いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

早春の京都、名古屋で一口

「趣味は旅行です!」

と、言いたいところですが、正しくは、
「旅行先で食べること」です・・・。

海外でも日本でも、大英博物館に一週間入り浸るオットとは違い)
私の興味はもっぱら現地の食べ物だけ
    ・・・(いや、器と布もあったか・・・・笑)

でも、グルメ批評はイヤ。

でも、やっぱり、自分が良い、と思ったものは
人様にもご紹介したい、食べてももらいたい・・。

ならば、批判記事を皆無にして、
特に「もう一度行きたい」と思ったところ、
要するに、褒めたい、同じく幸せな思いをしてもらいたい、ところのみに
しぼればいいかも、と思い、気楽に書き始めました。
新書庫「旅行で美味しかったもの」(あらため、日本の食べ歩き)シリーズです。

今回の京都の目的はカウンター割烹さん(のお昼)二軒と骨董市(弘法さん)
和菓子。それと途中で立ち寄った(青春18切符ならでは)名古屋の一部グルメ。

■まずは弘法さんでゲットした、色絵小鉢

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うーん、これが100円ですよ!、、、
    ・・・欠けてるけど、
       ・・・・・パリンと行くかも知れないけど・・・・。

明治ごろの普段使いのもの、
よくある3サイズの入れ子鉢(三ツ鉢)の一番小さいものです。
これを金継の練習に使うも良し、そのまま花を生けるも良し、
あとは、その腕と飾る家を持つだけです!(笑)

まあ、掘り出し物は有ります。
とにかく朝一で行くことですね、どこでも(笑)
(でも、寒かった~)

さてさて、次はグルメです。

■「山玄茶」さん

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祇園にある比較的新しい「山玄茶」さん。
大将は滋賀の名料亭「招福楼」ご出身。
お人柄が素敵。目の前にいる一見の客(我々)にも一期一会をモットーに
少しでも美味しく食べられるように、と、とにかく気を配ってくれる。
人生経験もお長い分、お話も上手だし。
料理人としての腕のみならず「(良い意味での)意地」も
ちゃんと持っているのに、嫌味がぜんぜんない。
居心地もとても良かったです。(ちなみに運良くカウンターのど真ん中。)

肝心の御料理は、茶懐石に少し女性好みのアレンジが入った
目を引くものでした(ま、昼コースだしね)。
美味しいのは言うまでもないこと。
私が語ることではありませんわ(笑)。

この日頂いた昼の懐石(税込み\5500円)は以下の通り。
(うろ覚え有り・・)

・先附 ホタテ・ウニ・つくしなど、黄身酢と混ぜて
・椀物 ワカメ しんじょ
・お造り ヨコワ(メジマグロ)ヒラメのクリームチーズ巻き うるい等
・焼き物と揚げ物 筍とブロッコリ(わさぴ塩)、鮭木の芽焼き、
  桜の葉、もずく酢
・八寸 蟹の手まり寿司・いくら・卵焼・赤蒟蒻の田楽・鯛の子・
  ホタルイカ・花わさび・桜の枝
・炊き合わせ 厚揚げと筍、銀あんかけ
・季節のごはん 梅ごはん、海苔、ちりめん山椒 蛤のお吸い物・お新香
・水菓子 パンナコッタにすっぱいイチゴのソース、マンゴ
・おまけ 2周年記念のおまけということで頂きました。
     作り立てのモナカ(アイスクリームと餡入り)

■「じき宮ざわ」さん

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錦市場の近くにある、こちらも若いご主人が最近独立した有名店。
まだまだお若いので、客との会話は多少これからかな?という感じも
ありますが、とにかく腕がいい(って私に言われてもだけど・・・)
実直な御性格が料理にも出ていて、シンプルで素材が良くて
出汁がとびきり美味しくて・・・これぞ家庭では出来ない、
「お金を払って食べに行くもの」でしょう!

