いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

The Old Coastguardの続き(ディナー)

英国南西のさいはての地、コーンウォール地方のマウスホールというところで宿泊した、
海辺のかわいらしいホテル(ディナー&ベッド&ブレックファースト(略してDBB))
The Old Coastguardの続きです。
 
ということで、いよいよお楽しみのディナー。
 
まずは前菜から
 
イメージ 2
↑ニューリン(となり町)のサーモン、ビートルート(ビーツ)のリゾット
 
前菜その1です。 これ、美味しかったー!
サーモンオタクとしては(誰がよ?!笑)、ワイルド(天然モノ)以外みんな臭い、と思っていましたが、
そんなことないのですね~。
付け合せの、甘くて、でもほんのり塩気もあるよく出来たリゾットととても合っていました。
これがメインでもいいなーって感じです。
(傾向として、どこへ行ってもメインより前菜のほうが好き。)
 
のっけから期待、です。
 
イメージ 1
↑トーストにいわしのグリルとソース・グリビッシュ(仏)
 
前菜その2
サーディン(イワシ)のひらき(日本みたい・笑)とタルタルソースみたいなの
(ソース・グリビッシュ=マヨの部分がフレンチ・ドレッシングになったようなもの、まあ、だいたい同じよ・笑)
 
これも「うむ、おぬし、(青)魚の焼き方を知っとるな」(よけーなお世話・笑)、
という感じで、美味しかったです。
 
イメージ 4
↑ヘイク(≒メルルーサ)とビートルート(甜菜)、アンチョビとローズマリーのドレッシング
 
メインその1 ヘイク、というまたまたタラに似たお魚(日本ではメルルーサでお馴染み)ですが、
タラのように水分を持つかというとそうでもなく、微妙にカマス的な、
スズキ的なポソリ寄りの肉質です(でも、やっぱタラ・笑)。
アンチョビーとローズマリーのドレッシングにローストの(←茹で?)ビーツ、
お料理(調理)的には特別惹かれなかったけれど、
フツウに美味しかったです。
 
ちなみに、ひところ、このメルルーサが日本では「銀ダラ」とか「銀むつ」とか言う、
エセ名前で出回っていましたね(今は正された??みたいだけど)。
別にメルルーサ、でもいいのにね?(笑)
 
ちなみに、そのホンモノの「銀ダラ」のほうも、よく知られていないことかも知れませんが、
これも実はタラではなく、カサゴ(目)なんですよねーーー
(姿を見れば、判りますが、巨大で、フツーまるのまま見ることなんてないから、わかんないですよね~)。
ややこしい日本名付けるなって感じです(笑)。
 
イメージ 5
↑プレース(カレイ)のクリームソース、ほうれん草、ムール貝とパセリ
 
メインその2
すこーしクリームソースが塩辛かったのが残念。
これ、実は芸が細かくて、ムール貝も6個だけえ?!のように見えますが、
身をラグー(肉の塊をこまかく砕いたひき肉風ソース)のように刻んでソースにも入れてあります。
 
でも、前菜・メインともに魚の臭みなどは全くありませんでした。
今回のシーフード旅(?)、全部その意味では秀逸です(やるじゃん、なのよ、英国も)。
 
今日はDBBでの予約で自動的に3コース(前菜・メイン・デザートと)付いてくるため、
お腹いっぱいでも、死んでもデザートに行きます(笑)↓
 
イメージ 6
↑バナナのタルト・タタン(とラム・レーズンのアイスクリーム)
 
デザートその1 
作れるけど~~、でも、美味しさも想像出来てしまうため、誘惑に勝てず・・・
程良くカラメライズされたほくほくあつあつの完熟バナナと甘すぎないトフィーソースがベスト・マッチ。
パイ皮は要らないけど、バナナ追加っっ!(笑)・・・という美味しさ。しあわせ・・・。
 
と思いきゃ、
 
デザートその2
 
イメージ 7
パッションフルーツのクリーム・ブリュレ
 
画像は悪いけど、これが人生最高の美味しさ(笑)。

もっとも、どこで食べても(フランスでも)「ちょっと甘いんだよなー」と、
いつも思っているクリーム・ブリュレにすっぱ~~い、
でも味のあるパッション・フルーツが組み合わされているので有り得るかも。
絶妙、さわやか、後をひく・・・・
バナナのあと、これも食べたのは私です。(えー??!・笑)。
 
ということで、デザート>前菜>メインの順ではありますが、全体なかなか良かったです~。
サービスも良く、満足のディナーでありました。
 
そして、夜は明けて・・・。
 
これもホテルによっては(ホントにホテルによる・笑)かなり楽しみな、朝食の時間↓
 
イメージ 9
 
イメージ 8
 
焼きたてのパン(自分で好きな厚みに切って焼ける)
 
注:パンは、英国文化を無視してひとり分厚くカット、そしたらトースターに入らなかった・・・
(なので若干つぶして入れた)(笑)
 
だいたい、切ってくれてないから、無器用な英国人が
文化通りうすーくうすーく切ろうとして
四苦八苦してました。切ったろか?って感じ(笑)。
よって、このサービス形態は私にだけ受け入れられるものだと思います(笑)。
 
コーンウォール産のりんごジュース、
手作りのジャム(好きなだけ)、美味しいベーコンと卵(イングリッシュ・ブレックファースト)、
そして別のチョイスとしてシーフード屋さんならではの
ハドック&ポーチド・エッグ(これも典型的な英国の朝食)
↑ハドックもタラの一種(タラしかいないのよ、この国・笑)のスモークをミルクでポーチしたもの。
とろとろの卵の黄身と一緒に食べます。ここのはヘンな(黄色い)色も酸化したような脂臭さも無く、
美味しかったです↓
 
そう言えば、ディナーで実力確認済みのサーモン&スクランブルエッグ・オン・トースト(これも定番)も
チョイス出来ますから、おすすめです。
 
イメージ 10
 
全体通してディナー、朝食、ともに(お値段を加味して)良かったと思います。
 
で、ソレですが、DBB、広めのダブルひと部屋(2人でシェアが基本)、
オンスイート(部屋にバスルームがあるということ、英国の場合、マレにないこともある)、
テラス(ミニ)付き、で£165(+飲み物代)、(20%の税込み)、
無理やり日本円換算すると、
おひとりさま1泊2食付£67.85×5%(日本の消費税)=£71.24は、約9000円、というところです! 
しかもこれは英国では(特にコーンウォールあたりでは)安いとは言えない価格です。
(高くもないけどね)。
日本ではこのレベルの部屋、食事、でこの価格、はなかなか難しいでしょう。
(確かに、温泉は付いてないし、日本人なので、異文化、例えば下のような↓おしゃれな暖炉に
騙されて満足しているだけかも知れませんが・笑)
 
それと以前も記したとおり、こういう「自分で探すホテル」はだいたい良いんだけど、
「決行の確率」とのかねあいで予約が難しい・・・
リーズナブルに美味しいものにありつこうとすると、ホネが折れんのよね・・・・。
 
イメージ 3
 
にほんブログ村 旅行ブログ イギリス旅行カテゴリーに参加しています。
↓良かったら文字列をポチッっとして下さいね♪
https://travel.blogmura.com/uktravel/
 

*1:でも、英国のあのうすいトーストはきらいなの。