先週の話ですが。
オットが平日に休みをとれた!
なので、早速、早朝築地ツアーを強制決行致しました(笑)。
憧れの築地も、人ごみに酔ってしまう性質なので、
観光地化する土曜日はどうしても行く気になれず、
かといって平日の早朝に一人で行くのも大げさ。
貴重な日です。
ということで、今日は、築地でゲットしたお塩の話を。
高級日本料理店で出てきたりする(のかどうかわかんないが)
「藻塩」をご存知でしょうか?
ホンダワラなどの海藻を海水に浸し、
塩分や海藻のうまみを溶出させながら
煮詰められて作られる塩のことでほんのりベージュ色をしています。
現代でも大昔と近い製法で作っているところがあります。
「うまみ塩」ということで「藻塩もどき」のものもたくさんあります。
中には昆布エキスを混ぜているものとか。
別に明記されていれば悪いことじゃないけど。
それから、
「フルール・ド・セル」という塩があります。
フランス語ですが、直訳すると「塩の花」
「塩田で海水が蒸発して結晶になる時に、
最初に表面に浮き上がって出来る塩」のことで、
とれる量が少ないこともあり、ホンモノはかなりの高級扱い。
ゲランドのフルール・ド・セルが有名です。
写真は、いわば「藻塩のフルール・ド・セル」
といったところでしょうか。
ゲランドに敬意を表し(か?カマルグとの商標係争は有名)、
「セル・ド・フレーク」と書いてありますが(笑)。
煮詰めて作られる塩でも、似た様なものが出来るんですね。
これ、築地のとある乾物屋さんでさんざん塩講座を
してもらったあと、唯一買ってきたものです。
他にもたくさん魅力的な塩があって欲しかったのですが、
まあ、ネット等で買えないこともない。
でも、「これは珍しい!」となったわけです。
もっとも・・・(乾物屋さんにはそこまで追及されなかったが)
調理中ではなく食卓で使う、甘味と旨みの有る仕上げ塩、
それに見合う「天ぷら」を揚げるのは誰?、!わたしか!
こんな高級塩、まだ要らんだろう・・・・。
でも、取れたての無農薬野菜に付けたりして食べても、
きっと美味しいもんねっっ
と言い訳して珍しい塩をゲットできたことだけに満足しています。
お茶事もされ、プロの料理人にも教えるというこの乾物屋のおじさん
(というか、実はプロのすごい人かも・・・・・正体を知らんっ!怖っ)、
商売人ですが、それよりも講義の方が大好き(笑)で
塩のみならず、昆布の話も小1時間・・・・(平日なのでヒマなのね?)
私とオットは今、昆布にもだいぶ詳しいです(笑)。
でも、とてもとても勉強になり、正直、
本当に貴重な時間でもありました。
ついでに天然真昆布の切り落としも買ってきました。
さて、料理にこだわるようになってから
自然と塩に興味が沸き、いろいろな塩を試してきました。
幼いころは随所で「精製塩+化学調味料」
(あのどこにでもあった青いキャップの○○シオ)
を見ていた世代です。
精製塩自体は化学合成ではないという認識ですが、
最も塩化ナトリウム度が高いことで今は敬遠されていますよね。
でも、にがりの取りすぎも体には害になるようです。
家族の毎日の食、いわば体(命)を預かる主婦にとって、
クチにするものなんでもそうなのですが、
いろいろ考えると何が、どれがいいのか、時にわからなくなります。
未熟な私自身に蓄積データが足りないし、
一生懸命情報を収集しても限界が有るし、
何より、現代人の食事についてまだ誰も
「これが正しい食事」と答えは出せてないだろうし
それに加えて個体差・環境差があるとなったらもうお手上げ。
農薬なんかは論外だとして、
化学合成物は特に「自然界にない(のに人間が作っちゃった)もの」が
最も良くないという想像くらいは素人でも出来ますが、
だからと言って動物的な本能を失っている現代人にとっては
「自然なもので有れば、なんでも良い」ともあながち言えないのですね。
食事に気を遣う殆どの方に神格化され、
(わたしもやりたいと思っている)玄米食も
これに含まれるフィチン酸の解毒作用が強過ぎて
必須微量ミネラルをも同時排泄しちゃう?ので
食事療法として特効薬には成り得るが、
治癒後の常食は良くない、とする説もあります。
動物は玄米を多食はしない、とか。
まあ、過ぎたるは・・・という言葉もありますし。
そんななので、現時点では、
「こりゃどう考えても体に悪いだろう」と思うことはせず、
多くの信頼できる先達が良しとされることや、
自身でも良いと思えることはどんどん取り入れて行くけど、
それでも同じもの・作り方・考え方・出どころのものを
連続的にはやり(取り)続けない、ということが良いのかな、と思っています。
食材も同じところからばかり仕入れない。
穀物菜食も地産地消も良いのだろうけど、
それだけしかやらない、とは決めない。
水も買っていますが、銘柄を変えたり、
水道水も浄水器を使ったり、わざと通さないでそのまま使ったり、等等、です。
あとは、肝臓さんのチカラとか、人間の自然治癒力を信じる。
都会に住んでいる現代人として、精一杯考えたことです。
それ~ほど深刻でもないけどネ。
話が反れてしまいましたが、築地では他に
東京有次のぺティナイフをゲット、
そして、老舗の場内鮨屋さんで豪遊(格安でですよ)してきました。
まったく、わたしにとっては楽しくて仕方がない場所です(笑)。
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