いつでもどこでも美味しい暮らし

食オタク主婦ブログ

チョコのトルテ(ミュンヘンの摂政王子ケーキ)

英国スイーツではありませんが、ここしばらく番外編。
 
皆様、明けましておめでとうございます~。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます~!
 
・・・の前に、メリークリスマスも書かず、長々ドイツ放浪に行っとりました、ウメ子(とポチ)、
昨日無事、霧で一時間遅れのヒースロー空港に帰り着きました。
 
初めてのドイツ(しかも南部だけ)、それも三週間に満たず。
なのに、ドイツ人って、気が利かない?、不親切?、暗い、言い訳ばっかし?
まじめ・・・・・・なのか??という印象を抱いて帰ってまいりました。
その反動で、普段の、超いいかげんなイギリス人に対するネガティヴな印象はどこへやら、
イギリス人って(ドイツ人と比べて)、
かなり親切(特に男性)だし、ラテンほどじゃなくとも、もっともっと明るいし、優しいし・・・・・。
 
ああ、イギリス人っていい人たちだよなぁ~~~~(大笑)。
 
しかし、なつかしい?ヒースローからの地下鉄で。
 
1. ホームの電光掲示板、
「(旅行者の皆様)、今度のはセントラル・ロンドンへ行く電車です。」と表示、
 
2.来た電車自体の先頭表示は「ヒースロー行き」(真逆だよっっ・)、   
 
3.乗ったら乗ったで、車内放送は
「これは(5駅ぐらい行ったすぐそこの)途中駅で止まりますっ!乗り換えてね~」で、
 
どれ信じりゃいいんだよっっっっ。(今回の正解は3でした。)的な、
 
ああ、まさに、ここはイギリス・・・(笑)。
 
当然いまやウメ子もポチも迷うことはありませんが、
海外旅行から帰ってきた目で改めてこの国'S WAYを見るに、
「イギリスへ来た(まともな国?からの)旅行者はほんと困るよなぁ・・・・・」、
と思わざるを得ませんでした。
(ちなみに在英人的には、すべてよくあることなので、これで途方に暮れることはありません。
てか、気づきもしません。笑)
 
ちなみに、それと比べると(?)ドイツの鉄道はすごいんですよっっっ。
聞いてはいましたが、ちゃんと時間通りに発着する(した)んですよっっ!  
一部「乗り換え時間4分」、のところ、心配していたのですが、
ちゃんと乗れたんですよっっっ!!(by 鉄子・笑)・・・この話題はまた後日(え?要らない?笑)。
 
ということで、本日は、ミュンヘンのチョコレート・ケーキをご紹介。
ドイツのケーキなんて、(日本では)超有名どころ?のバーム・クーヘンと、
ブラックフォレストケーキ(あの、クリームとさくらんぼとチョコスポンジのふわふわのやつね)
あとは~そーねー、チーズケーキぃぃ??・・・・・・ぐらいしか知識がなかったので、
おおっ、さすがウイーンに近く、美味しいのあるじゃない~~~~、というところを。
(てか、そもそも日本人に好まれるものが多いです、イギリスケーキよりはるかに・爆)
 
さて、そのケーキ、その名は、
プリンツレゲンテントルテ(Prinzregententorte)といい、
今でも覚えられないし、言えたところで舌噛みそうなんですが、
初めて見た瞬間、他のどれよりも美味しそう、と(そういうところだけはカンの働く)ウメの
想像通り、とても美味しかったです。
しかも、バイエルン地方を代表するといっても過言ではないほどの
19世紀からある有名ケーキだったらしい・・・。
(類似しているのでウイーン名物・ザッハトルテと比較されることもある。)
 
イメージ 2
↑ミュンヘン老舗のカフェハウス「ルイトポルト」のもの。
買ってきてホテルで撮ったため、少し溶けちゃってますが。
 
ちなみに、ドイツで食べたこのザッハ・トルテは激、激、激甘。
ウメもポチ(←チョコ星人)も一口でゴメンナサイ。
 
ありゃ、「テン」が1個多い・・・・(爆)。
 
この、プリンツレゲンテンという舌を噛む単語は、英語/日本語にすると簡単で
それぞれ「Prince Regent」「王子・摂政」なのでした。
当時のバイエルン王国の王様に仕えた、摂政王子ルイトポルトさんを指しているんだそうです。
(自身も王の子だが王にはならず実権を持ち、のちにその子供は王になる)
 
