というわけで、バース観光のお話を。
イギリス唯一で、バス(風呂)の語源にもなった温泉のある世界遺産指定の街、
(↑と俗説されているものの、実際は逆だとか?・・・・。)
ということは知っていましたが、
いまいち、ピンと来ていなかったところでした。
いまいち、ピンと来ていなかったところでした。
まあ、でも今回アンティークフェアも近くで有って、
ちょうどいい機会、と行ってきたのです。
さて、フェアが終わると車で約1時間のバースに移動、
街から5分の高台にあるホテルに泊まり、
翌日にta-da~♪♪(英語でジャジャーン、の意味)、目的の
ザ・ローマン・バス(古代から続く温泉)へ!!
これね・・・。
入場料が£12(今の円高レートでも1500円以上/大人一人)もするんです・・・。
(高いか安いかは人によるのでしょうが、私の当初の印象は少し高いかも・・・と。)
でも、結論から言うと、まあまあ許せる価格でした。
温泉の湧くお風呂をただ見せるだけでなく、
出来の良い博物館にもなっていたからです。
世界遺産、という名のもとに高い入場料を設定し、
それなりのパフォーマンスを提供する、というのはウマイやり方とも言えるかな。
無料の各国翻訳音声ガイド機器が一人一人に付く、というのはそのうちのひとつで、
私のように立ち止まって解説を読むのがキライな人種も
(日本語でも読まないし・笑)
興味あるコーナーだけ「じゃあ、ちと聞いてみるか」・・・・となり、
結果、「はぁ、なるほどねぇ、確かにロマンだわ~」と思わせるのだから、
アナドレません(笑)。
これが有料機器だったら少なくとも私は借りなかった。
(解説の内容自体や翻訳の「ウマさ」もある。
ご自慢満載(笑)だけど、簡潔で、日本語にして違和感のないものになっています。)
ご自慢満載(笑)だけど、簡潔で、日本語にして違和感のないものになっています。)
・・・・ちなみにオットは音声ガイドが無くても、掲示物全部読む人種なので
関係ないけどね(笑)
こういう人は£12以上の価値をとっくに見出していると思います(笑)。
さて、最初に見た印象は・・・。
↑日本人的には、ちょっと浸かって一杯?!
この日はとても寒かった・・・・(笑)
↑これ自体は
「ふーん、なかなか広い露天風呂ねぇ、」感は否めません(笑)。
「ふーん、なかなか広い露天風呂ねぇ、」感は否めません(笑)。
(日本にはこれより広いところ有るしね・循環だけど・笑)
ただ、いまだに生きている現役の世界遺産を見られる、という感じはあります。
お風呂に浸かるどころか、お湯にさわれるわけでもないのですが。
(足をつけるくらいは出来る、と新しいガイドブック(日本の)にもありますが、少なくとも
私達が行った時は一切出来ませんでした。)
ただ、見るだけです(笑) 。
ただ、見るだけです(笑) 。
温泉の発見自体は紀元前にさかのぼる話ですが、
この写真にある支柱などは新しいものです(と言っても18世紀なので既に歴史遺産だけど)。
この写真にある支柱などは新しいものです(と言っても18世紀なので既に歴史遺産だけど)。
発見から2000年の間、様々な時代の人が様々に利用し
時には地中に埋もれてしまったりと
いろいろな話を聞かされます(でもそれなりに面白い)。
時には地中に埋もれてしまったりと
いろいろな話を聞かされます(でもそれなりに面白い)。
館内で見られる、いまだポコポコとあわ立つ源泉の場所や
当時の排水口から湯気とともにザーーーッと流れるお湯など見所も多く、
結局なんのかんの言って、(適当人種の)私でも一時間半以上うろちょろ、
途中ではぐれたオット(というか遅いので置いてきた・笑)は
「時間が全く足りない」と言ってました。
当時の排水口から湯気とともにザーーーッと流れるお湯など見所も多く、
結局なんのかんの言って、(適当人種の)私でも一時間半以上うろちょろ、
途中ではぐれたオット(というか遅いので置いてきた・笑)は
「時間が全く足りない」と言ってました。
特にこの2つはイギリス人観光客にとっては案の定とても興味深い様子。
↑でも、誰も入ってないのでキレイ、というかもったいないというか(笑)
