いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

美味しいサンドイッチでブランチを

週明けて、ピーカンのロンドンからです。
 
以下、ちょっと何様目線で(笑)。
 
書いてよいものかどうか迷いましたが、
在英日本人にはありがたい無料情報紙ジャーニーさん(フアンです。)で、
「日本の世直し」?の記事を執筆されている「新米所長」さんが私とだいたい同年代
(てか、年下かも・・・・)
・・・・というのをいつぞやの記事で知ったため、素人のブログ(しかもニッチ)程度ならいいか、
と、書くことにしました。
 
なぜなら在英たかが2年の私は、
英国不思議文化研究所・新米所長に認定されたからです。またこのネタぁ?(笑)。
(ぜんぜん言い訳になってませんが・笑)
 

 
週末、以前修理で預けたアンティークの時計を受け取るために出かけ、
そのショップの目の前にあるこの辺ではピカ一のカフェでブランチをしていました。
 
すると目の前にいた二人連れが「お菓子の袋」みたいなのを持っていることにオットが気づき、
2人で「見たことない袋だけどきっとこの辺にお菓子屋さんかパン屋さんがあるかも(期待っっ)」、
ということになり、私だけ調査に出かけたのです。
 
ちなみに、つまり二人連れは別の店の商品を持ち込み
このカフェのコーヒーとで堂々お茶していたことになります。
確かにアウトドアのほうだったのでこういう"おうようさ"が英国に無いとは言いませんが・・・。
(でも、"爆"だよねぇ~)
 
ともかく、その「ナゾの店」はすぐ近くにすぐに発見、外から一見すると、
おおっ、パン屋さんの様子!!
食オタクとして当然いちもにもなく扉を開けました。
 
するといきなり、(待ってました、と、たたみかけるような感じで、)
 
私よりかなり若い男性店員 :「いらっしゃいませ・・・」 (←注:ここはロンドンです。)
 
私 : 「(えっ!?) ・・・・・・   (あれっ、カレーパン?メロンパン?あんパン???) ・・・・・」
 
と、素直にびっくりしたのでつい、
 
私  : 「あ、、日本人の方がやってらっしゃるんですか?」
 
男性店員 : 「はい、そうです。  (が、何か?)」
 
シーーーーン・・・
 
私 : 「新しいお店、・・・・さん、なんですか??」
 
男性店員 : 「はい、そうです。」  (が、何か?)←今度はちょっと弱め(笑)
 
シーーーーーーーーーーン・・・・・・・
 
・・・・・・・・。
 
私 : 「メロンパンとこのオーツクッキー、下さい。(さっさと出よ。)」
 
男性店員 : 「はい、2ポンド10ペンスになります、袋は要りますか?(まさか要りませんよね?)」
                                        ↑注:ここまでは私も感じてない(笑)
 
私 : 「(ハイ、この国、エコですもんね、袋なんて有り得ないですよね・・) いいです、要らないです。」
 
男性店員 : (ていねいに) 「ありがとうございました。」
 
私 : 「・・・・・。」  (←どうも、も言わず。)
 
次のお客がきたのをいいことに早々に出てきました。
なんなんだ、まるでこの、日本のこじゃれた店に行ってこっちが恐縮するような、この雰囲気・・・。
 
話はちょっとそれますが、子供と若者の王国日本ではたまに、
大人やご老人がコバカにされる?という、英国人からしたらありえない文化がありますよね。
 
カフェでは茶店じゃなくって、カフェっなのよっっっ!、・・・・とか、
あんたもどうせ、田舎から出てきたくせに・・・って、言いたくなるような代官山?あたりのブティック・・・・とか・・・・・・
(最近はさすがに少なくなりましたが・笑)
 
英国では基本、大人が子供を(わざと)ナカマハズレにします。
子供が、若者が中心となり、大人をナカマハズレにするなんてことはありえません。
 
(ちなみに、それでも商品を買ってきた私をオットは優しい(甘い)、と言います。
が、そうではなく、「買わずに出られなかった雰囲気」とは別に、
単にプライドが食い意地に負けただけです。・・・・ああ情けない・笑)
 