とても人気があったらしく、実際ミュンヘンのあちこちでルイトポルトという
通りや公園、ホテルやカフェにこの名前が使われてもいました。
このケーキが上記カフェの「ルイトポルト」に有ったのも、
当たり前と言えば当たり前、むしろなきゃいけないものだったのですね。
 
あの白鳥城(ノイシュバンシュタイン)で有名なルードヴッヒ二世のおじさんに当たる人物でもあり、
この王亡きあと摂政となり、その時(1886年)に当時のケーキ・マイスターが
捧げたものらしいのですが、実際には宮廷料理人(王の個人的シェフ)のRottenhoferという人物
(ジョン、カール、ジュリアスという同一苗字の3名が居る!)が作ったとも、
いやいや他の人物が考案したとも言われていて、要は確かではないらしく(よくある話だよね)
(←以上、現地雑誌情報に寄る・笑)、、
そのうちの一人?エルプスホイザーという人が
ミュンヘンにお店Konditorei Erbashäuser
を構え、今でも元祖を名乗っているとか(本当に宮廷菓子職人だったことから信憑性があるが、
欧米の料理人なら今でもパティシェ仕事までこなすのが当たり前なので確証にはならない)。
 
(というもろもろを帰ってきてから知ったので、この菓子屋には行けなかったけど・涙)
 
基本は上質なチョコ(&バター&ナッツ)・クリームと、ビスキュイ(ケーキ生地)の7層
(当時バイエルン地方の7地域を指す)、
周りはすべてチョコ(確かにザッハ・トルテのよう)でおおわれていますが、
それほどナッティでも、アイシングっ気も強くはなくて、くどくないので
甘いものは苦手な私でも2個はイケる(どこが苦手?笑)、という感じでしたが、
うわさによると上記老舗のものはビスキュイのほうにも
ナッツが使われているとかでお店によっても多少違うようです。
 
 イメージ 1
↑こちらも老舗のカフェハウスWoerner'sのもの。
これも美味しかったです。
チョコクリームが白っぽくてまろやかなんですね。
でも、これでは「七域統治オメデトウ」にならないのではないでしょうか(笑)
(実際にはこの七層は必須ではないみたい。)
ちなみにこの菓子屋ならば、ミュンヘンの空港でも見かけました。
 
イメージ 3
↑ザッハ・トルテ、一口。あ、あま・・・・。
とりあえず小さいけど。
 
イメージ 4
↑再度カフェハウス「ルイトポルト」の「プリンツレゲンテン・トルテ」
 層はキレイな7層でした!
ここ、料理も美味しかったよ!
 
ちなみにドイツ語では、
トルテ=いわゆるケーキ、ガトー(クリームとか使ってるもの)
クーヘン=焼きっぱなしのもの
というおおまかな区分けらしいです。
たとえばチーズ・ケーキは「ケーゼ・クーヘン」、
バーム・クーヘンは「木のケーキ」、
ブラックフォレスト・ケーキは「シュバルツヴェルダー(黒い森)・キルシュ・トルテ」というように。
 
隣国オーストリアを知らないのでなんとも言えませんが、とにかくものすごい種類の
ケーキ、ケーキ、ケーキ、ビックケーキ!に圧倒されました。
 
ウメ子、歴史の成績は悪かったけど(てか、他もか・爆)、
調べることはとても面白く、本日もケーキの歴史からバイエルン王国の系譜(笑)にまでたどり着き、
ルードヴッヒ二世と一時期仲良しだったともされる、あのエリザベート皇后も出てきてしまって、
ヨーロッパの歴史はやっぱおんもしれぇろい~~!
 
となったかと思うと、
 
ミュンヘンのセリプリティ・シェフのオットー・コッホ(レストラン181)という人が、
スパイシーに味付けしたマッシュルームをクレープで包み、
トリュフとマデラのソースで「偽せプリンツレゲンテントルテ」(こちらは料理)と称して
供しているらしい、とか、
 
いろいろな情報が一挙に覚えの悪い頭に入ってきて、
またまた相変わらず時間が足りなくて困っています(笑)。
 
てか、2回目の洗濯が終わったようなので、とりあえず干してきたいと思います(爆)。
(忘れてたが、主婦なのだった・笑)
 
ではでは、こんな超つまらないためになるブログ(笑)ですが、皆様
本年もどうぞよろしくお願い致します。
(読み逃げ歓迎、オタク部分スルー歓迎、突っ込み&罵倒なお歓迎・笑)
 
お読みいただき、ありがとうございました~!
 
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