いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

BINGHAMのランチ(リッチモンド)

在英者の救世?情報誌「ジャーニー」さん、
毎週オットが会社から持って帰ってきてくれるのを
子供のように(笑)楽しみにしています。
(この前、同じく在英の義姉も義兄に「今日はないの?」などと聞いていた・・)
 
個人的には日本食の料理特集とか、
日本料理店の案内とかは
・・・・不要なのですが
       (↑おいおい、スポンサーだよ!・笑)、
海外在住者にとってこういうのってやっぱりありがたいです。
三年暮らしたシンガポールにも有ったけど、内容はジャーニーの方が若干良い。
 
誤解のないように・・・・日本食糧店も料理店もありがたい存在です。
ここよりも美味しい食材が手に入りにくいシンガポールでは更にそう思ってました。
そして、単身赴任の駐在員などにとっても、
故郷の食をまかなってくれるこれらには
単にすきっ腹を埋めるだけの食事以上のものがあると思います。
 
戻ってジャーニーでは、特に時々掲載される「往く」シリーズ
(いろいろな英国の歴史的な場所・・・・に絡めて食の案内もしてくれる)は
この前も「マーロウ」行かせて頂きましたし、
今回も、「オッケデン・マナー」というおフランスのお星様が1個ついている
マナーハウスのレストランの紹介記事は面白かったです。
 
ただ今回は、編集部の使命と称して
日本人の視点から見た英国の美味しい店を紹介せねばならない」というくだり、
そして、£70もするランチ
      (実際にはもっと安いセットも有るとちゃんと書かれているし、
      毎日こういうとこに行けとは書いてないが・・・)
 
「これなら自信を持って日本人コミュニティに紹介」ウンヌン・・・
駐在員婦人の集まりや家族たちが集う光景が浮かぶ」ウンヌン・・・・のくだりには
 
うーん・・・・・
・・・・・・・・・・
 
「駐在員」(というか「駐妻」)のイメージも読者層も、
どうも偏って固定されている感が否めませんでした。
と感じるのは、コミュニティがよく解ってない初心者の私だけ??
(駐妻だけど・笑)
てか・・・・小声で・・・プロパガンダされてない??

まあ、実際こういう生活をしている方々も大勢いるので、
(しかも様々な理由から、日本にいる時より優雅)
マスコミ・大衆紙の難しさを感じてしまいました。
というより、この場合、最多読者層に左右されるのですね。
ターゲットに読んでもらわないとしょうがないわけだし、執筆者もツライとこか(?)。
いや、単にアンタ(私)が最多層から外れているだけ?でしょ、
と言われそうだ(笑)
 
それでも来週のジャーニーもまた、こっそりと楽しみにしています(笑)
 
さて、そんなことを書き捨てながら、今回私が紹介するランチも
そんなに安いわけではありません(爆)。
 
ちなみに、いい機会なので書いておくと、私がロンドン市内(やや郊外かな・笑)で
一人ランチする時の相場としては£5(円高レートでだいたい600円前後)を目指しています。

これはオットが会社で取っているケータリングの日本食弁当の価格と同じですが、
ロンドンでは、カフェで、しかも美味しくそれをやるとなると
かなり限られてしまうほど安い価格です。
 
でも、出来る。
但し、ど真ん中(都心)では£8目標、£10かかってしまうときも多々ありますが。

はたまたいつぞや、ロンドン現地で就職したという(日本人経営の)不動産屋の
独身のおにいちゃん(日本人)は、
「(昼食に)ボクは£5も出せないですよ」と言ってました。
 
正直言うと、渡英当初のお気楽駐妻(私)はそれを聞いたとき、
「£5って高いかなぁ?、何も買えないじゃん」などと思ってしまったのですが、
今はこの言は、特に若いロンドナーのアベレージ(というか多層)なのではないかと思います。
(ちなみに、£70以上のランチを毎日とれる人もこの国にはわんさかいます。
日本人駐在員の、お金持ちレンジの人たちともケタが違います。)
 
