いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

とんがりキャベツとファゴット

英国人のごはんになくてはならないモノシリーズ
コール・スロー(サラダ)があります。
 
美味しいものもたまにありますが、
多分トラディショナル&ティピカルなものを初めて食べると、
・キャベツが白くてめっちゃカタイ・・・
・期待以上に甘くてなぜかねちょねちょしている・・・納豆?・・
・よく見ると千切りではなく、乱切り(笑)
       (千切りって決まってるわけじゃないにしても・・・)
という、○ンタッキーフライドチキンのコールスロー以上の
違和感(←いや、こっちは慣れているか?・笑)を感じます。
 
こっちではほとんど日本食を作らないのですが、
それでも、街でキャベツを見つければ
日本人としては、トンカツの恋人、千切りにしたくなる
というのが心情というもの。(んなの、ナイって?笑)
 
それで当初は白キャベツを買って、
味もしないし硬いし、キャベツじゃなくて、芯だ、コレ?!、(笑)
うーん、と、失敗?した経験をお持ちの方は、多いのでは・・・・。
 
でも、英国にも日本のキャベツと同様に使えるものが
ちゃんと有ったんですねー。
それが、とんがりキャベツこと、Pointed cabbage とか
Caraflex Cabbageとか言うものだそうで、ちょっと調べたら、
「甘く柔らかい」というのが定説なのね。
 
でも、外見は、こんな↓
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ちょっと二の足踏むでしょ?
 
でも、実は日本の一番美味しい季節の春キャベツに近く、大変重宝なのでした。
 
トンカツの恋人以外の、さまざまにも使えます。
 
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さっと蒸してロールキャベツを作るにも柔らかくて巻きやすい。
 
こっちではひき肉、玉ねぎとかでタネを一から起こさなくても、
どこでもフツーにいろんな味の生ソーセージだの、
スタッフィング(味付けひき肉)だの、
肉100%の生ハンバーグだの、が安く手に入るので、
簡単にロールキャベツとか、凝ったふうな料理が出来ちゃいます。
 
今日は、ファゴットという、
「豚肉と、その内臓(主にレバー)を使ったミートボール」の生を
使って巻き、トマトソースで煮ました。
 
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↑こういう手抜き系のお肉ものがたくさん有って、便利
日本に帰ったら、まず生ソーセージが手に入らないことを嘆くと思われる・・・・
ラクするとアトがつらいね(笑)
 
このレバー入り肉団子、イギリスの伝統的な食べ物だそうです。
きっと、お肉を隅々までムダにしない、
身近なパン粉を入れて安くても満足するものに仕上げる、
などの食文化的背景があるのでしょう、
確かに少し独特の味がありますが(レバー嫌いには無理かも?)
柔らかい肉団子、という感じで私はキライじゃありません。
 
でも、ファゴット自体オイリーなのと、臭み消しとコク足しも兼ね
ベーコンが巻かれているので、煮たあと一度冷まして脂を取り除くなどの
工夫を余儀なくされますが、それは生ソーセージダネでやっても同じ。
手を抜く分、手をかけなきゃいけない面も出てくるのよね(笑)。
 
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↑脂を取って、シングル・クリームをかける・・・モクアミ??(笑)
 
おまけ
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それでは皆様、楽しい週末を!
 
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