以前「一口にイギリスのパブと言ってもさまざまよ~」という記事の中で書いてた、
「・人っ子一人いないど田舎の隠れたところに、こ、こんなに人が!!の有名店」
の実例、The Duke of Cumberland Armsをご紹介します♪
ここは、いつも参考にしているイギリスのレストランガイド(ミシュランじゃないよーん)
「THE GOOD FOOD GUIDE 2012」の、パブ・オブ・ザ・イヤーに堂々輝いたガストロ・パブで、
ちょうどたまたま近くのコテージに泊まる機会があったので、
逃さず行ってみた♪、というわけです。
特徴(長)は以下4(5)つ。
1、パブ・オブ・ザ・イヤー
(イギリス今年一番のパブ~、どういう基準(酒なの、雰囲気なの?食事なの?)か解らず~~笑)。
*レストランガイドのなので、おそらく食事(ガストロ・パブ)としてでしょう。
(要は、歴史的建造物として価値が認められた建物使ってます~)
3、ヘッドシェフのサイモン・グッドマンさんは
イギリスのパブシェフ・オブ・ザ・イヤー2010、である!!
他に一回(計二回)優勝しているとか!
どこかでこのシェフの得意分野はシーフード・ディッシュだと読んだ・・が、記憶が定かではない・・
4、その他さまざまなプレス(タイムスとかデイリーテレグラフとか・・)で取り上げられている。
5、(私的視点)素材は出来る限り地元のもの、肉は地元のオーガニック・ファームから、
魚は南の海岸(最寄30分)から生のものや、自家養殖のマスなどを・・・・。
旬のものをシンプルに、素朴に美味しく調理します!!
しかし、なんちゃら・オブ・ザ・なんちゃら~、とかアワード(なんちゃら賞)とかが、
好きなお国柄ですねー(こういうのって万国共通だっけ??イギリスは特に多い気が・・・)
↑確かにすごい外観、そして素晴らしい庭、隠れ家的要素満載。
Pan-seared scallop salad, crispy bacon, parmesan Reggiano(原文まま),balsamic reduction
前菜、さっと焼いたホタテのサラダ、かりかりベーコン、なぜか小文字に大文字のパルメザン・レッジャーノ(?)、
バルサミコ酢を煮詰めたソース。
バルサミコ酢を煮詰めたソース。
searというのは、「高温でさっと焼く」という意味ですが、どっちかというと、
"アイロンのように熱い鉄に押し付けて火傷させる"、みたいなイメージで
ホタテとか、レバーをさっと焼くようなときによく使われる調理用語です(中をレアにする)。
"アイロンのように熱い鉄に押し付けて火傷させる"、みたいなイメージで
ホタテとか、レバーをさっと焼くようなときによく使われる調理用語です(中をレアにする)。
上にも書いたけど、確かヘッド・シェフの得意とするのは、シーフード。
メニューも多いし、この日のわれわれのチョイスもそうなりました。
メニューも多いし、この日のわれわれのチョイスもそうなりました。
このサラダ自体は良いホタテさえあれば作れそうですが、美味しかったです。
Half-dozen Irish oysters, red wine & shallot vinaigrette
前菜その2の生牡蠣
お馴染みのオットの牡蠣(笑)、ですが、ありゃりゃ?のアイルランド産(地元じゃない)。
シーフードの解るシェフは(どっかでもそうでしたが)
アイルランド産やスコットランド産、イングランドよりも北のものを好んで使うようです。
(ここも南の海が近く、牡蠣はたくさんあるにも関わらず)
でも、そんなのかんけーねー(死語?)く、美味しかったそうです(笑)。
アイルランド産やスコットランド産、イングランドよりも北のものを好んで使うようです。
(ここも南の海が近く、牡蠣はたくさんあるにも関わらず)
でも、そんなのかんけーねー(死語?)く、美味しかったそうです(笑)。
House-made salmon fishcakes, tartare sauce, leaves
メイン1 自家製サーモンのフィッシュケーキ(コロッケみたいなもの)、タルタルソースと葉野菜
