いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

シンガポール・ガーデン

何を隠そう(?)、5年前まではシンガポーリアンでした。
(いや、住んでいただけだが、シングリッシュ・トーカーでした、ラー、笑)。
 
この前、いつもの「THE GOOD FOOD GUIDE 2011」
           (↑英国のグルメガイドだよ・笑)
を見ていたら、
その名も「シンガポール・ガーデン」ってのが載っていたので
なつかしさについついうっかり足を運んでしまいました(笑)
 
ロンドンは、中華、韓国、タイなどのアジア料理店を
見つけるのに全~く苦労しません。
歩けばどれかにすぐ当たる(笑)。
 
でも、それらが本当に「当たる」かどうかは・・・・・・さまざま(笑)
(それでも日本よりは美味しいかも・・・)
 
そんな中、在英日本人でまだ行かれてない皆様、
ここはなかなかいいですよ!
元シンガポーリアンが言うのですから、・・・・・多分
ということでご紹介します。
しかも地下鉄スイスコテージとチズィック(アクトン近し)に有るのだから、
まさに日本人居住地域(狙ってる?笑)・・界隈では有名かも・・
それから旅行で来て洋食が続き、
食傷気味になった方もどうぞ行かれてみて下さい!
 
本日頼んだのは、以下の五つ。
 
タフ・ゴレン(Tauhu Goreng)・・・・揚げ豆腐のピーナッツソースがけ。
ソースの中に半生くらいのもやしが入っています。
ちょっと甘すぎ。(現地も甘いけど) 
でも、これこれ、こんな感じ。まあいいよね、と一致。
(えらそうですが。笑)
これはマレー、インドネシア料理。
 
イメージ 1
 
カンコン・バ(ブ)ラチャン(Kang Kong Blachan)
空芯菜のサンバル・バラチャン
(唐辛子と海老ペーストのポピュラーな調味料)炒め
美味しい!量も現地なみ(笑)
よくよく食べてました。ごはんが、ビールが止まらないのです。
これも、インドネシア・マレー料理
 
イメージ 2
 
茄子の黄豆醤(黄色いドゥチー=豆鼓)炒め
言ってみりゃ、マーボ茄子。というか茄子の鉄火(味噌)炒め。
黄豆(=大豆なので要は味噌です。)が甘めなので、
ほんの少しのピリ辛の中にも甘みがあり、これも美味しかったです。
ごはんにかけたら、止りません(笑)。
 
黄豆醤+を使う=四川の魚香茄子、といいたいのでしょうけど、
全然辛くないし、唐辛子の深みも足りないし、
これは、現地(といってもシンガポールだが)の美味しいものと比べると、×ですが・・・・
ちなみに、隣の人が頼んだ同じものは煮込みすぎて茄子がクタクタに。
きっと作った人が違うと見た(笑)
 
これはもちろん、中華です。
 
イメージ 3
実妹よ、これを食べにおいで(笑)
 
イメージ 4
↑ホンモノ?はこちら(笑)・・・シンガポール四川豆花本店、激辛で激ウマ!
ちなみにこの店、東京にも進出。「現地と同じ辛さで」と頼んだら、
やっぱり辛くなかったけど(笑)、なかなか美味しかったです。
 
ラクサの私的マニアック解説はこちら(読まなくていいです・笑)
 
ラクサの麺は本場ではいろいろと選べます。
現地以外では有無を言わせず、
ビーフンの細いやつで出てくることが多いのですが(これも)、
オットと私(と現地ポリアン・笑)はビーフンの太くて
ぷにぷにぶちぶちと切れるやつが好きで
それを現地人よろしく箸でなく、レンゲですくって食べてました。
 