ちなみに「8秒で(英国の)家庭のお風呂がいっぱいになる」という
説明の湯量(公表117万リットル/1日=毎分812リットル)、
とは、数字だけで比べてしまうと
日本が誇る秋田玉川温泉(源泉ひとつ)の約10分の1なのですが、
別府や熱海などの大きな温泉旅館ひとつの総量が毎分200リットルを
超えれば湯量豊富と言えることを考えれば、
なかなかの数字だと言うことが解ります。
説明の湯量(公表117万リットル/1日=毎分812リットル)、
とは、数字だけで比べてしまうと
日本が誇る秋田玉川温泉(源泉ひとつ)の約10分の1なのですが、
別府や熱海などの大きな温泉旅館ひとつの総量が毎分200リットルを
超えれば湯量豊富と言えることを考えれば、
なかなかの数字だと言うことが解ります。
(しかも、掘削でなく自然湧出で2000年出続けているわけだし)。
ただし、日本全体と英国唯一のこことで総量を比べたら規模が違ってしまいますが。
(別府全体だけで100倍くらいになるらしい。)
ただし、日本全体と英国唯一のこことで総量を比べたら規模が違ってしまいますが。
(別府全体だけで100倍くらいになるらしい。)
また、源泉温度は約46℃、実際に日本人が好む入浴温度の42℃付近を
確保するには少しぬるいです。
以上、鉄子ならぬ、温泉子の報告でした(笑)。
以上、鉄子ならぬ、温泉子の報告でした(笑)。
↑お風呂のそばにいらっしゃいます。
実際は現代人が演じている(当時の化粧のデモを行っていた)ので、英語が通じます(笑)
一緒に写真を撮ってくれたり、親切ですよ。
さて、ここを出ると隣に「パンプ・ルーム」というレストランが有ります。
このレストラン自体、18世紀、300年前の温泉場の社交場だったところで
内装当時のままだとか。一見の価値はあります。
入場券を持っている人はここで飲泉体験がタダで出来るらしいのですが、
今回はここでお昼をとらなかったので見るだけ。
このレストラン自体、18世紀、300年前の温泉場の社交場だったところで
内装当時のままだとか。一見の価値はあります。
入場券を持っている人はここで飲泉体験がタダで出来るらしいのですが、
今回はここでお昼をとらなかったので見るだけ。
(もっとも、0.5ポンドほど払えば飲めるとか。)
(レストランの入り口から覗くと、
奥に温泉の湧き出る小さい噴水が見られます。)
(レストランの入り口から覗くと、
奥に温泉の湧き出る小さい噴水が見られます。)
今の日本は「温泉もどき」も多いので、飲泉が可能なだけでも貴重かも・・・。
お値段が特別高いわけでもないわりに雰囲気が良いので
観光で来たならここでアフタヌーン・ティーをするとイギリスチックかも知れません。
お値段が特別高いわけでもないわりに雰囲気が良いので
観光で来たならここでアフタヌーン・ティーをするとイギリスチックかも知れません。
このローマン・バスの隣にあるのが、バース寺院(バース・アビィ)です(↓画像中央)。
これがまた荘厳で、(教会建築好きとして)とてもステキでした。
最初、こっちの方が温泉かと思った(笑)
これがまた荘厳で、(教会建築好きとして)とてもステキでした。
最初、こっちの方が温泉かと思った(笑)
↑温泉はね。
↓温泉入り口拡大
↑入り口は小さい。ちなみに前にいらっしゃるのは日本からのツアーの方々
各国から来ています。
・・・本当にイギリスには美しいところが多々有ってうらやましい。
あ、最後になりましたが、
現在はスパ施設サーメ・バース・スパも作られ、
日本のそれとは全く違うものの(スパなので、まあ、「天然温泉の温水プール施設」)
イギリスでも天然温泉に入ることが出来るそうです。(ローマ人的読みでは、テルメ、ですね。)
地元の人には安く利用出来るように配慮されているとかで、
実際駐車場では髪がぬれた状態のスパ帰りの家族連れなどを
複数お見かけしました。
ロンドンからも電車で一時間半、車でも二時間ちょいで行くことが出来ます。
バース、アンティーク・センター等も多々有って(笑)、おすすめです。
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