いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

塩原温泉、美味しくて心地よい旅館へ!

手白澤温泉から3時間歩いて降り、やっと自家用車に戻って
一同、ホッと一息・・・(ポチは引き続き運転手・笑)、
佐野のSAで買って車に置いといた、桜あんぱんをイッキする父。
お疲れさん~♪
(←こしあんぱんが何よりも好きなので・笑)
 
次はここからそう遠くない、同じ栃木県の塩原温泉に向かいました。
 
昨年、母が妹家族と一緒に訪れて、コスパが優れていたのと、
終始、気持ちよく快適に過ごせたということ(←これ、一番かも!)
そして、露天風呂に「自由に飲める日本酒が置いてある」から
ポチに是非(笑)、
という旅館で、今回の目的は当初こっちが先だったんです。
 
湯量が豊富なことで有名な、塩原。湯本は11ケ所もあり、
大昔から今もこんこんとわき続けている優れた温泉郷ですが、
他の古い温泉地のご多聞に漏れず、少々さびれた雰囲気も否めず・・・。
 
奥鬼怒でも感じましたが、現在は多種多様な温泉旅館やリゾートが
日本中にあまたあるため、生存競争も激しく、
閉館に追い込まれてしまったところも多々あります。
ともすれば別の地域の「新興の掘削温泉宿」などに
自然湧出の歴史ある温泉地が押されてしまうのは、
なんとも・・・もったいない・・・
わざわざ東京にも深く掘って、、、今に沈むぞ!(爆)
 
でも、客側にとってメリットがなければ、
応援したくとも苦しいのも事実・・・・
 
そんな中、
「元・昭和の旅館あらため⇒従業員一丸となって頑張ってます」的な
温かい宿に巡り逢えたので、ご紹介します。
 
 
ど素人がコンサルタントみたいでまことに恐縮ですが、
工夫次第で経営もちゃんと成果が出る好例、だと思います。
 
イメージ 1
 
この旅館は塩原温泉郷中心地の通り沿い、
同時に渓流にも挟まれた形の4階建てで、玄関が3階に位置しています。
(昭和な感じのいわゆる"ビル旅館"ですが(規模は小さいほう)、
現在、中はキレイに改装されています。)
玄関・ロビー、ともに、ちょっとあか抜けない(失礼)
和洋折衷な感じは否めないのだけど(~~;)
とってもキレイです。
 
ベテランの仲居さん(←宿の財産)が
抹茶/珈琲/ジュースなどと羊羹でお出迎え下さいました。
 
私達が今回とった部屋は改装したての和洋室。
1番上の4階にあります。
正直、"風情がある"とは言い難い、
今風な(ホテル風な)リフォームがなされていますが、
随所に気配りの届いたアメニティ関連
(含・お漬物が冷蔵庫にあったり、スリッパ用の衛生紙やお香があったり・・・)
内装は最新設備(お金かかってる!)で、現時点では快適そのもの。
 
昨年母が泊まった部屋は、古い和室に露天風呂付きのところ(1階)でしたが、
今回の同行者(父・ポチ・ウメもも)は「部屋露天不要派」なので、
ついていません。
古いほうの部屋も大変キレイで不自由はなかったそうです。
 
イメージ 2
 
↑部屋から見える景色(川の音はなかなか激しい~~;)と、女性の内風呂です。
お湯は柔らかくてとても気持ちが良かった!
タオルもたくさん用意されていましたが、画像右下、
「足ふきを取り替えてお使い下さい」、というのは良かった!
母が気に入った気配りのうちのひとつです。
 
母と話してて面白いことを発見。
たった1年前のことなのに「あれー、湯船、こんな感じだったかしらー?」
と言いつつ、湯船の奥に前回も生けてあった
花と生け方は完璧に覚えているらしい
好きこそものの、とはよく言ったもんですね~。
ウメももが他のこと全部忘れても料理を忘れないのとおんなじ!
これは、ボケとは違うんです(笑)。
 
イメージ 3
 
↑さて、ポチ特派員(笑)による、渓流沿いの男性露天風呂(けっこう丸見え~)です。
姑が飲ませたかった、という「露天風呂酒」
(自己責任でね・笑)
でも、宿側の、ある意味ご英断?だと思います!
 
