地下鉄と電車を乗り継いでとことこ行ってきた。
少し郊外になるが、普段バスとさんざん徒歩の私には、電車のほうが
目的地に早く到達し、むしろいつもより近いかも？！、などと思いながら、
久々の「世界の車窓から」、ボーッとのどかな景色を眺めていた。
(少し鉄子入ってます。電車を見るとウキウキする・・・)
でも実際は遠いのです。家から１時間近くかかっています。
(行動範囲が毎日拡大していくのでオットは心配してる・・・)
だいじょーぶだって！まだドーバーは渡ってないからねっっっ。
・・・行きたいけど、パリに。(笑)
さて、今日は、コテコテのブリティッシュ・スイーツ。
レモン・メレンゲ・パイです。
これ、かなりポピュラーでどこのスーパーでも売っているくらいなのに、
スコーンやキャロットケーキ、ヴィクトリア・スポンジなどと比べると
コテコテのカフェでもなかなか置いてないのよね・・・。
フレンチ系とか、こじゃれたカフェにはない・・・・のはわかるけど。
↓オックスフォード・ストリートにあるbhs(ブリテッィシュ・ホーム・ストア)の
カフェテリアにダブル・クリーム付き(私はクリーム付き派)のがありました。
↓庶民の味方スーパー・モリソンズのカフェ
(クリーム無し、格安。￡1.4とか・・)にもありました・・・。
(売ってるやつを置いてるだけだけど・笑)
行ったときにも、自家製と書いてあるやつがしっかとありました。
(好みの味ではなかったけど・・)
要はそういうとこ(デパカフェとかスーパーカフェ・・又は超コテコテ)にある可能性が高い。
ってか、スコーンなどと比べて、スイーツ力(りょく)として健在なのか、
もうすたれてきているのか、レモン・メレンゲ・パイ好きとして気になっている今日この頃・・・
ったってまだ滞在たったの三ヶ月のクセに(大笑)
レモン・メレンゲ・パイ、とは
いかようなケーキで？
下のパイはイギリス独特の甘くなくサクッとしたタルトのような生地。
(ショート・クラスト、スコーンもこれで独特の食感を出しますよね。)
その上にはまるでレモンゼリーのようなさっぱりしたもの(でもド甘)から
レモン・カスタード(レモン・カード)のような少しこってりしたものまでいろいろの、
要はレモンのフィリングが流し込まれ、
一番上に表面少しカリッと焼かれて中フワフワのままのメレンゲがのっているもの。
アウトレットの本屋
でゲットした
でゲットしたENGLISH TRADITIONAL RECIPES
(イギリスの伝統的レシピ)によると、
パイ生地は小麦粉と塩、バターと同量のラード(！)で普通のパイ生地同様作って
型に敷き詰めて焼きます。
火からおろして卵黄とバターを混ぜるやり方。
バターや牛乳など乳製品を入れるとよりカスタードっぽくなってコクが出ますが、
レモンと砂糖だけで作るゼリー系派もいるようです。
普段コッテリを好む私ですが、このパイに関して言うと
こっちのほうがよりレモンな感じでさっぱりして好きかも。
メレンゲは誰が作っても殆んど同じ模様。砂糖のみで立て、乗せて180℃20分
ほんのり焼き目がつくまで焼く、という感じです。
これは、レモンフィリングの甘みと酸味、メレンゲとの量や味のバランスで
いろんなタイプが出来てしまいます。
ちなみに、イギリス人がこよなく愛するお菓子のメレンゲは
酢を使用して低温で長時間焼かれるため、硬めでザクッ(又はホロッ)、ですが
(ちなみにトラディショナル・レシピの本には載っていません。)
こちらは卵白と砂糖だけで生っぽく、淡雪羹のような感じが特徴。
そのため多少卵白の生臭みが残っていることもあるので、
私はダブル・クリーム(脂肪分の濃い生クリーム)でこれを消したい派なのです。
で、ダブルクリームのコッテリが既にあるので、
フィリングは乳脂肪分が入らないゼリー系がいいのです。
(毎度小うるさくてすみません・笑)
在住の方、もしどこかに美味しいホーム・メイド・レモン・メレンゲ・パイを
ご存知でしたら、教えてね～。
ここからはウチワ受けの蛇足ですが、
学生の時、いわゆる学際で、テニスの同好会に入っていた
我が20数年来 (あっ 年齢が・・・・笑) の大親友が、
近くの全国的に有名な老舗ケーキ屋から仕入れたレモン・パイ(今でもあります)を
同好会の喫茶(カフェじゃなく・笑)で出していて、それをカンパ目的で食べに行ってあげた日、
今でもなつかしく鮮明に思い出します。
その老舗ケーキ屋のレモンパイの大元はこれでしょう！！
ああ、若かったあの頃～何も怖くなかった～・・・・♪、、、、なつかしーい。
ところで、レシピ本って見てると作りたくなりません？夜中でも(笑)