フィッシュ・ケーキはパブ飯の定番ですが、レベル高い版って感じ。
しっとりとしてとても美味しかったです。
しっとりとしてとても美味しかったです。
(タルタルソース+サルサ・ヴェルデのような緑のオイル(もう忘れちゃったけど、バジルオイルかな?)が
かかっていますね♪技あり、です。)
メイン2 ぴー、海老とザリガニのリゾット、パルメザン・レッジャーノふたたび(笑)、ぴーの芽(豆苗)
注文をとってくれたマダムが、
「これ、スターター(前菜)サイズに出来るわよ、(貴女には)量多いと思うけど・・・」と、
親切に言ってくれたにも関わらず、
「いや、そのままでいいですっ!」と強気に頼んで「Goodねー!」、と笑われたのに、
「いや、そのままでいいですっ!」と強気に頼んで「Goodねー!」、と笑われたのに、
・・・・・結局残してしまってごめんなさい・・・の、超大盛り。
(だって、頼みのオットがいつもの量食べられなかったんです・・・)「オレのせいかよっ?!」
お雑炊とは根本的に違う、丁寧に少しずつ
イタリアン・ウエイでちゃんと作られたリゾットは出汁と具も良いと格段に違います。
量のせいもあり、少しくどかったのはありますが、ここのもふつう以上に美味しかったです!
(この日はまだピーの季節ではなかったけど)
量のせいもあり、少しくどかったのはありますが、ここのもふつう以上に美味しかったです!
(この日はまだピーの季節ではなかったけど)
結論、「なんでここがミシュラン・パブじゃないの??」
(↑ここには、他のミシュラン・パブにも行ったけど、それらよりスキル・味・雰囲気ともに上だよっ、、、という、
素人の独自の見解が含まれております、ハイ・笑)
というほど、(((ガストロ・パブの中では)))かなり優秀。
ゴタクの要らないイギリスの美味しいパブ。
ワインも置くけどイギリスの飲み物(エール)にもこだわり、料理も美味しく、地元を大切にする。
雰囲気も抜群。そんなところは、中は人・人・人であふれかえっています。
(イギリス人だって美味しいものは解るのよ・爆 いやマジで。)
イングランドの中では高地(といってもただの丘・笑)から急な坂を下りた谷の村にある隠れ家で、
周りを歩く人もいないのに。
近いわけではないので難しいけど、絶対また行きたい、と思わせる理由は、
オナカいっぱいで(またしても)とうていたどり着けなかった
デザート(プディング)・メニューにもあります。この日のをご参考までに。
バナナのタルト、ホワイトチョコレートとピーナッツのピュレ、バニラファッジ、カリビアン・ジェリー
ルュバァーヴ盛り合わせ、クランプルとカスタードとベイクドアラスカ
Mount Gray(ラム酒でマリネした?)パイナップルとココナツ・アイスクリーム
ホワイト・チョコとオレンジのクリーム・ブリュレ
自家製アイスクリームトリオ、チョコ・バニラ・いちご
すべて£6.95と、高めなのですが、そそられるでしょーーーー!???
(チョコ好き民族にチョコ系がアイスしかないのが少し気にかかりつつ・・・笑)
最後のアイスクリームなんか、日本だったらよっぽど良い店じゃないと
頼まないデザートだけど、乳製品も抜群に美味しいイギリスでは一番期待出来たりして。
↑でも内装はフレンチ・カフェを意識??(笑)
↑冬でも、どうしても外がいいイギリス人には、外暖炉(笑)
誰か先客がいます。
↑どこか日本の田舎な感じもして懐かしい?
スタッフもかなり◎
あらかじめ訓練されたスマートなもてなし、ではなく、
全員が人柄そのままの、慇懃でない優しいおもてなし。
居心地の良さも満点です。
絶対おすすめのこのパブ、情報はすべて2012年5月時点のもの。
この国って、「2度目はない(爆)」ことも多いので一応書いとく(笑)。
しかし、私の勘では、まだしばらく大丈夫そうですよ!
(シェフも代わってないし。)
超人気店です。予約をしてお出かけ下さい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。