ただ・・・、ここで母ががっかりしたことがひとつ。
 
前回来たとき(1年前)は、隣にある女性側の露天風呂は、
"滞在中いつでも好きなときに入れた"
ということだったんですが、それが今、
チェックイン~露天の閉まる夜12時まで(←ほとんど全部じゃん)
予約制の「貸切」専用風呂になってしまったのです
 
なぜ? 
わざわざ女性側の露天風呂だけを貸切で使うの??
女性は「女性の露天風呂」と書いてある場所を、自由に使えなくなっちゃってます。
しかも、女性が使うほうの湯船に、(貸切時は)男性も入る????
(これって、結構ヤかも・・・)
 
がっかりした母の姿を見たのもあって、
Rさんの弟子のウメももは、ちゃんとした説明をお聞きするべく、
フロントへ即、電話(爆)。
 
結論、従業員の皆さん、ホントに人が良くって&ウメももの聞き方も悪いせいか
「朝は入れますから・・・・」とか、
「貸切を望まれる方が増えてしまったため」とか・・・、
まったく的を射てない回答しか得られてないのに、
それ以上は突っ込めず・・・・(爆)
 
きっと宿側もある程度(私の訴えを)お解りなのだとは思いますが、
苦肉の策といったところでしょうか・・・
でもなんとか、再検討して頂きたい部分です。
(てか、不公平感をなくしてほしい・・)
(いずれ専用の露天風呂を・・・というのも、
お金がかかる話なのかも知れないけど、
唯一の改善要望点ですから・・・~~;)
 
事実、男性のほうの露天はこの日、ポチしか入ってないのだし、
現代は女性客のが多いのではないでしょうか?
 
まあ、そんなことはヨソに、姑の愛を受けた我がオット、ポチは、
風呂酒で極楽だったですけどね(笑)。
 
あと、有料で「アイスクリームは如何ですか?
お部屋にお持ちします。」とお風呂に張り紙があったのですが、
これ、あとから立ち寄った地元の有名農場
なかなか美味しいプレミアム・アイスクリームだったようです。
そう書いておいてくれたら、絶対お願いしたのに、
これもちょっともったいない。
 
イメージ 4
 
さて、さて、何よりお待ちかねの夕食です。
 
コース全般、すごいボリューム。
珍しいものや、「おおっ」ってなものは正直無かったけど(大爆)、
さすが「割烹旅館」の名に恥じない、(素材にも)手抜きなしの
美味しいお料理に大満足でした!!
 
上左から、コンフォタブルな椅子の和室で。
前菜盛(特筆モノは無かった・爆)、
臭みのまったくないイワナの刺身
今回一番のお気に入り、旬のコーンのすり流しと冬瓜。
私に言われたくないでしょうが、味がどんぴしゃ!
 
備前みたいなカタクチはポチの純米吟醸ここぞとばかりにいい酒を注文
最初のビールの際には、備前カップを出して下さいましたが、
(たしかに、泡が美味しくなる・・)、似てるけど違う、でも同じ焼き締めの、
 
なぜに北関東で備前?と思わんでもないけど・・、
(素材の話だけど、最後に出てきたごはんも、おかみの実家だという、
でも、ここ、栃木ですが・・・・爆)
 
ちなみに、事前のお電話で、
お造りを「山刺身」or「海刺身」or「湯葉」と
好みを聞いて下さいます(とても親切に♪)。
当然父とポチには「イワナのお刺身」、
川魚が苦手な母には「海刺身」、
当然ご当地ものでしょ!なウメももは、湯葉、とひととおり。
全部美味しかったです。
 
そして、おススメされて即お願いした、別注の品ですが、
またまたおかみの出身地、秋田は米代川から、
「旬の天然あゆ」塩焼
(てか、稚鮎に毛が生えた程度の大きさの・・・)
 
これが絶品!!でした。
 
なので、ご当地ものにこだわらなくても、
オッケーっっです。(ハイ、超ノンポリです・笑)
 
イメージ 5
 
↑続いて、「和出汁の夏野菜ゼリー寄せ」(ゼラチン使用)、
あつあつ美味だった「料理長こだわり地鶏団子の夏大根おろしあんかけ
(この辺は、大根の有名なところです。)
冷やし鉢は「海老つみれと野菜の炊き合わせ
(下は葛で少し固めたゴマだれ、ゴマ豆腐風で食感が面白いし、美味しい)、
あきたこまちごはん(←美味・笑)の上の小鉢は、
名物の「えごまの甘辛佃煮
そして、デザートには、地産「那須御用卵」の甘くない手作りプリン
 
