりはかなり有名な)
「唐沢そば集落」があります。
ウチの行きつけのお蕎麦やさんは、このブログでも何度も書いているけど
その中にある「水舎」(本店)さんですが、
いまのところ「唐松」さん(蕎麦に劣らぬ内装も素敵!)、
「木鶏」さん(若いけど実力あり、蕎麦以外も美味しい!)は
自信をもっておすすめ出来るお店です。
このお店もそうでした!
細めのきれいなお蕎麦が一寸法師が乗りそうな?
おっきなお椀で供されます。
まずは初訪問で「さらしなはあまり好まない」などと
素人が言ったもんだからもう大変!!(笑)、
朴訥で口のわるーーーーい(爆)、
でも本当はあったかいおばちゃん(おかみさん)から、
「そんなこと言わんで、さらしな、食べるで、さらしな!!」と
懐かしい方言でがっつり言われたので、素直に従うことに(爆)。
しかも勝手にポチは「三種盛り」私が「二種盛り」
(←しかも更科は強制・笑)
(メニューには、「さらしな」「ひきぐるみ」「田舎」の三種に
天ぷら少しと名物の長芋(とろろ)、そばがき、それに予約の
「発芽蕎麦」(←これ興味ある!)しかありません。)
黒いのが「田舎」、ヒスイ色のが「ひきぐるみ」
そして白いのが「更科」ですね。
我々のように蕎麦っクサいのが思いっきり好きな人種には
正直やっぱり物足りない「更科」でしたが、
まずはミネラル入りの自然塩だけで食べると、
ほほう、確かに!!美味しかったです。
少なくとも麻布十番にある二店舗よりずっと美味しいのは断言。
(水が違う、水が!しかもこの辺は水の国!)
ご主人は根っからの職人。(でもとても感じの良い方でした!)
ちょっと前に深刻な病を患われ、モノもろくに食べられずに
体重が20キロ以上落ちて、はっきり言って死にそうになっていた時も、
毎日蕎麦を打っていたそう。
そして、おかみさんはぶちぶち言いながらも、
それを止めなかったそう。
(今はお元気です!)
そんな職人気質さん、そしてそれを全部いちげんの(しかも観光客の)
客にベラベラとおしゃべりしてしまう、おかみさん!(爆)
そんな感じも田舎でよく見る、貴重な、応援したいお店。
(隠れた名店って田舎にたくさんあるよねーーーー。)
文化の日に東京から手伝いに来ていたお孫さん(中学生は、
ぶっきらぼうだけど、時々食〇ログチェックしておかみさんに
「もうちょっと愛想よくしなよ!書かれてるよ!」とか言うそう。
なんのかんの彼なりに心配してるのです、きっと(笑)。
(ちなみにお行儀の悪い子は客でもおかみさんから叱られます・爆)
それを受けておかみさん、
「ワタシらそんなん、ワッカンナイからイイだよ!!
それよりさっさとお盆下げてこいっ!!ねぇ!?」
(と、ウメももを見て孫を一喝・笑)
ほほえましすぎ・・・・。
いずれ彼がこの名店を継ぐわけよ?!
なんちゃって!
いただいた大きすぎる「茹で落花生」も美味!
このころはりんごのオーナー制度で都会からの
いちげんのお客さんも多く来てくれるそうで、
「今日はたくさんお客さんがいたから、
蕎麦湯は濃いだよーーーー」だって!(笑)
しまいには、カウンターの端にいた常連さんも
「蕎麦湯がうまいでな、それと塩で一杯やれるだよ」、
ぐびっ(←ジェスチャー)、
などと、いつのまにかお友達に。
きれいなお蕎麦をいまふたたびご覧ください。
↓
おしゃべりしているうちにラストオーダー、というころ、
おかみさんが「今からお焼き作りやんなきゃいかんだよ~!」
と言っていたのを逃さずに手に入れた情報は、副業?で
近くの「農産物直売所」に
手作りの「おやき」を数種おろされているということ。
もともとご主人はフグの調理免許なども持つ、
ちゃんとした料理人で
いただいたお漬物なんかも美味しかったし、
失礼ながらとてもセンスを感じたので、早速偵察?に。
JA ファーマーズガーデンやまがた (注:山形県ではなく)
ここ実は初めてでしたが、びっくり、とても大きくて
中にはピザを出すカフェ(ちょっとオサレ)なんかもあったりして
かなり楽しめました~~♪♪
今の時期は完全にりんごと名産の長芋、地元の新米もありました。
数種類の違うりんごたちをゲット。
シナノゴールド、シナノスイート、秋映、
ぐんま名月(でも地元産)、サンフジ、早生フジ、、、、
そして、目的の「きさく」さんのお焼きも無事発見!
