イギリス中部で定期的に開かれる大きなフェアー、
リンカーンシャー・フェアーに行ってきました。
↑まだ人もまばら(ちょっと少なすぎ？)
イギリスのアンティーク・ハントの常套は、
定期的に各地であまた開かれるアンティーク・フェアーや
常設のセンターに行くことでしょう。
その他、地元のオークションで購入する、というのもポピュラー。
観光でロンドンに来る場合でも月・火・水・木・金・土、と
全ての曜日で比較的楽しめる有名市が中心部に有ります。
アンティークの超高級品まで)です。
でも、私がなんと言っても一番のハント場所、と思っているのは、
何度も書いているが「カーブーツ・セール」いわゆるフリマです。
もちろん、高級なものは出てこないし、多少見る目も必要になる。
それでも、自分の目と少ない予算で宝物を見つける楽しみは
他に得がたいものがあります。
ところで大きなアンティーク・フェアーでは必ず、何人か、あるいはグループの
日本人のプロ(買い付け)の方を見かけますが、
ほぼ毎週行っているカーブーツでは、
素人以外(私もだけど)、殆んど見ることはないです。
それは効率が悪いからだと容易に納得できるけど、
・・・・・日本人はきっとおとなしくてお金もそこそこあるのだろうと思う。
ちなみに、イギリス人などのこちらのプロは、
少なからず、カーブーツでもハントしています。
何度もそういう人と話をしたことがあります。
もちろん誠意ある売り手もたくさんいると思うけど、願わくは適正価格で
日本でも気軽に楽しめる人が増えるといいなあ、と思う。
なぜこんなことを書くかと言えば、事実私が日本に居たときには
ホンモノのアンティークどころか
ガラクタであっても、欧州のものは高くて容易には買えなかったから。
船で遠くから運んで、手間・利益も入れて、３倍以上になるのは解る。
だけれど10倍にはならないぞ、工夫していくらでも安く買うことは出来るぞ。
観光客レベルだったり、ときおり日本から有名フェアに
買い付けにくるだけではとても無理だけど。
まあ、知力・気力・体力が要るので、
一方、ディーラーは大変だとも知りつつ。
さて、本題。
今の所私が一番気に入っているフェアーとセンターは、
(厳選よ・笑)、
■フェア
★ロンドンの東、ケント州のデートリング・ショーグラウンドのフェア(公表500出展者)
↑土日にやってくれるし、ロンドンからも気軽に行ける(１時間半くらい)、
入場料も安い、そして一日で見て周るにちょうどいい出展者数なのもお気に入り。
★月二回開かれるロンドン近郊、ケンプトンのフェアー(公表700出展者)
↑なんと言ってもロンドンで一番のフェアー。
唯一、火曜日早朝なのが、主婦には行きづらいけど。
■アンティーク・センター
そして、
★リンカーンシャーにある、Hemswellの一大センター
(他にも大きなアンティーク・センター(ディーラー100以上)のところは
イギリス中にたくさん有り、大きいほど面白い、
当たり前のことだけど、ロンドンや大都市から遠いほど、安い。)
反対にせっかくロンドンで開催されているにも関わらず、
あまり食指の動かないのは、北のアレキサンドラ・パレス・フェア、
ここは、アウトドア・ピッチ(少し安めのガラクタ店や大きな家具など)が無く、
売っている人がロンドンの観光アンティーク市とダブっていること、
よくも悪くもロンドン商売なこと・・・の割に入場料は高い
・・・などの理由(仕方ないけどね)。
同じように、イングランドの２大有名フェアである、
両方とも入場料が高すぎる(年々高くなるみたい)、
そして、広すぎるし、ディーラーが多すぎる、ので、
返って効率が悪い、と、実は思っている。
(でも、それでも前泊が基本、ほぼ一番に並ぶけど・・・笑)
そもそも場所も近いし、期日も近い。まるでグルのよう(笑)。
大きいだけに掘り出し物(というか探しているもの)に出会える確率は確かに高い。
この２大フェア、出展者が完全にダブッているわけでもないから
この一週間で中部イングランドに1000～1500？くらいのディーラーが
うろちょろとしているわけね。
それに加えて我々素人も含むものの、まだなおかつ購入する側がいるのだから、
このこと自体、アンティーク人口の多さには本当にあきれ返る。
(売り手が買い手だったりするけれども)
こういう大きなフェアの勝負は、一日目の午前中ですが、
公表1000以上もあるストールを、空飛ぶスーパーマンじゃあるまいに、
なんぴとも一挙に効率よく回れるはずないと思うんですが。
まあ、目当てのところだけ行く、といったことは出来るけど。
少々お客さんが少ない気がしました。
入場料が高いんだと思うけどねぇ・・・。違うかな？
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