多忙中ですが、
旅行記、終わってない・・・ということで浮上しました。
金沢から加賀(山中)温泉に立ち寄った時の旅館のお料理が
とてもよかったので、スピンオフ(過去記事はコチラ)です。
今回は親連れだったので、ちょっと贅沢に
お部屋には露天風呂付きの、お料理の評判もよさげな「胡蝶」さん。
宿選択の決め手となったのは、旅行サイトに書かれた口コミに対する
料理長(=同時に経営者(四代目・・・だったかな?))
みずからの御礼のお返事。
他の宿などの数ある「宿側からのコメント」の中では、
とても的を射てかつ品があり、一気に高感度↑↑
そしてそんな方が経営者であり、しかも料理長だというのは、
私にとってもはじめての旅館体験です。
(オーナーシェフのオーベルジュだもんね~ わくわく)(笑)
またお料理の写真からもリーズナブルでは?、と感じたのと、
もうひとつのポイントである温泉自体が
ちゃんとしているということも、あります。
(加賀温泉全体の中で数少ない・・・)
ということで、お料理の記録。まずは夕食。
食事のときにわざわざ通されたのは、この日たまたま空いていた(ので、)、
という宿一番の離れの特別室、「聚楽第」。
この部屋の存在を知ってはいたものの、宿泊するには
予算オーバーだったので(><)、うれしいサプライズ!
ちなみに実際に宿泊したお部屋も
その次に広いところにして頂いたようです。
元気な父が80代だとお伝えしていたためか?
ポチと2人ならあまり気にしないけど、宿側のこういう配慮は
親が一緒のホスト側としてはとても感謝、記憶に残ることでしょう。
↑古くて、庭まで立派!
広~いお部屋に、テーブルと椅子がセッティングされ、
両親もウチらもとても楽でした。
おかみ手書き(とベテランの仲居さんに聞いた)の
「御献立」↑もまた大変に字が上手い!
まずは前菜(先付) 左上から
松茸菊花和え、味噌のかかった胡桃豆腐(素揚げの胡桃とパプリカ)、
茶碗蒸し、鯛うしお仕立て。
全て、美味 &、さすがの九谷焼または
山中塗りの競演。
お造り(向付)はヒラメうす造り、かんぱち、ぼたん海老、ばい貝。
焼き物はのど黒塩焼き、右下は「白山寿し」と言って
加賀温泉近くのシンボル「白山」に見立てた、
海の幸と自然薯のお寿司。
お魚はさすがの日本海で全部美味しかったのですが、
特にこのお寿司はもう一度頂きたい、と思いました!
関東で食べるのとはレベルの違う甘エビ、帆立、中トロなどが
隠れています。
(お皿もいちいち欲しくなります。笑)
こちらはサービス(定番)で出される、鯛のアラ炊き。美味です!
さて、後半は煮物がひろうず(飛竜頭)
手作りのがんもどきの湯葉あんかけ。
左下が子持ち鮎(シーズン)の有馬煮(山椒煮)(絶品す!)
デザートが焼きいちじくとババロア。
最後に(デザートの前に)赤だしと
ものすごく美味しい地の白米ごはんとお漬物です。
短期集中糖質制限の身を一時無視(笑)。
こんな美味しいおコメをしかも
今のシーズンに食べなかったら、
一生後悔するもんね。笑)
たしか料理長(社長)のほか、3人の料理人の方で
作られていると聞きました。
小さな宿なので人数的にはそんなものかな、と思いつつ、
全ての料理が一流なので、こうなると
料理長はもちろん、その他の料理人の方々も
きっと一流なんだな、と思わせる一連。
それは朝食も。
全部美味しかった。
(器もいいですね。)
これに美味しい炊き立てごはんとお味噌汁、
りんごだったか、ソルベがついてた。
館内には蔵を利用したちょっとしたスペースがあり、
古九谷などが展示されていました(わーい・笑)。
右上はそこに飾ってあった、北大路魯山人直筆のハガキ。
私の料理「観」として
「粗末な材料なら粗末な材料を生かすように
良い材料ならば良い材料を殺さぬようにして
良い料理を作ることは人生を明るくします
もっと積極的には 粗末な材料で美味を生み出す、
高価な材料を以って安価な料理を作る、こんなことも
自然学ぶに従いわかって来ます」
とあります。
書かれていることは難しすぎてよくわからんが(爆)、
画(赤絵筒向付)も字も、ともに大変に上手いことだけはわかる。
やっぱスゴイ人らしい(笑)。
お部屋で出していただいた、蓋付きのくみ出し(湯のみ)。
欲しいかどうかは微妙だけど、ひとつひとつ違っていてカワイイ。
父も母も満足してくれました!
料理長にもおかみにも最後までお会い出来ませんでしたが(爆)
ということで、スピンオフ記事でした。
あとちょっと旅行記続きます、m_ _m
おつきあいいただき、ありがとうございました!
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