イメージ 5
 
ソツ無く、まあまあのお味なのですが、
キョーレツなコクと深みに欠け、物足りない。
これは、ニョニャ料理(ニョニャ・ラクサ)(下記参)です。
 
ソフト・シェル・クラブのから揚げ、ガーリック塩まぶし(画像ナシ)、
そして、シンガポールのお約束、タイガー・ビアを。
昔はそればっかり飲んでいたのに、
今は英国エールに慣れすぎのオットは「薄いな」などと言っとりましたが、
実際タイガー・ビアには、ひとつ上のゴールド・ラベル?もあるのですよ。
 
お気づきの通り、ご存知の通り、
シンガポール華僑の作った、多民族国家
大御所の進出中華料理に加え、インドネシアマレーシア、インド、
中国人と結婚したマレー女性(ニョニャ)の作り出した混合料理、
更に海に面しているため、カニを中心とするシーフード料理、
大変多彩、かつ複雑なのです(ものすごく小さい国なのに・・・)。
 
つまり、シンガポールに行ったら、
シンガポール料理店」というのは、基本ナイのだから
(ホテルのブッフェとかは別として、、)
中華もマレーもインドっぽいのも食べたいとき、
ヘタな現地のそれぞれの店に複数足を運ぶより簡単、という意味でも貴重です。
(もっとも屋台村では多国籍で選べるけど・・・)
 
シンガポールから見れば、ファーファーウエス(遠い遠い西の国)の、
このレストランに来る人たち(つまり、英国人)の多くは、
上記の料理が、シンガポール料理の中のどの分類かを知る由もなく
遠いアジアの料理、中華?と思って食べているのでしょうか。
いつもアジア料理店で欧米人を見ると思うが、
箸を持つ手がたどたどしくてカワイイ
(けど、ここの中国箸は私にすらとても使いづらい)
 
数は少ないけれど、ロンドンには
シンガポール料理店が他にもあります。
オットがこの前北のほうで行ったお店も、
すこーし、ここより落ちるもののまあまあだったとか(値段も安いし)。
でもその店で
「メニューに無かった」グリーン・チリ
(シンガポールではどこでも必ず出てくる酢漬け)、を頼んだら、
サムズアップ(親指を上げ、OKって意味)でニコニコと持ってきてくれたけど、
このしゃれこんだ店では、中国人とおぼしきお兄ちゃんに
いぶかしげに
グ? そのようなものは当店にはございません・・・
と言われてしまいました。
もっとも、シンガポールを知らない彼が知らなかっただけかも知れないが・・・。
この店、美味しかったけど、このことだけは元ポリアンとして
「ええっ!?、、ロンドンでは一番えらそうにしてるのに・・・・・・・・?
。。。。書かなきゃっっ!」と思ったわけよ。
 
私って意地悪・・・・(笑)
 
しかもここには、私の大好きな、ミーシアムとミーロブスがない・・・
つまり一番の特徴的な、世界の他に無いニョニャ系が少ないのです。
 
でも、お値段も雰囲気からすると高くないと思います。
くだんのグルメ本のクッキング・スコアは、10中「2」、となっていますが、
もう少しあげても良くない?と思うけど・・・・(笑)。
 
まあ、全部を食べたわけではないし、
お腹いっぱいでデザート調査も(またしても)出来なかったので、
(デザートは8種類くらいあり、とてもティピカルなものを網羅していた)
今度また行っていろいろと試してみようと思います。
「これは、使える店を見つけたな~、
日本から中華好きの家族が来たらここに連れてくればいいじゃん!!」
と思った次の瞬間、
そうだった、ここはもうシンガポールではなく、
遠い遠いロンドンだった・・・・・ということを思い出してしまいました。
まちがいまちがい、フィッシュ&チップスだった(笑)
 
今あらためて思うに、かの地は本当に食天国だった・・・(しかも格安)。
イギリスもロンドンも毎日カルチャー・ショックで
ご他聞にさんざん漏れて(笑)美味しいものがたくさんあるけれど、
アジアの美味しさには叶わないかもなぁ、、
とふと弱気?になった私でした(笑)。
 
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