「アジアの美味しいもの」という書庫を開いたとき、
日本でも既に余りにも有名なものは省こうかと思ったのだけど、
やっぱり、市民権を得てその地位を築いている
メジャーなものは理屈抜きで美味しく、
私ごときもぜんぜんご多聞にもれていないので
パッタイ、フォー、・・・と続きましたが。
今日はちょこっとマイナー。
(それでも探せば
あるところはあるみたいです。(日本で))
でも、自信を持ってご紹介(?!)
■タイのビビンバ、みたいなごはんものです。
■中心にガピという海老のペーストで炒めたごはん、
■その周りとか上にタイの醤油・生姜・にんにくなどで
炒めた甘辛いソーセージ(の小さく切ったもの)、
青パパイヤ(又は青マンゴー)の千切り、玉子焼き(錦糸卵風)
パクチー(香菜)、砕いたピーナッツ・干し海老、
マナオ(ライム)、ホムデーン(赤玉ねぎ)、
赤・青唐辛子のみじん切り、生のいんげん(のみじん切り)
きうり(添え物)、
などなどがセットされる。
■韓国のビビンバのように命かけて(?)は混ぜないけど、
もう一枚の写真のようにさらっと混ぜ混ぜして食べる。
(クルックというのが、まさに混ぜる、という意味らしく、
カオはごはんですから、そういう意味でも
ピピン・パップ(混ぜる・ごはん)と同じですね。)
これ、肉の甘辛味とパパイヤやライムの酸味、甘み、
パクチー独特の風味と唐辛子のピリ感覚で、
好きな人は病みつきになると思います。
(当然、私は病みつきでした~。)
ただ、店によってはやっぱりバラつきが有る。
肉の味が濃すぎたりガピが効いてなかったり。
また、肉の部分は、鶏肉や豚の煮込みになるところも多いです。
でも、いろいろと混ぜるので大体ごまかせる。
そういう意味ではパッタイより当たり外れは少ないと言えます。
日本で作ろうと思うと、青パパイヤの入手が難しいし、
手に入ったら入ったで「ソムタム」(パパイヤのサラダ)を作る
のが先になってしまうし、これもなかなか再現できないものです。
(なんでも現地が一番でだけどね。)
でも、アイディアは頂きで、
例えば、甘辛鶏肉煮と金糸卵、パクチーなんかを
干し海老とにんにくを使って作った炒飯に乗せ、
上からライムを搾って食べる、なんて応用は出来ますし、
美味しいですよ(オススメ)。
それからタイでは、野菜を生で食べるのが基本。
もやしでもいんげんでもニラでもなんでも
日本人ならなんらか火を通して食べそうなものも全部、生!
いんげんの生に最初は驚いたけれど、タイ人に言わせると
「なんで茹でるの?」だそうな。
そーいや欧州なんかでは、カリフラワーを生で食べるし、
反面フランスではいんげんはクッタクッタになるまで茹でるし
(栄養無いよ・・)・・・・さまざま。
タイ料理はつくづく、甘い味と辛い味、それに酸味を
うまく調和させるなぁ、と本当に感心します。
また、東南アジアでは良く熟していない果物(青いバナナとか)を
料理に使いますが、南国フルーツは甘ーいイメージがあるもの、
果物として輸入し始めた日本人的には全く面白い感覚ですよね。
日本でも柿やりんごがたまに登場しますが、
全く熟していないそれらを使った郷土料理なんか存在する(した)のでしょうか?
興味あるところです。
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