いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

益子に立ち寄り、ほっこりカフェとチープだけど使える器♪

もともと器好きなので、若いころから全国いろいろな産地を
訪ねているほうだと思います。
(出張先でこっそり器アサリをしたこともあった・懺悔・爆)
 
その中で、益子は実家が近かったこともあり、
器に興味を持ち始める前の子供のころから「観光地」として
連れて行ってもらった記憶が何回かあります。
 
そのころと比べると、20年ほど前からでしょうか?
若い方(といっても今の私と同じぐらいの方々、現代作家の方も含む)
が移り住んだりして、いつのまにやらギャラリーやカフェや
界隈がなかなかオサレになってきているのは知っていました。
 
(シンプルなお野菜料理などで有名な栃木県出身のシェフ・音羽和紀氏の
フレンチ(アラン・シャペルに師事)が、益子町営の宿の中(!)に
あったのですが、閉店してしまったようです。)
 
陶器市の際には人で埋め尽くされる中心通りは電柱がなくて、
美しい街並みなのですが、その周りの田園地帯にもいろいろな
かわいらしい立ち寄りスポットなどがぞくぞくと出来ていたのですね。
 
(王国のようになってた!!)に立ち寄りました。
 
在英時、バーナード・リーチ・ポタリーに行って
益子の再勉強をし、にわか(出戻り)益子フアン(笑)になっていた矢先、
ちょうどそっち方面に旅行をして帰りに立ち寄っただけなので、
滞在時間はわずか3時間ほどでしたが・・・。
(この日は台風一過で気温が33度ほどになり、炎天下に
親を歩かせたくなかったんですが、夏も冬も、こういう点、
ほんと気候が厳しい日本は、散策もままならない、と感じます。)
 
まずは腹ごしらえ。
 
行きたかった処(同じ横山さんの「森のレストラン」)が
お休みだったため近くの「益子の茶屋」へ。
 
イメージ 1
 こんなとこでも蕎麦なのは、↑父じゃなくてポチです。(爆)
 
正直、ランチの品数も多くはなく、味もあくまで「カフェめし」なのは
否めないのですが、もともと器屋さん、
大きな益子の一枚にプレート・カフェ盛りなため、
ほっこり感はちゃんと漂ってます。(ふつうに美味しいです。)
あと、日替わりの酢ドリンクなども付く30種ほどの
ドリンク・バーがリーズナブルで楽しかったです。
(父も母も喜んでいた)
これもちゃんとした陶器カップで、都度取り替えて
飲むことが出来るのです。
それが心地よく、ファミレスと同じものでも、
美味しく感じる(?)から器の力ってやっぱすごいです。
(子供のために、プラカップも置いてありますが、
「子供さんも是非陶器で飲んで下さい!」とありました。
素晴らしい!・・・でも、プラカップで飲ませるよね・笑)
 
イメージ 2
 
さて、そのあとは、超早足
(まるでイギリスでのアンティーあさり・ハントのように早く・爆)
何軒かお店を物色(時間足りない・笑)。
 
高価なもの、現代作家もの、も、少し見ましたが、
どうも今回の私のターゲットは、もっともっと素朴なもの。
子供のころ見た、なつかしい感じのもの・・・。
もっというと、昔「ダサい」と思い込んでいた
近代益子独特の「スリップウエア」ふうのものです。
(釉薬の上にゆるゆるの釉薬でたらたらと文様を書く。)
*ちなみに現代益子は、これだけではありません。
 
実はイギリスへ行ってバーナード・リーチを勉強するまで、
これが近代益子の父と言われる濱田庄司がイギリスから持ち帰った、
イギリスの(欧州の)古い陶器の手法だとは全く知らなかったんですね。
「日本に昔からある益子独特の手法」と思っていたのです。
 
さて、高いオサレなものも置いてある個人商店のほうでなく、
比較的お手ごろな定番品の揃う、画像右下↑の「共販センター」で
今回手に入れたのが、こちらの器。
大きいほうが500円、豆皿は200円(両・税抜)です。
 
イメージ 3
 
別々の窯のもので、言ってみりゃ「安物」かも知れませんが、
(大きいお皿の模様がスリップウエア独特のものです。)
ひとつひとつ手で造られたもので、たくさん作られてはいるけれど、
いわゆる「大量生産」ともちょっと違う。
 
イギリスで人気の有名陶器メーカー
伝統的な手法を守り(と言ってもエマは新参ですが~~;)
いまだにひとつひとつ職人の手で造られている"手作り陶器"です。
(磁器ではない)
 
私も何回か上記窯元のある、イングランド中部・陶磁器の町
または、独立している
デンビー(ダービーシャー)などの窯元にも行き、
そこの「アウトレット」で散々物色したわけですが(笑)
特に(私と同じ立場の)駐在員の皆さん、
(とかツアー旅行者の方など)、
ウエッジウッド工場見学の最後に行く、大きなアウトレットショップなどで、
イギリスの名だたるメーカーが中国で生産したものなどを
間違って(知らずに)お買いにならないように・・・・
(特に値引き率の高いもの、有名シェフとのコラボものなどは、
だいたいメイド・イン・チャイナ。
裏を見たりしてよく確かめて。)
↑ちなみにイギリス人の従業員に聞いたりしても、100%信じてはいけません・・・。
日本人と違ってちょーテキトーですんで(爆)。
 
せっかくここまで来たならイギリス(イングランド)の土で
イギリスで造られた陶磁器、
メイド・イン・イングランド
是非、日本に持って帰って下さい!
 
(中国製品が悪いというわけではありません。
そもそも中国は、英語の「チャイナ」が示すように、磁器発祥の国だし、
白い土(石)が採れなかったため、牛の骨を混ぜて作った堅牢かつ真っ白で美しい磁器
ボーンチャイナは、イギリス人の大発明ですし、
ウエッジウッド等も中国も、優れた陶磁器をたくさん作っています。
 
それに現代は世界中どこの国のどの品物からもメイド・イン・チャイナは
外せないわけだし(良し悪しは別として~~;)、
加えてイギリスの陶磁器メーカーは長い歴史の中で
経営者も経営方針もころころ変わっているという背景等もあります。
 
まあ、どこで造られた器であろうと、イギリス人や永住の方には、
~あるいは知った上で買うならば~
余計なお世話だと思いますが・・・。
 
以上、誤解のなきように・・・。)
 
と、また長くなると友人から突っ込まれるため
(誰に向けて書いてると思ってんだっ・爆)(笑)
 
買ってきた器にいろいろ乗せてみた↓画像のアップで
本日は終了と致します。
 
イメージ 4
 
↑豆皿にのせた、枝豆(笑)
なんにも料理してないのに、いちばん可愛かったりして・・
 
イメージ 5
 
↑(玉ねぎとバター、牛乳を使っているので、実は洋風。)
 
イメージ 6
 
安くても、ちゃんと「使える美」でした。
買ってきたお気に入りの器に何を乗せよう~と
考えている時が一番楽しい♪
(そして、美味しいと言ってもらえた時が一番幸せ。)
 
*************
 
・・・そして今日も器や本を整理し続ける日々・・・
(まだ片付いてない・・・)
爆。
 
イメージ 7
 
↑10年以上も前ですが、自分でろくろを回し、
益子で焼いてもらった器です。初公開♪(笑)
 
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