ご主人、若いのに器にも凝ってらして、個人的にはとても楽しかったわ。

この日頂いた昼の懐石(税込み\5250円)は以下の通り。

・先附 稚鮎・ホタルイカ・そら豆・花わさび 黄身酢
・椀物 筍 ワカメ 木の芽
・お造り ひとばん寝かせたヒラメ バチまぐろ 藻塩
・焼きゴマ豆腐(スペシャリテ

  オーブンで表面を焼いた片栗粉入りのゴマ豆腐に
  はちみつと塩だけで味付けしたゴマクリームとゴマ豆腐を
  これでもかっっというほどかけた、ゴマぜめもの。宮ざわさんの看板。
  こういうのをひとつ持っていると強いですよね。
  子供のころゴマが苦手で最近オトナになった我がオットにも大好評。

・煮もの 本マス わらび フキ 木の芽
・自家製のお漬け物たくさん
一組ごとに炊いてくれるごはん 
  炊きたての蒸れる前の一口から
  数回に分けてオコメが変化するのを味わわせてくれます。秀逸!
  知らなくても茶懐石気分(笑)
・せりの赤出汁
・水菓子 せとかみかん、熊本のいちご
・造りたてのモナカ 桜
・抹茶

もともとは名料亭、高台寺和久傳で修行された宮澤さんのご実家は、
実は関東(うちの近くなのだ・・・!)
是非是非、帰ってきてください、と懇願したが、
お帰りにはならないそうです、無念!(笑)

さて、厳選に厳選を重ねただけあって、今回のお店、両方とも大当たり。
お昼だからというのもあるけど、
両方ともコストパフォーマンスが大変高いです。
そらー庶民がこれを毎日ってわけにはいかんけど、
旅行社押し付けのコース料理とかを食べに行くのなら
非常にもったいないですよーーーー。

両ご主人とも、最後は店の外で我々が見えなくなるまで送って下さったり、
コースの間も随所に商売を超えた「もてなしの心」を感じました。
茶懐石は良く知らないけど、さすが、って感じ。
とても気分が良かったワ。

ここに言いたいのは、料理がどうとかじゃなくて
料亭に次ぐというより、負けず劣らず敷居が高そうに感じる「カウンター割烹」だけど、
そんなことはなくて、こっち(客)にもちゃんと常識が有り、
大いに食べるのを楽しみたい、という気持ちがあれば、
誰でも行けるし、楽しめるのよ、ってことかな。

ひとつ惜しむらくは。
旅行だと、道中季節のものを何度も食すハメになること。
例えば今回は、筍、ワカメ、ホタルイカ、桜の葉の香りぜめ。
仕方ないんだけど、何度もおんなじなんだよねぇ。
やっぱり暮らすしかないか??(笑)

■嘯月さんのきんとん

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祇園白川の近くにある「せせらぎすへら」さんというカフェに予約すれば
嘯月さんのきんとんが食べられるというので、もう一週間くらい前から予約。
念願のきんとんが食べられました。
京都駅でも老舗のを何軒か見つくろって買いましたけど、ちょっと別物。
うーーーん、これはものすごく美味しい
いつだったか昔、祇園小森さんで食べたときも感激したけど!
あとは、松風で有名な松屋常盤さんのを今度、目指す。byきんとん愛好家(笑)

■室町和久傳さんの作り立てわらびもち

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二階にある、茶席で食べられます。
注文後ねってくれる本わらびもち。
自家製の上品な餡の上にのせて、あつあつで。幸せになります
私は黒蜜をかけなかったな。

奥右に見える、同じくわらびもちのような黒いものは
ここの有名なおもたせ(お土産)、「西湖(せいこ)」
れんこんを練った甘いお菓子です。
これも、もちもちつるつるしてとっても美味しいです。
さすが和久傳さん、お茶碗も素敵。

いやーー、他の、道端にあるフツーのお店の和菓子にしても、
京都の底力、感じますわ。

■番外 名古屋の喫茶店、略して名店(笑)! コンパルさん

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名古屋ならエビフリャーを食べなきゃ、茶店文化も味わわなきゃ、
ということで、サンドイッチの喫茶店「コンパル」さんに
それを両方一度にかなえて頂きました(笑)

写真がぼっけぼけで不満ですが、タルタルソース、甘めのソース、
千切りきゃべつ、エビフライ、卵焼きまで入ってる!
うーん、美味しくないわけがない(笑)。

ちなみに、コンパルさん、コーヒーも美味しかったです。
自分で作るアイスコーヒーも面白い。
レベル高いですね、名古屋のサテン。
今度は名古屋人のオアシスコメダコーヒーさんにも行きます(笑)。

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京都でもイノダコーヒさんのサンドイッチの素朴で丁寧な味が
美味しかったです。ファストフードに食べなれていると
物足りなく思うかも知れないけど。

年配の常連さんにもまだまだ支えられている、
関西のほうが喫茶店文化(カフェではない・笑)が面白い気がしますね。

今回もいろいろと美味しかった!

(フラッシュを使わないため、画像がきれいでなくてすみません。)

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