ここ、英国だったら、英国人に限らず、まず、
 
店員「そーなんだよー、今度からよろしくねー、それでさー、」(ウチの近くのチーズ・ショップ)とか、
 
店員「このパンは日本風のパンでね、こういう材料使ってるんだよ~」
     (ウチの近くの魚屋・肉屋・イタリア食材屋・・・・全部)とか、
 
店員「ちょっとこれ、食べてみてよ~美味しいから」
            (↑これはウチの近所の優しいペルシアン・ケーキ屋さんのお姉さんだけ・
            いつも激甘の焼き菓子をくれる・笑)
 
とか、とにかく何か反応があって当たり前なのです。(しかもここは英国なんですけど・・・)

ただし、このせいで前の客の応対が遅くなり、おしゃべりが終わるのを
いつもイライラしていながら待っているのもまた私ですが(爆)。
 
誤解のないように、英国でも、とんでも店員はいます。
「何よ、コーヒー、紅茶?どっちなの、さっさと決めてよっっ」という
小娘のいるウインブルドン近辺(と言っても高級なかいわいではない)のとあるカフェは
値段のわりに美味しくてボリュームたっぷりなのでよく行きます(笑)。
(この小娘はアジア人の私だけでなく、同じ白人の金髪にも分けへだてはありません(笑))
 
それから、英国では、本当の意味で敷居の高い店(庶民はお呼びでないとこね・笑)を除き、
基本店員はびっくりするぐらい(ロンドンでも田舎でも)フレンドリーですが、
それでも、お客様は神様ではありません。
買ってくれてありがとう、の文化は日本と同じですが、客は
「(売ってくれて)ありがとう」をいいます。
要はフレンドリーではあっても、対なんです。
 
しばらくその日の現象を新米所長、分析しました(笑)。
 
そして、ほどなく悪いのは私ではないか?という結論に至った!のです。
 
つまり、たかだか在英2年にして、日本のルール(主に東京とかの・・)をすっかり忘れ
すぐに空気を読むこともせず、その店の雰囲気を考えもせず、
いきなりフレンドリーにし(第1のマチガイ)、
フレンドリーが返ってきて当たり前(第2のマチガイ)、と
思ってしまっていたのですっっ
 
いかんっウメ子、こんなことでは もう日本に帰れないかも・・・・・・(笑)。
それどころか、日本に帰って私(←おばさん、いや、女子っ・笑)
のために日本人男性が
ドアを開けて待っててくれなかったら、激怒してしまうかも知れない(大笑)。
 
(しかし、忙しそうな空気でもなければ、客も私だけで質問ぐらい良いと思ったし、雰囲気たって、別にただのパン屋さんなんですが・・・)
 
実は自身も含めて、在英日本人は同胞の日本人に手厳しい、というか、身構えるところがあると
思っています。これはシンガポールではあまり感じなかったことですが、でも、あるにはありました。

最近思うのは、この感情が在英期が短ければ短いほど強いような気がします。
つまり、端的に言うと英国に居るということは、特別な(スゴイ?選ばれた?)ことなんでありますね?。
(小さな文字で書いてはいるが、大きなカンチガイ)
 
これが在英期間が長くなるとそういうこと自体がわからなくなります。
つまり、「当たり前のこと≒英国人化」になるんです。
 
ただ、在英期間が短くても、「知り合い」となると途端に態度が変わったりしますよね。
我々日本人は知らないことに警戒心が強いのかも知れませんね。
 
よって、今回の私の災難?は、
 
1、日本人の私が日本人のお店で日本のルールを無視してしまったため
    (=本当に敷居の高いこじゃれた店である)?
or
2、彼の在英期間が単に短いため(私と同じ新参者)
or
3、一対一だったから(これが女5人(最強)と男1人では勝敗はあきらか・笑)
or
4、私がモデルさんではなかったから。
 
