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食オタク主婦ブログ

クリスマス・ターキー・ロースト

英国はまだ23日ですが、日本はクリスマスイヴですね!
 
我が家は渡英して初めてのクリスマスだと言うのに
この国の伝統的なそれを味わわずに、
(と言っても、家に居るだけだが・笑)
イヴの日から おフランスへ出かけることにしました(爆)。

大混乱していた交通機関も今日のところほぼ回復した模様で
このまま明日までもってくれ~っっ!!と、ずーっと祈っている次第です。
 
当初クリスマス休暇など短いと思ったので、
パリのクリスマス・イルミネーションでもぼんやりと見ようと
思っていたのですが、のちになんと長期休暇になることが判明。

そもそも今年はクリスマスが土曜日、翌日のボクシング・デーが日曜日(毎年2連休はある)、
これがひとつずつシフトして4連休になることは判っていたのですが、
お正月まで休めると言うじゃないの! (不景気?大丈夫?)
 
なので、フランス南西部まで電車でガトゴト
グルメの旅に出ることにしました。
貧乏かつ豪華旅(でも鉄子的には嬉しい)です(笑)。
なぜこのクソ(←すいません)寒い時にフランス南西部なのか?、
このレポはのちのちおいおいするとして、
本日は、イヴにふさわしく、「クリスマス・ターキー(orグース)」について、です。
正確にはクリスマス当日、ランチ(正餐なのでクリスマス・ディナーという)に
食べるものですね。
 
今回英国で自ら焼けなかったので画像も無く、
殆んど来年の自分のためのメモになってますが、
何かのご参考になれば・・・・・♪
 
この時期テレビはクリスマス・レシピの番組目白押し
名だたる人気シェフもの含め、毎日全てかかさず見ていますが
(楽しくて仕方がない・笑)
この中でも、ゴードン先生ジェイミー先生
そして、個人的にいつもとても面白いと思っている
ヒュー先生のそれをじっくり見て(ネットでも復習して・笑)
だいたいをまとめたものが下のレシピです。

デリア先生ナイジェラ先生はテレビでやらなかったので
思考に入っていませんが、雰囲気を掴むには
上記3大巨匠のもので十分でしょう(笑)
(ちらっと彼女達のサイト・レシピを見たら、ほぼ同じ・笑)

なお、ゴードン先生は今回、スタッフィング(詰め物)をせず別に焼き、
ジェイミー先生と同じくターキー(七面鳥)でロースト、ヒュー先生は、
グース(ガチョウ)を使っていましたが、現在スーパーで簡単に手に入るものは
ターキーで、主流のようです。少人数家庭用の小さいものもありました。
決定的な違いは鳥の脂の量かと思います。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
↑だいたい7~8キロありますが、少人数家庭用の小さいものもありました。
 
さて、
♪Ta-da~! タダーーッッ!(日本語でジャジャーン、の意味)、
 
ロースト・ターキー、総括(んな、えらそうなモンじゃない・笑)。
 
①詰め物の肉は豚肩ロース肉を使う、出来れば家でプロセッサーなどに
かけてミンチにするのが良い。
てっとりばやく質の良い生ソーセージを買ってきて
(英国ではソーセージはみんな生で、簡単に手に入る) 
ケーシング(皮)を取って使っても良い。ただし、日本の場合、そのほうが高くつくかも。)
ちなみに、英国ではショルダー部分はとても安い部位です。
 
②肉以外に必ず入れるものは、玉ねぎみじん、
(オーガニック・ノーワックス)レモンの皮のすりおろし、
パン粉(自家製の良いものが用意できればベスト)、塩・胡椒、まではマスト。
ハーブも様々だが必ず入り、ナツメグ、セージ、タイムは一般的。
他にベイリーフ、ジュニパーベリー(ネズの実)、
また、ベーコンみじん切り、ナッツ類、フルーツのドライ(アプリコット、デイツ等)
又はフレッシュ(りんご、洋ナシ等)、栗や根菜のみじん切りなどなど、
どれ、という決まりはないがハーブとフルーツも必ず入る。
ドライ・生ともにフルーツは美味しくするコツらしく、工夫のしどころ。
 
③首のほうから肉を詰め(パンパンにしない)、
おしりに近いほうに皮をすりおろして使った残りのまるごとレモン、オレンジ
(orクレメンタイン)、タイム、ローズマリー、セージなどのハーブのいずれかを選んで押し込む。
ゴードン先生は玉ねぎも丸ごと入れ、焼きあがったあと切ってグレイビーに入れてました。
 
④ターキーは脂が少ないのでハーブやレモンの皮などを混ぜたバター
(ジェイミー先生はクランべりーのみじん切りも)を大量に用意し、
皮と身の間に手を入れ、隙間を作ってそっと全体に押し込む。
ゴードン先生は更にターキーの表面をベーコンで覆い、コゲ防止、乾き防止を施していた。
(グースはいずれも不要)
 
⑤だいたい一㌔に付き、40分程度焼く・・×キロ=ロースト時間。
落ちた脂が肉に戻らないようにロースト・パンの上に
ステンレスの網などをセット、その上に鳥さんを乗せる。
温度は190℃、ただし、肉の質によるので必ず30分ごとにチェックをする。

出来上がりの目安は肉汁が豊富に出ているかどうか。
 
ヒュー先生は最初210℃で30分程度クリスピーに焼き、
その後3時間のスロークック(低温150℃)、こちらはアーガのようなストーブ調理。
これも最新式のオーブンで焼くのとは違うし、
また、肉の質によって仕上がりの中心温度を変える、等
・・・・プロか、よっぽど何羽も焼いて慣れていないと、
ベスト、にはならなそうだけど、
逆にどうやってもソコソコにはなる感じのシロモノか・・・。
 
⑥焼けたら必ず30分以上肉を休ませること。
これも口を揃えて言っている。

グレイビー(ソース)をあつあつにするので肉自体はあつあつでなくて良い。
肉は前日に焼くのもあり(当日また温める)
 
⑦肉汁にトマトやらくるみやらハーブやらを足して調味、
それぞれオリジナルのグレイビーを作る。
 
⑧かならず根菜(にんじん、芋、パースニップ等)を添える。
出た脂又はオリーブオイルを使い、こんがりと焼いたものなどが
人気シェフのお薦め。ゆでただけってことも多々あるらしい。
同じように芽キャベツ(ブロッコリースプラウト)も必ず(笑)添える。
出来ればこれもベーコンやハーブなどと共に炒めたもの。
この付け合せがないと大変。
「ナントカのないコーヒーなんて・・・」の世界らしい(笑)。
 
最後のおまけ
イージー大好き、ナイジェラさんは
ターキーのミンチを買ってきて、ぱぱぱっと肉団子にし、
これまたチョー簡単に作ったトマトソースに入れて15分、
おしゃれに小分けにしてササっと供してました。
ヘタにパサパサのターキー胸肉より、
・・・・・
とっても美味しそうかも(いいですねぇ、彼女。笑)
(ちなみに、こちらでは生のものが基本なので、
ターキーもやろうと思えばふっくら調理が出来ます。
ヘルシーで臭みも無く、結構美味しいお肉ですね。)
 
でも、ターキーはこっちにいるうちに一度焼いてみたい。
そして、オットにカーヴィングを全部やらせる!

来年!??・・・・・・・・まだ居られるかな・・・・・・
それが一番大きな疑問だワ(笑)。
 
それでは皆様、良いクリスマスをお迎えくださいネ♪♪
 
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