・・・なんて書くと、アイラファン、シングル・モルト・フアンが殺到して(しないって・笑)
おしかりを受けるかも知れませんが、半分ほんとです。
この島に8つある蒸留所のうち、丸2日しかとれないスケジュール
(しかも1日めはイギリス人がこぞって休む日曜日)をナイ頭で必死にやりくりし、
なんとか7カ所を巡り(小さい島なので移動に時間はかからない)、
うち5カ所ではツアーにも参加(ウイスキー製造見学!)したのですから(スゲー・笑)。
ウチのポチはイギリスに住んで今やエール狂いですが(笑)、
もともとは蒸留したお酒も好きで(単なる酒好き)、
日本でシングル・モルトの大ブームが来るだいぶ前から若いころはよく飲んでいたようです。
しかし、妻のウメ子はそもそも下戸だし、スペインの生ハムの種類は全部言えても(笑)
ウイスキーはからっきし、無知・・・・・でした。
(日本の誇り?北海道は余市のニッカ蒸留所見学経験あり、
こちらは当然日本語のツアーなのになにひとっつ頭に入っておらず・・・・爆)
しかし今なら皆様?、一冊書けますよ、
「ウイスキーはこうして作られるっ!!」 (しかも英語で。←ウソ・爆)
そりゃあそうでしょう、イヤでも覚えるって。
最初、ジャーミネーション(発芽)だの、ファーメンテーション(発酵)だの言われても
超ちんぷんかんぷんだったけど、(てか、ディスティラリー=蒸留所すら知らず・爆)
アイラをフェリーで出るころには、
「あのディスティラリーのファーメンテーションのウォッシュバックはさー」だの、
「モルティングしてるところも今は無くなったのねえ」だの、
「ウォートが発酵したやつ、あれ、まずかったけど、エールと基本的には同じよねぇ」
などと、ポチ相手にいっぱしの口をきき、いまやすっかりウイスキー博士(爆)。
どの蒸留所の何年物の香りと味がどうで、なんてこたぁ、一向にわからない(笑)にしても、
それにしても、どこからも執筆依頼がこない・・・・おかしい(笑)。
依頼はお早めに・・・・さもなくば知識はほどなく消えてしまいます(期間限定・笑)
(・・・・・・最近物忘れがひどい・爆)。
しかし、このブログを読んでくださっている方々のうち、一部の方を除いては
ウイスキーィ? ・・・・興味ないしィ・・・・てな感じでしょうから、詳しい感想(ウイスキー製造工程)は
いずれマニアック書庫(「ヨーロッパの美味しいもの」)のほうに書くとして(って書くんかいっ笑)、
本日は、アイラの全蒸留所と、7カ所の外観をアイラの自然とともにアップするに留めます。
アイラ蒸留所一覧(行った順・不同)
1. CAOL ILA Distillery (カリラ・ディスティラリー) ツアー参加
2. ARdbeg Distillery(アードベッグ・ディスティラリー) ツアー参加
(この2カ所は日曜日でもツアー含めやっていました。)
3. BOWMORE Distillery (ボウモア・ディスティラリー)
*所有は日本のサントリー社、日本人だらけ(!)でツアー満員、び、びつくり。
予定狂った・・・・(怒)
4. LAPHROAIC Distillery (ラフロイグ・ディスティラリー) ツアー参加
5. LAGAVULIN Distillery (ラガブーリン・ディスティラリー) ツアー参加
6. BRUICHLADDICH Distillery (ブルイックラディー・ディスティラリー) ツアー参加
7. KILCHOMAN Distillery (キルコ(ホ)ーマン・ディスティラリー) 商品のみ見学
8. BUNNAHABHAIN Distillery (ブナハーブン・ディスティラリー) 地理的・時間的に組み込めず!無念!
アイラ、本当に何もない島、といいつつ、ウイスキーだけは別。
すべての蒸留所という蒸留所は観光に力をいれており、ビジター・センターは大充実。
ウイスキーを売るのみでなく、グッズ・ショップやおしゃれなカフェがあったり
いきなりそこだけ、ロンドンか?!という感じでした。
女子ブログとしては、それぞれの蒸留所の外観やビジターセンターがかわいかったので、
とりあえず、そんな感じで・・・・↓↓↓

↑島の最東のカリラ。小さな樽にロゴ、見にくいですが、右側にも銅版か何かで蒸留所名がかたどられています。
奥に見えるのは、海峡を挟んだ、ジュラ島の山。

↑海の目の前(ってみんなそうですが・笑)

↑樽に一文字ずつ入って、ア・ー・ド・ベ・ック。なんかカワイイ。
ここはショップとカフェが大充実。

↑アードベックのキルン(窯、ウイスキー的には麦芽乾燥窯)
今はもう使われておらず、シンボルとして残っている。

「まったく、また金にモノを言わせて日本人は世界中でいろいろ買って・・・・・・・」と一瞬思ったが、その実は
経営不振な蒸留所を買い、この国のウイスキー産業を助けたのであーる、多分、きっと。(笑)
スコットランド人気質とイングランド人気質は違うと思うが、
商売ベタなところは共通、多分、きっと。(笑)

↑なんかお船みたいにかわいい、ラガブーリン。

↑ラフロイグ、なんかさびしげだけど、、、↓

↑なんの、実はこーんなおしゃれで、中も充実。
現在はアメリカ人所有。
チャールズ皇太子ご用達!(写真飾って自慢してた。笑)

↑個人的に一番カワイかった、ブルイックラディーのビジターセンター

↑充実のショップ、
棚上の手描きのジャグがカ~ワイ~イ・・・・

↑い、いつの間にか、我が家に・・・・・(笑)

↑雨が強く降ってきた。

↑風で海も荒れてきた・・・・。
天気が変わります。
これぞ、アイラの気候。

↑しかし、あくまでのどかな牛さんたち・・・。
こちらもゆっくり走らねば・・・・(笑)

↑最後にキルコ(ホ)ーマンに立ち寄って(車の中から失礼・・)。
ここは、新しくできた小さな蒸留所(てか、材料の大麦を育てているファーム!)ですが、
現在のアイラでは唯一、自分の畑で採れたアイラ大麦で、ここで作り、ここで樽に寝かせている、
要は生まれた時から死ぬ?まですべて正真正銘のアイラ製。
素晴らしいではありませんか!
そして我々は島でしか買えないグッズやボトルを車に詰め込み(すでに荷物でいっぱい・笑)、
本土に帰るフェリーの待つ港へと車を走らせたのでした。
大変だったけど、頑張ったよねぇー、ポチ。
(いや、ポチはホクホクでしょう。笑)
ということで、本日はこの辺で。