いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

The Glasshouse(ロンドンKew bridgeに有るフレンチ)

キューブリッジの駅前は私が好きな界隈のひとつ。
こじんまりですが、かわいいカフェ、なかなか使えるレストラン、ベーカリー、
雑貨屋さんなどがまとまっています。
 
今日ご紹介するのは、そこにある
連日満席のフレンチ・レストラン、The Glass Houseです。
若きヘッドシェフはあのロンドン・フレンチ界の巨匠、
Michel Roux Jrの下(ガブロッシェ)での経験も有る、実力派だとか。
モダンな店構えからはなんとなく敷居が高い感じもするけれど、
ランチはとてもリーズナブルで、サービスも良く、何より美味しかったです。

短い英国滞在中に何度も行こうと思わせるレストランとしての
チェック(ハードル)は我ながら厳しいけれど、ここはまた来たいな、と思ったくらい。
 
さて、お昼のスリー・コース £27.50です。
 
前菜① うさぎのパロティン、クリスピーパンチェッタ、
プルーンピュレ、ツブマスタードのソース
 
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うさぎの肉を筒状に巻き、ハムのようにした前菜。
すこーし癖がありますが、プルーンのピュレソースやクレマ・フレイシュ系のツブマスタードソースが
それをうまく消してくれてます。見た目も正統派のフレンチでとてもきれい。
 
前菜② カレイのポーピエット、サーモンと蟹、半熟卵のソース、
キャビアクルトン
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プレース、とは、イギリスのカレイのこと。
カレイは他にレモンソール(ソールだけど、カレイ)、ダブ、等がありますが、
レモンソール>プレース>ダブ、の順に微妙に味が良いかな。

ポーピエットとは、薄い魚や肉の身でムースを包み、
(この場合)蒸し揚げたフレンチの技法のことで、・・・上、一見にしかず。
正直、あつあつで運ばれてきた際に少し魚臭さがありました。
(というか、逆に欧米人のほうがこの辺感じたのでは?)
でも、食べてみると臭みはなく、質のいいプレースの身とフワッフワのサーモンと蟹のムース、
そして半熟卵に揚げたてクルトンキャビアと、なんか全部混ぜるととても美味しい↓。
 
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特に女性には、こういう凝った感じの複雑な味がウケますよね(笑)、見た目もきれいだし。
前菜としてはボリュームたっぷりだったけど、
トゥーマッチだった揚げパンを半分残し、あとは一気にご完食。
美味でした~♪ふふふふっ
 
けど、
 
卵のカラが一片入っていたのは、、、、ご愛嬌だね(笑)
 
メイン① かりかりポーラック(タラの1種)、ソースブリッド、
ミニズッキーニ、マテ貝、ムール貝とアイヨリ
 
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タラのパートフィロ包み焼きに、ブイヤベースと起源を同じくする
ブリッドソース(魚出汁に卵黄)そして、アイヨリと絶妙な火入れの貝たち、小さい海老も入ってた。
少々オーバースペック?な気もしますが、全ての材料が新鮮で質がよく、美味しかったです!
これもボリュームたっぷり。
 
メイン②子牛のレバーグリル、じゃがいも、にんじんの付け合せ
アンチョビバターソース、ベーコンとオニオンリング
 
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オットのゲーム(ジビエ)好きをとやかく言えない私、
何を隠そう、レバーズキです。メニューに有ると殆んど頼む。
他にラムが有るときはどっちにするか多いに迷う(笑)
実は意外に保守的な夫婦なのね(笑)。
 
レバーは焼ききってしまうと最悪なので、ミディアム・レアでお願いしましたが
こんなに良い素材ならレアで良かった・・・。
とてもヤワヤワで上質なお肉に、ちょうど良い味のソース。
本当に過不足無くて秀逸、美味しかったです!
でもなぜこの上にオニオンリング??という感じもするけど(笑)
肉が大変美味しいので、これもベーコンも要らないと思いました。
 
さて、英語でメニューを勉強するようになって気づいたことのひとつなのですが、
子牛を表現するにも、VealとCalfが有って、違いは何かと調べたら、
Vealは子牛肉を指しCalfは子牛そのものを指すのですね。
なので、Veal's Liverとは書かないわけです。
そーいや、ビーフ(実は元フランス語)は牛肉、牛そのものはカウ(牝牛)、だわね。
なーるほどぉ!
 
デザート① ビターチョコのタルト、ハニーコム(巣)、ミルクパルフェ(アイス)。
 
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ほんとにビターで濃いとろーりタルト。
私なら半分でリタイアのところ(多分)、チョコ星人のオット的にはペロリ、あっという間に・・・
ロンドン中で食べられるポピュラーなチョコレートタルトもそんじょそこらのものとは違います。
 
デザート②ラム・ババ
 
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下戸のくせにラム・ババが大好き。今回も酔っ払ってました(笑)
(昔昔のレトロなケーキ、日本の「サバラン」に似ているからか?笑)
そして、シャンティリー(シャンティー)クリームも大好き。
ピーチも今が旬。少し苦味があったけど、酸味が甘いババとよく合ってます。
もうお腹いっぱいだったけど、これにはご完食させる力強さ?が・・・(笑)
 
以上、これで£27.5(現在円高、\130.-でも\3,575円)は
非常にリーズナブルだと思います(これに12.5%のサービス料とられますが)。
当日の朝の予約で入れたけれど、この日も満席。
場所柄、ロンドン中心部ではあまり見かけない(笑)おしゃれなお客さんも多い。
ちなみに、予約は電話のみです。
 
こうなると、Bruce Poole 氏率いる2011年のミシュランひとつ星
ワンズワースにあるこの店の姉妹店(てか、こっちが親分)「Chez Bruce」
そしてチズィックにある同じくひとつ星の「La Trompette」とともに大変興味が出てきた(笑)。
機会を作って行ってみます。(まずはランチでね・笑)。
いすれもロンドン中心部でないのでC/Pについては期待出来そうですが、
同じように高いかどうかは、行ってみてのお楽しみ。
 
でも、旅行者であってもこの店の近くにあるキューガーデン世界遺産なのでついでにでも、
また、駅前で車が無くても行くことが出来ますので
もろもろと胸張っておススメ出来るレストランです。
 
近くにあるオーガニックの食材ショップです↓、かわいいしょ♪
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