ロンドンは朝夕めっきり秋風になりました。
日中、陽が差せばそこそこ暖かいのですが、
もうデニムのジャケットというより確かに
皮ジャン(←英国人の制服・笑)の季節です。
そんな今は、街中で英国産のりんごが並び始め、
英国産のリーク(ボワロー、西洋葱)が出始め、
ちょろっとムール貝が顔を出し、
プラムは今が最盛期、いろいろな食べ物で季節の変化を感じます。
今日はスモークド・タラのミルク煮込み。
これもトラディショナルな家庭料理のようです。
英国ではスモークド・サーモンのみならず、
タラ系(ハドックなどいろいろな種類がある)、にしん、
うなぎ、鯖などいろいろな魚を燻製にするのはとてもポピュラーで、
そこら中で買うことが出来ます。
しかも安くて(日本人的にも十分)美味しいの。
この保存食を使ったさまざまな料理が存在します。
そのうちのひとつ、ようやく出てきたリークと合わせて
暖かいシチューのようなスープのような煮込みを作ります。
■スモーク・コッド(たら)とリーク・じゃがいものミルク煮
(材料以外これもほとんど自己流です。それほどハズしてないと思いますが・・・・笑)
材料:
スモーク・ハドックやコッド、適宜
リーク 分厚い輪切り 適宜
皮付き小じゃがいも 半分くらいに切る、適宜
エシャロット、または少量の玉ねぎ、みじん切り、適宜。
↑又は無くてよい
塩・挽きたて黒胡椒・無塩バター・飾り用の刻みパセリ
牛乳 テキトウ(笑)。
*要は全部テキトウ量でいいと言うこと
①バターでエシャロット(または玉ねぎ)、リーク、
じゃがいもをじっくり蒸らし炒めする。
(はじめは葱類、あとでじゃがいもでも良い)
じっくり10分ほど炒めます。
②その上に大きめに切ったタラを乗せ
牛乳、ベイリーフ、タイム、塩を入れてフタをして
中火~弱火(鍋の特性による)で、15分、
じゃがいもに火が通るまで。煮込むというよりささっと。
あまり火を通しすぎないことと、
燻製魚の塩分を考えて全体の塩の量を決めることがコツです。
最後にパセリ、黒胡椒をちらして暖かいうちに食すと
寒い日には最高!
(今の日本には当てはまらないかも知れませんが・・・・)
牛乳は脂肪分をカットしていない濃いものを
バターも無塩が良いです。
さて、先日ご紹介したグリーン・ゲイジのほかに、
すごく美味しいプラム、その名も「ヴィクトリア・プラム」をオマケでご紹介。
どちらかと言うとこっちのほうがポピュラーなようですが、
ヴィクトリア女王の名を冠して(?)いるだけに??
とっても甘くてジューシーで大変おすすめ。
旅行者でも、今もしスーパーで見かけたら、即ゲット(安いし!)。
なるべく赤いものを選んでください。
日本ではどこか酸っぱいイメージのあるプラム。
英国へきてから
「デザートに果物として食べる甘いもの」と初めて認識しました(笑)