のいずれかで起きたものと想像出来ます。(全部偏見ですよ~)。
4だと言う声がどこからか・・・(笑)
彼は悪くない(私も同じことをしている)のです。
 
ちなみに、このベーカリーさん、当然名前は載せられませんが、
美味しかったですよ!
東京(や、おしゃれな観光地など)によくあるパン屋さんでフツーに美
味しい、という感じ(爆)。
まあ多少おおげさに書いているので、多分に被害妄想だと思ってください(笑)。
ロンドンには日本人の日本サイズの(見た目も美しい)ケーキ屋さんもありますが、
同胞として単純に頑張ってほしいとは思います(いや、ホントに思ってますよ・笑)。
 
いずれにしても日本よりブレッド文化の長い欧州に夢中な現在の私にはあまり関係ないのですが
在英期間が長くなればなるほど、日本のフワフワした菓子パン、惣菜パンの類も
有り難く感じられるようになる(?)、と思います。
だから、アタリヤさん(在英日本人御用達の魚屋さん)のように
「無くてはならない存在」になるかどうかは、在英日本人にかかっているといえます。
(ちなみにここ、日本人の多い界隈ではあります。)
 
英国人はエスニックは食べても、基本、自国の文化から抜けることはないし。
(ひどくなると、ホビスのブレッドに具の入っていないマーマレードから抜けられない。笑)
 
ところで、私はナチュラルナチュラルさん(日本食材店、大手ではない)で
お味噌とオコメを買いますが、(北でも西でも)いつも快いお買い物をさせていただいています。
ひっじょーにフレンドリーです。
実はそれは、彼らが既に完全に英国人だから、ということでもあったのですねっっっっ
(そうかぁ? 笑)
 
だから、いつもエコバックを持って
「いいですいいです、袋ありますから」と誰に言われずとも自らいい子ぶるのですが、
これまたいい気分でお店を後にも出来ます。
(スーパーではこんなことは絶対やらない。タダの場合、いつも袋をもらいまくる。
だってこの国、ゴミ袋とか高いんだもん。  ・・・セコくてすいません・笑)
 
さて、冒頭にふれた秀逸なカフェ、たまに来るのですが、美味しいもんだから
みるみる評判になってしまって、隣をベーカリーショップにまで延長してしまいました。
 
美味しい天然酵母(サワー・ドゥ)やアーチザン(職人)の作る本物のパンに、
美味しい材料をたーーーーーーーっぷりと使ったサンドイッチは、欧州のパン文化と
この国のサンドイッチ文化のこれ以上ないタッグで、少し高めの値段設定も納得、です。
ひっきりなしにお客さんがやってきます。
英国人も自国の文化の進化形は解るらしい。
(てか、彼らも美味しいものが解るし、食べたいのです・笑)

界隈にポーランド人も多いせいだからなのか、オーナーがそうだからかはわからないけれど、
少しポーリッシュ入っていますが、ケーキ類(ポーリッシュ+ブリティッシュ)も美味しいし、
フランスでも十分やっていけるお店だと思います。
天然酵母パンの美味しさに目覚めてしまったオットもここのサンドイッチの大フアンです。
 
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↑英国が誇る、熟成チェダーチーズと、甘辛い「ピックル」
(ピクルスとチャツネが一緒になったようなもの)
これをトースト・サンドイッチにする、定番中の定番。
でも、これを天然酵母パンで作ると、ひとあじ違う、チーズ&ピックル、です。
 
イメージ 2
↑こちらも天然酵母のオリーブの実練りこみバゲットと、熟成チェダー、
イタリアン・サラミ(ペパロニ)、甘いチャツネをトーストに。
かりかり、フワ、でチーズもハムも美味しく、言う事なし。

このカフェ、外観も中もなかなかイケテるんですが、
画像をのせることが出来ない~(笑)
 
在英の方、お探しくださいね~。
 
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