いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

魚河岸へ(笑)。その1

久々に帰国したなら、週末には離れていた間に変化した日本、
例えばスカイツリーとか、に行ったらいいものを
もっぱら、こんなことをして遊んでいます。
 
魚河岸へ(笑)。
 
それは先々週末、テレビ東京系の「アド街ック天国」を見ていた時のこと。
「来週は、花月園~~、魚河岸もやります~」とな。
花月園前」は、知る人ぞ知る(てか、誰も知らない)、
神奈川東京湾京急線は超~ローカルなローカル電車しか止まらない駅。
(同時に昔は競輪場のあった、・・・な、界隈)
 
実は、独身時代の貧乏ポチが、
花月園前住民だったのです!!(へぇ~・笑)
で、一般人にも売ってくれる魚屋さんが軒を連ねているのは
私ももうよーーーーーーーく知っていたため、
テレビ放映されて行きづらく?なるその前に
急きょ予定を変更してこの週末に行ってきた、というわけです。
(2人とも、食と酒のフットワークは超軽い・笑)
 
イメージ 1
ちなみに生麦事件と言えば・・・・の「生麦」です。
 
イメージ 2
 
通りを見ても、「・・・・・うおがし」???
と、大きくハテナが付く、期待?以上の、のんびり度(笑)。
ちなみに商売佳境の朝9時ごろです。
(その実、一般人ではなく、
お鮨やさんやらお店の方等のプロの常連さんの注文を
電話で受けているようです。)
 
でも、その分、私のようなイチゲンの素人でも店頭の品物を10数軒、
くまなくしっかりと見て回ることが出来ます。
(今年も11月に魚河岸祭り(11/23?)がありますが、お祭り時は
魚を吟味するなんて出来ないと思う。)
中には近くの飲食店の常連おかみ、と見受けられるおばちゃんが
勝手に貝を剥いて中の身の厚みや出来を確かめてたり・・・
 
画像左下は、穴子の有名店。
 
と、その前に、朝ごはんを食べずに来たので、
魚河岸通りここ一軒、と言っていい、市場の食堂へ。
 
その名も「生麦」(笑)。
 
イメージ 3
 
↑私が金・土限定(日曜定休)の「ちらし鮨」
(鯵・ホタテ貝柱・イカ・タコ・赤身・白身魚・ボタン海老)
ポチがここの名物「納得丼」
(まぐろ中~小トロ・笑、ホタテ、イカ、タコ、青柳)
特に鯵と青柳は、かなり美味しかった!
ほとんどのメニューが1000円を切り、ほんと、「納得」です。
その日おすすめのお刺身や、魚の煮つけ定食などもあります。
 
また、ここのおかみさん(母)、大将(息子)が、暖かい!!
カウンター越しに向こうから声がけして下さり、
いろいろとお話(この魚河岸のこと、魚のこと)を聞くことが出来ました。
(話が特段お上手、というわけではないのに・・・。)
 
そのままとんとん話が進み、何を買って帰ろうかということに。
で、
今日のおススメだと言う、赤貝(ポチの大好物)を
おかみさんがウメももたちの代わりに
「注文しといてあげる!(&さばいておいてもらう)」というのです。
午前中には終わってしまう河岸でもあり、こりゃラッキーと思い
お願いすることに(モチはモチ屋)。
 
しかし驚いたのはこっからでした(笑)。
 
ウメももはてっきり、おかみさんおすすめのお店に
自分で取りに行くのだと思っていたら、貝を持って帰ってきて、
いきなり目の前でさばき出したではありませんか(!)。
(息子が料理人なので、てっきり
"お茶だけ汲んでるおばあちゃん"かと思ってたので、
「失礼致しましたっっ!!」(敬礼!)(笑))
 
で、「え?、ええっ!?いいんですか~」
と言うと、おかみさん曰く、
「いいのいいの、お店でもやってくれるんだけど。」
息子さん曰く、
「いつもは向かいの(魚屋)のおかみさんがさばいてくれるんだけど、
きっと忙しかったかなんかだと思いますからいいんですよ。」と。
 