大根の古漬けのお焼きが美味しかった!想像通り~。
ヒ〇ナンデスでもやっていたという
冷凍の量産お焼きは売り切れでしたが、
「きさく」さんのも美味しいですよ。
この日はこのあと早めの時間に温泉に行ってから帰り、
ポチは頂いた「蕎麦湯」で予定通り一杯二杯、やりました(笑)。
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さて、東京に帰る日。
長野県中部にはうなぎの名店もたくさんあります。
松本市も何店か有名なところがあって、そのうちのひとつ
(少し南の「岡谷市」の老舗の松本支店ですけど・・・)
もちろん天然ではなく、産地も様々ですが、
目利きによってきちんと吟味され、管理された質の良い
うなぎであるにも関わらず、と~ってもリーズナブル!
ちなみに、長野も東なのか西なのかわからないケンミンですが(笑)、
確かに?ここのうなぎは関東風の背開きに、
蒸さないで直接炭でじっくり焼き上げる関西ふう。
まぜこぜ~~なのです。
味は、岡谷(長野)ふう・・・(かなり甘い!?)
食文化って本当に面白いです。
ポチがつかみ取りにトライ・・・・でも全く触れられもせず・笑
古民家を改装した、畳敷きの店内はなかなか居心地が良かったです。
何より、お店の方の対応が良い。
これは大きいと思います。既にリピ半分確定(笑)。
ポチが頼んだ数量限定の肝焼きも新鮮で美味。苦手な私でも食べられた!
最初に頭と骨のからあげ(無料の突き出し)も頂けます。
私が選んだのはひつまぶし(名古屋も近いし・・)
それも、ちょっとジャンクかな~と思いつつも
この店オリジナルの「焦がしネギひつまぶし二切れ分」(右の上下↓画像)を。
(焦がしネギ画像は上の画像真ん中↑)
ポチはうな重(の松・三切れ分)(左の上下↓)。
2人ともごはんは普通盛り(いかようにも出来ます。無料)
直焼きなので外はカリっとしていますが、中はふっくらです。
関東焼きより私はこのほうが好きかも知れない。
このこんがり感がまた出汁ともよく合います。
(てか、焦がしネギが、旨い・笑)
W・AGEだけど・・・・(大爆)
甘すぎる味は正直ちょびっとだけ疲れるけれど、
くどさはなく、味が濃すぎるということもなく、
また食べたいかと聞かれたら、絶対また来ます!
C/Pのバランスがちゃんととれていると思う。
問題はごはんを食べ過ぎちゃうってとこですよ・・・・(笑)
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さてさて、
中央高速はガラガラ、相変わらずのポチの安全運転にて、無事帰京。
車を返却してご苦労さん夜ごはん。
恵比寿の、、とある有名店ですが(鼎泰豊ではない)
正直、C/P良くなかった。小籠包もごくごく普通(爆)
しかも普通の中華料理店みたいなところで、
たいしたサービスも受けないのに、サービス料取られ・・・
ここは台湾じゃない・・・
(選んどいてナンですが・・・)
東京はバラエティこそすごいけど、
何かやっぱりモノ悲しさを感じつつ・・・
それでも今回も無事に旅行から帰ってこられたことに
感謝です。ごちそうさま~~~ってこればっか!(笑)
以上、おつきあい頂き、ありがとうございました!
m(__)m