これが、1泊1人2万円強(2人1部屋利用時)、(あの仕様の部屋)、
とはとても思えません!
(もっとも、ポンドに直すと、いつも、ここまでされても日本旅館は高い!と
思っちゃうんですが・・・・。)
 
前後しちゃいますが、先に・・・
加えて朝食↓もとっても美味しかったです。
(割烹旅館の朝食、大好き♪)
 
イメージ 6
 
↑真ん中の画像左は、「にんじんのドレッシング」、美味しかった~。
そして、ほとんど豆乳プリン、な、「ふるふるあんかけ豆腐」。
 
右下は、前日お夜食にと持ってきてくれた、小さな「おかかおにぎり」です。
真っ黄色なタクアンちゃんがなんとも懐かしいのですが、
ここでまた爆文句。
同じようにお部屋にあったお漬物や、お土産で売られているものなど、
添加物だらけのものもあり、このへん、
ここまで良いお料理を出す宿なのに、ツメが甘い
如何なものかと・・・
 
(料金云々ではなく、一流の旅館には、そういうものは一切ないです。)
 
このおにぎりにも科学調味料が使われているのかな?などと
ちょっとした不安?(疑問かな?)を抱えてしまいます。
(化学調味料を毛嫌いしているわけではなく、たまに食べるけど(爆)
この宿には必要ないと思う)
 
*****
 
夕食のあとは、私達のプランには入ってなかった、
蛍見学ツアー」にサービスで連れていって下さいました。
(客が少なかったので)
 
この時運転して下さった男性の方もとっても優しい人
(↑いい人に超弱い、ウメもも・笑)
大雨のあとだったけど、蛍も無事見れて
(でも、私もポチもそもそも、子供時、田舎もんなので、
珍しくはない・笑)
 
そのあとは、母と"予約してないと入れない(貸切)露天風呂"(爆)に入り、
朝風呂も当然入り、朝食のあとはロビーでゆったりとコーヒーを頂き・・・。
(チェックアウトは11時)
 
「これからどちらへ行かれるのですか?」と聞かれたので
 
「帰り道の益子へ」
と言ったら、たまたまその人も益子好きで、
おススメの場所など一生懸命教えてくれました。
 
最後は、「何かご不愉快な点はなかったでしょうか」・・・
・・・(有りましたけど・・・露天風呂・・・爆)
「いえいえいえ、とても素敵な滞在をさせて頂きました!」 
 
そして、見えなくなるまで手を振って下さいました。
(おかみはご不在だった?けど・・・~~;)
 
洗練されたサービスももちろんいいけれど、
この宿は、従業員の方々の自然な人柄が
滞在をとても心地良いものにして下さってるな~、と思いました。
これは、一朝一夕に、そしてシステマティックには出来ない。
 
蛇足・(マニュアルでない感じは、
九州屈指の宿、湯布院「玉の湯」でも同じ経験をしたことがあります。
たまたまチェックアウト後に敷地内で時間をつぶさせて頂いたのだけど、
もう清算を済ませた我々におやつ(!)を運んで下さったり、
荷物の置き場所にしても、とにかくイタレリツクセリでした。
もっとも、向こうはここよりだいぶお高いけどね・・・・
同じ九州でも別の有名温泉地の有名宿では、とにかくへき地で、
2時間ほどバスを待たなければならなかったのに、
「清掃入りますので」と、さっきまでのご親切はどこへ?・・てな感じで
冷たく追い出されたこともあったのに・・・。
(もちろん、お約束ですから、重たい荷物持ってさっさと出ました・・・)
 
*****
 
そんなこんなで、またまた中身の濃~い2泊3日の旅行となりました。
 
ところで、最初の地獄の遊歩道⇒極上温泉ですけど、
今思うに、あれ、絶対イギリス人大好きだと思う。
あの人たち、ヒマさえあれば歩きに行ってる(笑)じゃないですか!!
しかも自然も大好きだし・・・・
 
是非、おススメしておいて下さい(爆)。
 
******
次回はおまけで立ち寄った、益子!
 
日本は明日から三連休です~!
皆様も良い週末をお迎えくださいねっっ
 
ながながと下らない旅館談義、お読みいただき、ありがとうございました♪
 
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