おいしいもの、といえるかどうかだが・・・。
前にも少し書いたけど、この国、
高級店は別として、パスタと言えばうどんかペンネ。
(リングイーネや他のショートパスタもあるけど、
まずボロネーゼやカルボナーラと言ったらこのうどん、
トマトソースと言えばペンネ、と決まってる・・・)
これ、最近気づいたのだが、
日本で言うところの
「インドカレーとは違う、日本の独自カレー」
みたいなことと同じで、
「イタリアンとは違う、イギリスの独自パスタ」・・・
なのよね・・・。きっと。そうなのよ。(笑)
今の日本は、特に東京はもしかしたら選べば本場イタリアよりも
おいしいパスタが食べられるかも知れないし、
(そうは言ってもやっぱり食材が違うけどネ・・)
猫も杓子も「アルデンテ」だけれど、、、、、
この国のブリティッシュ・イタリアンにその文字はないのです。
(いや、いくら保守的でも
「アルデンテ」自体を知らん筈はないだろうと思うが・・・・)
いやはや、どこで食べても、みんな、茹で過ぎたうどん。
それどころか、作ってもそうなります(笑)。
数箇所のスーパーの「オリジナル乾麺」を買って試しても、
中にはそれが「Made in ITALY」のやつでも、
みんな、見事にうどんになる。
アルデンテにしても(しにくいし)、なぜか食感はうどん(笑)。
そして、今日ご紹介する、
その名も「ダ・ロベルト」というカフェのメニューですが、
イタリア人のフリしてパスタの種類は豊富なものの、
あとは、ベリー・ブリティッシュ・メニュー(大笑)
サンドイッチ・カフェといったほうが誤解がない・・。
だから、ここはイタリアンではなく、ブリティッシュ料理なの!
ヘタに今までのうどんからアルデンテのスパゲッティーに
変えたら、お客さんが来なくなっちゃうの!!(笑)
いや、実は、うどんうどんとコバカにしているけど、
ふと入って食べたら美味しかったので、ご紹介する次第なのです・・(笑)。
フジッリからチョイス出来、ソースも
ボロネーゼ、ロマーニャ(トマト・クリーム)、
ジェノベーゼ(英ではペースト)、などなかなかの品揃え?です。
うん、洋風炒め(か、煮込み?)うどんと思えば逆に美味しいぞ。
分析するに(笑) 安いパスタ屋さんよろしく
ただパスタにソースかけました、みたいなのではなくて、
安いカフェなのに、きちんとその都度調理していることと、
味がしっかりパスタにもついていて
具のトマトとツナとオリーブがしっかりたくさん入っているので
アミノ酸率も高く、とてもコクがあるのです。
そして、オイリーじゃない。
逆にオリーブオイルのオの字も感じないけど、
そこがうどんには美味しかったりして。
どんなソースを選んでも有無を言わせずパルミジャーノ
(てか、日本で昔よく使われていた、パルメザン・チーズ)が
かかってきちゃうらしいけど、それもいい味出してました(笑)
ちょっと量も多かったので残したけど、
お腹が空いてたら、全部食べたでしょう。
これで4.5£は、私的にはアクセプト!
緊縮財政時(いつもだが・笑)、出歩く私には、助かるカフェでした。
ちなみにオーバーグラウンド(地下鉄じゃない普通の電車)の
ハムステッド・ヒース駅近くのロータリーのようなところにあります。
お昼時は大混雑。
ベルギーからのおしゃれなオーガニック・カフェ(チェーン)ですが、
(いまだ日本上陸してないのが不思議・・、)
毎日ランチするにはちょっと高い・・・ので、バゲットを買って帰ります。