ということで、とりあえず、ランチランチ(笑)。
 
正確には「BIGHAM」ホテルのメイン・ダイニング。
なぜここかというと、たまたま近くに用事があり、
バイブルの「THE GOOD FOOD GUIDE 2011」でクッキングスコアが5だったから。
ちなみに10点満点なるも、5というのはかなり高得点で、
これを超えていればまあまあ、大きく期待を裏切られることはないのです。
そもそもこの本を結構信頼しているってのもあるけれど。
(間に合っているので英国ではミシュランは見ない)。
 
土曜日はセット3コースで£26、これに12.5%のサービス料で
日本円にすると約4000円てとこでしょうか。
全て3~4種類から選べたと思います。
 
イメージ 1
ポテトピューレに下はポーチド・サーモンのリエット風
↑どちらもこの国ではスーパーで買えるレベルの味・・・
少し塩辛くて、残念。
ちなみに、自家製のブレッドはサワードゥではない。味はフツウに美味しい。
 
イメージ 2
オーガニックサーモン、フェンネルガリ風、
ロッコリとバジルのピュレとマテ貝(の親せき)
 
↑これは美味しい!半生の、これでもポーチ・ド・サーモンです。
養殖なのに全く臭みなし!○○ドン先生のとこのより美味しかったぞ(笑)。
最初見たとき、「足りないっ!」と思ったが、やっぱり足りなかった・・・
もっとください!(笑)
 
イメージ 3
うずらのロースト、
ブラックプディングとヘーゼルナッツのクランブル
セロリアクのピュレとヘーゼルナッツソース
これも秀逸!なんてたってうずらが、やわやわ!
ソースは多少薄味だけど、美味しい!
 
イメージ 4
豚バラ肉の煮込み、照り焼き風
カリフラワーのピュレ、イカのソテーとチョリソースパイスはちみつソース
これも美味しかったです。
イカもとても新鮮。火の通し方も完璧。
でも、これがあるために豚バラ煮込み・イカ焼きのタレがけ、みたいになってしまった・・・
(それはそれで美味しい・笑)。
もーちょいだけ外カリ、中フワだともっと美味しかったな。
 
イメージ 5
熟成パルメザンリゾット、シェリービネガージェリー、トリュフのソース
↑・・・・と書いてあるが、トリュフの香りはせず、
トランペット茸に代わっていたような気がするのは気のせいか?
でも、とても美味しかった。シェリービネガーのジェリーもビンゴ。
 
イメージ 6
フィグ(いちじく)のパルフェ
プラムのソルベといちじくのカラメライズ
パルフェってヌガヌガッとしてあまり得意ではないのですが、これは美味しかった。
ちようどいい甘さ、少しスティッキーなるもちょうどいい食感、です。
 
イメージ 7
メディチョコ(イタリア有名チョコ)のタルト、
オレンジのシャンテリー、ブラッドオレンジのソルベ、ココアチュイル
↑これも私は美味しいと思ったが、
チョコ中毒のオットにはあと一歩だそうな。生意気な(笑)
 
イメージ 8
デセール、お好きなだけどうぞ。
↑コーヒー(別料金、一人£4)を頼むとついてくる、小菓子。
でも、コーヒーは(どこでも)お世辞にも美味しいとは言いがたい。薄いイギリス・スタンダード(笑)。
ミントチョコはフレッシュミントが使われていて美味しかったけど、
うーん、どれも「もう1個!」とは行かない・・・・。
 
以上でひとり4400円くらい。
ここはテムズ川沿いで夏にはテラスが開放されるので雰囲気ありそうです。
イングリッシュ・ブレックファーストをここでとったらなんだか、ステキそう?
(高いみたいだけど・笑)
ホテルとしても外からは隠れ家風になっていて
(だから駐車場がわかりにくいんです。ホテルの目の前の高台にあります。)
派手さはないものの、プチ・セレブな感じに洗練されています。
 
イメージ 9
このピーター・シャム通りは、
おしゃれで美味しいカフェ、ピーターシャム・ナーサリーも有ってなかなか使えます。
さすが、セレブの街、リッチモンド
 
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