日本は今日、春の嵐(それもとんでもない大嵐)に見舞われているようで、
どなたもどうぞお気をつけて下さいませ。
さて、ちょっと前の話になりますが。
私が新鮮なお魚を手に入れるのは土日ならファーマーズ・マーケット
(に遠方の海のほうからやってきてくれる魚屋さんのもの)
平日なら毎度お馴染み?、スーパー・モリソンズ様、たまに近所のフィッシュ・マンガ(魚屋)、です。
モリソンズは安いけど、確かにナカナカ選ぶ目も必要(笑)的なとこも否めないですが、
それが出来れば、同じものを買ってもウエイトローズ(高級スーパー)の半額(!)で済むし、
魚に関しては全然上。
(ウチの近くのウエイトローズは大きいクセに平日の魚売り場は×××
渡英当初は、このスーパー(の別の支店)ばかり行き、
「あーあーあー、これからこういう魚生活が始まるのかぁぁぁ」と嘆いていた・笑)
で、本当は午前中に買い物に行くのが望ましいのですが、なかなかそれも叶わないので、
まあ、行ったときにまずはその日の魚コーナーをチェック。
そして、それにあわせる副菜を野菜売り場で考え始めるのですが、
これは、鮮度を保つために魚を最後にカゴに入れる、という順序でもあるわけです。
でも、たまに
「あのまるまるとした奥から2番目のサバ、先に買われたらどうしよう・・・」
「いや、今、周りには金髪しかいないから、まだ大丈夫だろう」
(↑白人は魚がわからないとバカにしている・・・・・・・・・・冗談よ)
「あ、あの中国人のオバハン、、あの眼光はなんか、知ってそうっっ、ヤバイっっ!?」
てな感じで野菜売り場にいる間も気が気じゃありません(笑)。
私のサバ、私のイワシ、私のカレイがぁ~~~(って安いものばっかり・笑)
心臓に悪いので(笑)、どうしてもラングスティンを仕入れたかった先日、
「とにかく先に確保しとこう!」
と小走りしたその矢先、本当にタッチの差で、なんと大変めずらしいことに
日本人男性が私の前にっっ!!
平日にこんなとこで、しかも日本人男性で、
しかも「ラングスティン」を12尾も購入した貴方は、もしかして、プロっ??
いや、そんな感じでもないけど、、、、
ともかく、・・・・・・やられた・・・・・_| ̄|○
彼は私のことは知る由もないわけですが、私は絶対(顔を)忘れない(大笑)。
貴方をモリソンズでまた見たら、絶対に先に買ってやるからっ(怖)。
(てか、午前中に買いに行けって・笑)
でも、そこで引き下がってはいられません。
12尾買われて既に2尾しか残っていなかったのを指して
モリソンズのやる気のないあんちゃんに、「これ、今日こんで、もー終わり?」
と聞くと、案の定、一旦は「ウン、もうナイと思う」と即答(うそつけっ)。
でもその日はめずらしく、私に
「んなこたぁないでしょ?、冷蔵コに入ってない?!(見てこい)」、
(↑実際はこんな流暢な英語ではないが、言うことは言う・笑)
と命令される前に(笑)自分から思い出した様に、
10尾ぐらいずつパック詰めされた(同じ新鮮な)ものを2個、奥から出してきてくれました。
(殺気に恐れをなしたか?笑)
ラングスティン、は日本ではイタリアンなどでおなじみ、「手長海老」のことです。
なので私の中では「スカンピ」(伊)とインプットされていたのですが、
英国では仏語のLangoustine「ラング(ゴ)スティン」と言うのが一般的なようです。
北東大西洋でよく獲れるため、スコットランド産のものが多く出回っていますが、
昔それがアイルランドのダブリン港に多く水揚げされたために、
「ダブリン・ベイ・プロウン(ダブリン港の海老)」とも呼ばれているそうです。
小さく、その形状からも、淡水のザリガニ(Frashwater crayfish)とも混同しますがこっちは海生。
立派に、ロブスターの仲間です(ノルウエイ・ロブスターという別名も持つ)。
タイガーなどのフツーの海老の形状を思い出してちょっと違和感もあるのですが、
こう見えても海老ちゃんなのですね。
モリソンズは、だいたいいつ行ってもこのラングスティンを買うことが出来ます。
ちょっと小ぶりですが、冷凍ものではなく、生!
もちろん、活きてはいませんが鮮度もまあまあ、一応耐えられます(笑)。
(でも、現地で食べたら、きっと別物だろうと想像している・・・
・・・いつかスコットランドの港で食べるのが夢・笑)
■ラングスティンとセロリの蒸し煮
↑確かに形はロブスター
■材料
ラングスティン
セロリ
パセリ
にんにく
白ワイン
オリーブオイル
■作り方
オイルでにんにく・セロリを少量の塩(モルドン)で炒めてから海老を投入、
白ワインでフタ、その後は最長4分(!)。
↑木のスプーンで汁とセロリ・にんにくと殻をむいた海老ちゃんと一緒に! うーむむむむ、甘いっ
↑頭は捨てずにダシを取り↓
↑フィデウア(スペインの、パスタで作るパエリァ)風
これにしても、ムール貝にしても、シーフードって二度美味しい♪が
簡単に出来るので、お得感ありますよねっ。