おかみさんが言うには、
「貝は死んでるのがあると、大変だからね、確かめたほうがいいから。」
だそうです。
おかみさん、そのお店にお金まで払いにいってくれて・・・
どこまで親切なんだ、この母息子。
 
イメージ 4
右下コハダ写真の中に実はまったく違うお魚が隠れています。それはどれでしょう~
*答えは最後に。 
 
↑左下がおかみさんがさばいてくれた、
赤貝(殻付きの時に1キロ(6個)分、1500円)。
やはり市場価格でかなり安いです。
 
昔は東京湾でも取れた赤貝ですが、今はほとんど取れません。
高級鮨ネタとしてもとてもポピュラーなのに、
日本で消費される赤貝のほとんどが「韓国産」
特にスーパーのなどは、貧弱なサイズだし、
普段は買わないのですが(てか、高いから・笑)
これは同じ産地でもびっくり、別格って感じ。
魚河岸についた時から、買おうと思ってました。
ポチもヨダレたらしてたし・・・
晩夏には子持ちとなり身が痩せるという赤貝も
おかみさん曰く、「今日のはいいよ、よかったね♥」だそうです。
 
この魚河岸はアナゴ(最高級の江戸前)で大変有名なのですが、
同時に「昔、貝殻で埋め立てられて出来た貝浜」があることでも知られ、
そのせいか貝を売りにしている魚屋さんもたくさんあります。
何軒かまた行ってみたいお店があるので、
いずれ他の貝のご報告も申し上げます(笑)。
 
右側は、ご存じ、コハダ。
これは別の陽気なおっちゃんのお店で買います。
アド街ウラ?話、なんかもしながら、
優しいおっちゃんにつけ込んで、
「その大きいのじゃなくて、これ、もっともっと
もっと小さいやつ、ないっっ??」
とウメももがのたまったら、
ビニール袋に入った在庫を冷蔵庫から出してきてくれたの図(笑)。
 
30センチにもなる出世魚(コノシロ)で、
コハダ(10センチ前後)になる前の
「シンコ(4~5センチ)」というミニサイズ期間に
とられてしまうものは、
6月~7月の鮨屋の「最高級ネタ」。
一尾ではにぎり一カンにならず、複数のせます。
 
コハダは良く聞く名前ですが、現在普通の鮨屋でいうソレは、
実はコハダより若干大きいもの。
ここのもほとんどがもう10センチを超えていましたが、
そこをなんとか、ギリギリ本当の「コハダ」と
呼べるサイズのものを出して頂いたのです。
(10尾、250g、400円なので、キロ1600円)
(たった400円の商売におっちゃんとことんつきあってくれた・・・
でも、おかみさんの目は若干怖かった・・・大爆)。
 
ちなみに、6月出たてのシンコ(新子)の値段は、なんと、
キロ6万円!!!ざざっとコハダの37倍!!
しかも、魚河岸値段でよ?!!
(てか、いくら新子が美味しいといっても、
そんな価格差はないと想像出来る・・・
そんなちっちゃいの、捕るの止めましょうよ~)
 
ともあれ、このサイズのコハダは初めて(楽しみ~~~。)
ウメもも、持ってきた保冷バッグに大切に入れてポチに持たせ
多忙の土曜日、いったん家に戻り、
10尾、ダダダっとおろして塩して、締めてから、
また出かけたのでした(笑)。
 
長くなってしまったので、そのコハダとの格闘、感想は次回!
 
魚河岸、やっぱ、モノが違うわ!(笑)
 
*上から三番目の小さいお魚、サッパ(ママカリ)という別のお魚なのでした~。
 
**********************
 
日本ブログ村、ランキングに参加中です。
皆様のなにかしらお役に立てた時には、
下の「イギリス情報」バナーをポチっと押して下さいね。
(スマホからは”長押し”だそうです。)
ご協力よろしくお願い致します!!
 
イメージ 7